山梨・長坂「翁」へ行く。
蕎麦打ち名人と呼ばれている高橋邦弘さんという方がいて、
その方が自家製粉に取り組んだ最初の蕎麦屋が山梨県の山奥にある。
蕎麦好きの方に連れてきてもらって、その蕎麦屋「翁」へやってきた。


本当に周りには山と田んぼしかなく、
空気が澄んでて、とても静か。
周りには駅も停留所もなくて、車でしか来れないような場所。

店内も華美な装飾は一切なく、すごくシンプルで、静かな店内。
せっかく遠くまでやってきたのだから、
蕎麦のことだけ考え、蕎麦とだけ向き合って、と言われているような感じ。


メニューも本当に蕎麦だけ。
天ぷらとか、サイドメニューとかもなし。
せっかくなので、ざるそばと釜揚げ田舎そばの2種をいただく。

まずは、ざるそばから。
辛味大根と、わさびと、白ネギ。
究極に引き算され、蕎麦だけをしっかりと味わうような感じ。
風味も、茹で加減も絶妙で確かに美味しかった。



次に、釜揚げ田舎そば。
温かい蕎麦を冷たいつゆにつけていただく。
太くてコシがあり、甘味があって、蕎麦の味をしっかり感じられるので、
ざるそばより、個人的には田舎そばの方が好きだった。


自分もそうだけど、なかなかこんな場所まで来る機会はないかと思うが、
近くにサントリーの白州の工場と博物館があるので、
見学ついでに、蕎麦が好きな方は立ち寄られるのはいいかも。








■「翁」
http://yamanashiokina.com/