代々木上原「Celaravird セララバアド」へ行く。
春夏秋冬で必ずお邪魔している大好きなフレンチファンタジスタ、
「Celaravird セララバアド」で秋のコース。

オープンからお邪魔していてもう何回目の秋コースになるのか、
さすがに毎年何回もお邪魔していると、
仕方がないことなのだが、コースの流れや内容が被るところがある。
今年の夏のコースは比較的昨年のコースと被るところが多かったが、
今回の秋のコースは去年の秋と違う料理が満載で楽しかった!
本日も橋本シェフ目の前のアリーナカウンター席にて。
千葉県木戸泉酒造の、
樽薫の付いたブランデーのような日本酒をいただく。
初めて飲んだが、すごく美味しい食前酒。


本日のメニューは、この落ち葉の中から拾う。


カウンターの特別席2席は、
セララの料理アートの過程が目の前で見れるので楽しい。
まず1品目は、紅葉に見立てたグリッシーニの枝に、
和歌山県産豚ハムを巻き付けたもの。




2品目は、スパークリングマスカット。
マスカットのシャンパンを二酸化炭素でエスプーマにしたもの。
口の中でマスカットがシュワシュワする不思議な食感。

3品目は、カンナくずに見立てた根セロリ。
根セロリを薄く削って、食べられるカンナくずに!
中にはクリームチーズとフェンネルの香り。

4品目は、森の朝。
秋のコースの名物の1つで、
朝もやをイメージした森の香りのするドライアイスの中に、
アボカドやピスタチオのムースを液体窒素で固めて苔を再現。



ペアリングのドリンクは、
松の葉のシロップとジェニファーベリーを浮かべた
スパークリングドリンク。

5品目も秋のコースの名物、落葉の森。
秋の森の中でトリュフを探す豚を再現。
黒いトリュフに見立てたものは豚耳などを使った
トリュフ風味の揚げたてコロッケ。
巨峰に見立てたものはフォアグラと砂肝。
見た目にもかわいらしいだけでなく、味もちゃんと美味しい。





去年との違いとして、さらに濃厚なキノコスープがセットに。
このキノコのカプチーノ仕立てのスープが
めちゃくちゃ濃厚で、香り良くて、美味しかった!
セララバアドの天然酵母絶品パンともすごく合う。


6品目は、秋の新作で、白イカと茸を使った料理。
柔らかい白イカの中にギッシリ茸が詰まっている。
ソースは魚介から取った濃厚なビスクソース。
かなり好みの味で、めちゃくちゃ美味しかった!!



ペアリングは、バラとぶどうのジュース。
バラとぶどうって、こんなに合うんだなあ。
お姫様になったような気分になれる香りのジュースで、とても美味しい。

7品目は、有明産の穴じゃこ・マジャクを使ったフリット。
ソフトシェルクラブのように殻が柔らかいので、
そのまま頭から尻尾までバリバリ食べれる。
付け合わせは酸味のあるマンゴーのマリネ。


8品目は、丹波黒鶏の瞬間燻製。
藁を使って瞬間的に燻製をかけたもも肉と胸肉。
お皿の下にも燻薫が入っていて、
ほおずきで穴に蓋がされてて、それを外すと食べれる間も
藁の煙が出てきて、いい香りが楽しめるようになっている。
丹波黒鶏、柔らかくて、すごく美味しいー。



ペアリングは、人参とオレンジとパッションフルーツのジュース。
下にコブミカンの葉がついてて、ちょっとアジアンな香りに。

9品目のメインディッシュは、静岡県のセレ豚。
コクがあるのに脂身が少なく食べやすい豚肉。
いつものメインはソースでフレンチ風が多かったが、
今回は最初からソースに付けてあって、
和食の生姜焼きに近いというか、ご飯が食べたくなる味だった。



ペアリングは、シティーワインと呼ばれる
江東区清澄白河で醸造しているフジマル醸造所の赤ワイン。


10品目のデザートは、どんぐりのアイス。
栗で作ったパリパリのシートを壊すと、
中からやさしい甘さのどんぐりアイスとカカオのムースが出てくる。



11品目は、小菓子の盛り合わせ。
松ぼっくりに見立てたアーモンドとチョコレート、
栗のマドレーヌ、あんぽ柿のマカロン、オリーブのグミなど。
一煎目と二煎目の違いを楽しむハンドドリップした日本茶と共に。
秋のコースも満喫させてもらった!!





■「Celaravird セララバアド」
http://www.celaravird.com/