金沢「かっぽう居酒屋 水魚」へ行く。
金沢の夜は意外と早い。
これは寒い国あるあるなのか、
東北に行った時も夜遅くまで寒くて飲んでられないのか、
軒並み閉店時間が早くて、チェーン店を除いて
夜遅くまで料理や酒を楽しめるお店が少なかった。
狙っていた鮨屋や居酒屋が軒並みアウトになっていた夜23時過ぎ、
深夜まで新鮮な海鮮や地酒が楽しめるという
割烹居酒屋を見つけたので、早速入ってみる。

正直、見た目は駅近のよくある地方居酒屋さんっぽいのだが、
さすが金沢の割烹居酒屋とうたうだけのことはあって、
日本酒の品揃えが素晴らしく、
黒龍の飲み比べや、石川県地酒の飲み比べの他、



さらには、普通の居酒屋さんで
黒龍の高級ライン「しずく」や「八十八号」まで飲めてしまう。
せっかくなので「しずく」をグラスでいただく。素晴らしい!


1人前1800円というちょっとお高めではあるが、
ハイクオリティーな魚が楽しめる刺身の盛り合わせをはじめ、

めちゃくちゃ具沢山の贅沢なあら汁に、白エビのから揚げ。


初めて食べる能登牛のステーキは、
柔らかくて、サッパリとした食べやすい牛肉だった。


スモークサーモンのコロッケは普通かな。
バーニャカウダは加賀野菜を使っているとのことで期待してたけど、
特にバーニャソースが冷えてて美味しくなくて、残念だった。


〆の寿司8貫盛りは、ネタが新鮮で、
居酒屋寿司としてはクオリティーが高かった。


蟹レタス炒飯の黒酢あんかけは、
期待ほどカニ感がなくて、普通かな。

能登栗を使っているというモンブランも、
「能登栗」という名前で触手が動いたが、
上品さがなく、雑に甘くてあまり美味しくなかったな、残念。

金沢の割烹居酒屋だけあって、
鮮魚に関する料理や地酒は美味しかったが、
野菜やご飯もの、デザートなどはあまり得意じゃないのか、イマイチ。
この辺まで全てがレベル高いと、もっと個人的に評価上がるのだが、
差し引き、ちょっと鮮魚と地酒分がプラスかなという感じの居酒屋だった。
■「かっぽう居酒屋 水魚」
http://www.suigyo.gr.jp/