中目黒「中目黒ないとう」へ行く。
懇意にさせてもらっている「中目黒ないとう」の
三が日の営業日にお邪魔して外食初めをするのが
私の恒例行事となりつつある。
いつもはせわしない中目黒駅も三が日は人がまばらで、正月感が溢れている。


家のようなアットホームな雰囲気で、静かに、ゆっくり、
それでいて、本格的な和食が食べられるのが魅力。
本日は、お正月限定の特別コースで。



1品目は、淡路の鯛のかぶら蒸し。
淡雪のような甘味ある旬のかぶらが絶品。

2品目は、「中目黒ないとう」名物の胡麻豆腐。
相変わらず、美味しいなー。
未だこの胡麻豆腐を超える胡麻豆腐を食べたことがない。

3品目は、お正月バージョンの八寸。
車海老の芝煮、筍、くわい、たらの芽、キンカンなど、
お祝いや新春を感じる食材をいっぱい使った豪華な一皿。

手前の「ちしゃとう」(レタスの茎)は西京漬けにして、門松に。
里芋は「つるこいも」という名の鶴の形にカットされており、
梅人参と大根は、梅の形に綺麗に飾り包丁がされている。



4品目は、白味噌と海老芋のお椀。
「中目黒ないとう」の白味噌椀がめちゃくちゃ美味しくて、
ここで白味噌が好きになり、うちでも白味噌を常備するようになった。


5品目は、自家製あん肝醤油でいただくクエのお造り。
あん肝醤油は、白味噌と福岡の甘醤油を使った独特の味で、
これだけ舐めながら日本酒が飲めてしまう感じ。美味しい!


「中目黒ないとう」自家製のくわいチップス。
お正月に見かけるあの「くわい」をスライスして揚げたもの。
これが激ウマくて、特別に山盛りもらうw。
一度くわいチップスを食べると、じゃがいものチップスに戻れなくなる(笑)。

6品目は、柚子釜の蒸し寿司。
柚子を器にして、中に香箱ガニの寿司を詰めて蒸したもの。
上には、香箱ガニの外子のあんかけと、ウニ、いくらが乗っている。
器から広がる柚子のいい香りと、カニの蒸し寿司の相性抜群。


7品目は、マナガツオの西京焼き。
背の部分と腹の部分。
東京で西京焼きというとムツとか、サワラとか、銀タラが多いが、
関西でよく食べるマナガツオはすごく上品な味わいで、西京焼きにピッタリ。
付け合わせは、鞍掛豆、蕗味噌、なます。


日本酒の肴に、香箱ガニの外子の塩辛。
イカの塩辛のような強い塩味やクセが全くなく、すごく食べやすいおつまみ。

8品目は、聖護院大根を使った煮物。
付け合わせに、白子とばちこ(なまこの卵巣)。
美味しい出汁で柔らかく煮られてて、いい大根だった。

9品目は、おしのぎのにぎり鮨。
鮨好きの私のために、通常は1、2貫のおしのぎのところ、
おしのぎどころじゃないくらい出してもらうw。
まずは、中トロと、クエ。


鯛とこはだ。


ウニと、先ほどのあん肝醤油を海苔巻きに。


10品目は、毛蟹の土鍋ご飯。
なんと贅沢、毛蟹丸ごと、独り占めw



2人前以上あったので、毛蟹ご飯のお代わりは、
大将の内藤さんが味を変えて出してくれる。
出汁とチーズとトリュフとカニご飯を使った和風毛カニリゾット。


香箱ガニの外子を使ったカニあんかけご飯も。


11品目は、新潟のブリカマ。
皮がパリッパリで、脂ノリノリ、とても美味しいブリ。
残ったブリは、出汁ご飯に混ぜて、お土産におにぎりにしてもらった。


12品目は、一口水菓子。
苺とブルーベリーの上に、豆腐と松の実のソース。

今日は、冬眠か?と疑うほど(苦笑)、自分でもよく食べたなーw。
なんか昼食べずに来たら、胃腸が絶好調だったんだよね。たまにあるある。
今年も「中目黒ないとう」の美味しい和食が楽しみだ。
■「中目黒ないとう」
http://www.nakamegurokoukashita.jp/shop/shop_detail.php?id=44