軽井沢「ルゼ・ヴィラ」に泊まる。
ふと旅に出たくなり、軽井沢に行ってきた。
たまに脳ミソと心が煮詰まることがあり、
どうにもこうにも東京にいると気分的に落ち着かないので、
仕事用のノートパソコンも抱えつつ、
えいやっ!と夜遅くに東京を飛び出てみた。



こんな時期に誰も長野方面とか行かないよなー(笑)。
グランクラスがめちゃくちゃ空いてる。
大胆なことをした時は、
脳ミソに確実に麻薬物質的なものが流れてて、心地が良い。
子供が森の中に一人で冒険に出かけたり、電車乗って家出をしたり、
そんな時に味わう一瞬の無敵感に近いのかもしれない。
今回は、軽井沢で人気があるという、
アンティーク家具を配備した5室限定の洋館ホテル
「ルゼ・ヴィラ」に泊まらせてもらった。

最初に言うと、この「ルゼ・ヴィラ」は、
噂に違わぬ、
本格的なアンティークホテルで、素晴らしかった。
これはロビーの様子。
素敵なティーカップのローズティーとジンジャークッキーでお出迎え。





アンティーク家具配備系のホテルは、悪い言い方をすると、
中途半端な揃え方では単なるマダムの悪趣味になりやすく、
居心地も悪く、うーん、この程度か・・・となってしまうのだが、
ちゃんと明らかに高級なアンティークが全てにおいて配備されてて、
ホテル側の本気度合いもよく分かる内容になっており、
アンティーク好きじゃなくても、一泊の価値があるホテルだった。
今回宿泊した部屋はこんな感じで、
かなり広くて、家具、照明、ファブリック、食器の全てにおいて、
きちんと整備された上品なものが使われていた。
ここは、メインルーム。



お茶を飲んだりするメインルーム横のダイニング。





こちらがバスルーム。
トイレもウォシュレット完備で、必要なものは全部揃っている。

ベッドルームはこんな感じ。
アンティークベッドなので、ちょっと小さめではあるが、寝心地は悪くない。




朝はこんな感じ。
ホテルの横に小さな湖があって、
なんだか日本ではなく、イギリスにでも旅行に来たかのようだ。





朝食は、湖が見える部屋のダイニングに運んでもらえて
久しぶりにこんな優雅な朝食を食べさせてもらえた。
東京では全く朝食食べないけど、
こんな場所で、こんなに優雅に朝食なら毎日食べるかもなあw。




おかずは、スクランブルエッグと、
鴨肉、カリカリベーコン、フレッシュサラダ。


メインは、ポルチーニ茸のクリームリゾット。
強烈なご飯党なので、朝食は断然パンより、ご飯派。
しかも、大好きなポルチーニ茸で、このリゾットすごく美味しくて、最高。
こんな雰囲気なので、ほんのちょっとしか出ないのかと思ってたらw、
意外としっかり朝食を出してくれて美味しかったので、大満足。


食後には、華やかなローズジャムを紅茶に入れる、
ロシア式のローズティー。
優雅ここに極まれり。
優雅とは何かを体感させてもらった朝だった。


アンティークの博物館に泊まっているかのようなホテルで、
とても楽しかった。
長期滞在すると、ちょっと飽きてしまうかもしれないけどw、
数日だったら、またぜひこの異空間に触れに来たいと思う。
ちなみに、「ルゼ・ヴィラ」は軽井沢レイクタウンという、
おそらくバブル時代には大盛況だったんだろうなと思う、
高級住宅や飲食店の廃墟がある一角にある。
今は、人もほとんどいなくて、
飲食店も廃業してそのまま残ってたり、
なんかゴーストタウンというか、映画のセットの中にいるようだった。
この不思議な静けさがある雰囲気もすごく好きで、
またいつか来たいなと思うホテルだった。


■「ルゼ・ヴィラ」
http://www.villa-ruze.jp/