四谷「オテル・ドゥ・ミクニ」へ行く。
誕生日のお祝いでご招待をいただき、
世界的に有名なフレンチシェフ三國清三氏のレストラン、
「HOTEL DE MIKUNI オテル・ドゥ・ミクニ」でディナー。
毎年3月の誕生日月にお邪魔させてもらっているので、
なんかミクニさんに来ると、3月になったような気がしてくる。
この日は満席で、1つ前の時間帯の人が終わって席が整うまで、
ウェイディングバーにて、しばし歓談。
英語の教科書のような、楽しい魔法が出てきそうな呪文のような、
そんなミクニさんのメニューを見ながら料理を想像して決めるのが楽しくて、
コースではなく、いつもアラカルトで注文させてもらっている。
まずは、コース、アラカルト共通のアミューズ、
名物のミクニキッシュ。
このプティングのようなフワフワキッシュが本当に美味しくて、
いつも特別に大きくカットしてもらってる。
なので、通常のアミューズは写真の2/3くらいのサイズ。
パンは、名店「メゾンカイザー」の特注品。
筒形のブリオッシュはミクニさんでしか食べられない。
1品目の冷たい前菜は、
伊勢まぐろの赤身とトロのカルパッチョ仕立て。
上にはウズラの卵のポシェと芽ネギが添えられている。
ウズラの卵を割って、黄身とまぐろを混ぜていただく。
伊勢まぐろ、美味しいー!
2品目の温かい前菜は、野生きのこのカプチーノ仕立て。
ワイルドなキノコの旨味と香りが凝縮されてて、きのこ好きには垂涎の一品。
きのこのエキスがガッツリ出てるので、濃厚なカフェオレのような色になってる。
3品目の魚料理は、駿河湾沖手長海老のポワレ。
通常、よくある手長海老は旨味あるけど身が少なかったりするが、
久しぶりにこのクラスの大きくて、立派な手長海老をいただいた。
さすが、ミクニクオリティー!
クラッシックなアメリケーヌソースも濃厚で美味しかった!!
4品目のメインディッシュは、
北海道白老町の阿部さんが育てた黒毛和牛三歳牝処女牛フィレ肉のロティ。
上には、今年一番か?!と思うほどの大きなフォアグラソテーと、
最高級黒トリュフをふんだんに削り、ものすごい一品が完成。
下の和牛フィレより大きいという(笑)、
こんなサイズのフォアグラソテーを久しぶりにいただいた。
和牛処女フィレ肉は本当に柔らかくて、とろけるような味わいだった。
フロマージュのワゴンサービス。
赤ワインが残っているので、
大好きなウォッシュチーズ「エポワス」を中心にいくつかチーズをいただく。
お誕生日のお祝いで、
特製のイチゴのショートケーキを作っていただいた。
ミクニさんのコースやアラカルトでは出てこない
シンプルで、王道のイチゴのショートケーキだが、
私はこれが一番大好きで、一番美味しいと思っている。
ミクニさん、ありがとうございました!!
5品目のデザートは、トンカ豆のブランマンジェと桜のジュレ。
中には、三重松阪産あきひめ(イチゴ)のソルベが入ってる。
上に飴細工が乗っていたせいか、ちょっと私には甘かったかな。
久しぶりに、これぞ日本のフレンチという、
力強さを感じるガッツリとした料理をいただいた。
カジュアルもいいけど、王道もいい。
■「オテル・ドゥ・ミクニ」
https://oui-mikuni.co.jp/