京都「祇園びとら、」へ行く。
京都出張。
前回お邪魔して、とても美味しかった京都フレンチ「祇園びとら、」さん再訪。


着いたら満席で、事前に東京から予約しておいて良かったー。
ソムリエさんも、シェフも、スタッフの皆さんも
みんな覚えていてくださって、すごく嬉しかった!



1品目は、コンソメから。
旨味が凝縮された、胃が温まるアミューズ。

名物のキャビアの佃煮。
コース料理の好きなものに、ちょっとづつ自分で足していただく。


2品目は旬の魚介を使った前菜の盛り合わせ。
江戸時代に作られた大きな骨董のお皿に、
目の前で丁寧に盛り付けをしてくれる。


今日の前菜は、
オリーブオイルのキャビアを乗せた九十九里のハマグリ、
富山のホタルイカ、サワラにはキャビアの佃煮を。



和歌山畑農園タロッコオレンジのバジル和え、
白魚とふきのとうのフリットなど。
ピンク色のソースは苺を使った酢味噌で、これが絶品!!
シェフのスペシャリテで毎年キウイの酢味噌をやってて、
イチゴは今年初のアレンジバージョンだそう。

3品目は、仔羊背肉のロースト。
こんなコース前半にメインディッシュのような羊が出てくるのが面白い!
ソースには長谷川農園の無農薬マッシュルームを使ったキノコのディクセル。



茸のディクセルががすごく美味しかったので、
長谷川農園の無農薬マッシュルームを特別にそのまま焼いてもらった。
いい香りで、食べ応えのある肉厚マッシュルーム。


4品目は、有明海苔に巻いていただく、氷見の鰯の炙り。
付け合わせには菊芋と菜の花のタルタルと、新じゃがいもののロースト。
青魚と芋の相性が抜群!





5品目は、フランスロワール産のホワイトアスパラガスと、
淡路産新玉ねぎのポタージュ。
付け合わせにはフリットにしたホワイトアスパラガス。
春の旬の野菜の甘味が凝縮されてて、めちゃくちゃ美味しい!!





6品目は、淡路産平すずきのムニエル。
付け合わせは新キャベツとプチベール。
ソースは、ほのかに酸味を効かせたブール・ブランソース。
ブール・ブランソースは酸味が強すぎるところも多いのだが、
「びとら、」さんのソースのクリームと酸味のバランスは最高。素晴らしい。


7品目は、口直しを兼ねた特製の素麺パスタ。
上には出汁のジュレとホースラディッシュ。
ここにも取っておいたキャビアの佃煮をたっぷり乗せる。



8品目のメインディッシュは、京都肉ロースの炭火焼き。
ほうじ茶とローストすることで香ばしい香りに。
付け合わせには雲丹とオマール海老のあぶりチーズ焼き。







9品目の〆のご飯は、大好きな3種の大根ご飯をリクエスト。
本当は今月はスナップエンドウと鶏肉の炊き込みだったそうだが、
私はこの出汁とバターの風味と、
大根のシャキシャキした食感がたまらん、この大根ご飯にハマっているので、
きっとしばらくは大根ご飯をリクエストし続ける気がする。



「びとら、」さんのご飯は、トッピングがものすごく充実してて、
このトッピングも美味しいので、ご飯が止まらないw。


ひじきとベーコンをオリーブオイルで炒めた
洋風のひじきの炒め煮。

じゃことカシューナッツをオリーブオイルで炒めたもの。

牛のしぐれ煮の赤ワイン風味。隠し味に、あんこ。

さらに、希望者には白飯も用意されているw。
黒トリュフで香り付けした亀岡の平飼い鶏の新鮮な卵と、
シャンパンに漬けた自家製からすみをたっぷり乗せてTKG。




特別に、からすみとチーズと海苔で、こんな酒の肴も作ってくれた。


土鍋ご飯はお土産を見越して、たくさん炊いててくれて、
翌朝の朝食のためにおにぎりにして持たせてくれる。

なんと、サプライズで「びとら、」さんが誕生日のお祝いをしてくれた。
私が来れるのは東京から京都に出張に来た時くらいで、
それなのに、ちゃんと誕生日も覚えていてくれて、
大事にしてくださって、本当に嬉しかった。
十勝あずきといちごのタルト、上品な甘さで美味しかったな。


HAPPY BIRTHDAYの文字も嬉しかったけど、
それ以上に「おかえりなさい」の一言が嬉しかった。
ただいま帰りました!!
遠い場所にも自分の帰る場所があるのは本当に嬉しい。

これだけでも十分嬉しかったけど、
お持ち帰りできるキャビアの入れ物が
HAPPY BIRTHDAYの特別バージョンになってて、
この日のために作っておいてくれたそうで、感激。
本当に何から何までありがとうございました!!




■「祇園びとら、」
https://www.vitra.jp/