渋谷「LATURE ラチュレ」へ行く。
懇意にさせていただいている室田シェフによる
ジビエフレンチの名店「LATURE ラチュレ」で食事。
ちなみに今日は、熟成肉を扱う室田シェフに、
熟成鮨を扱う「熟成鮨 万」大将の白山さんをご紹介する食事会なのだが、
どちらも大好きなお店だけに、どんな熟成化学反応が起きるのか楽しみ。
1品目のアミューズは、枝に見立てたチーズパイ。
2品目のキノコの図鑑の中に入っているのは、
ジロール茸とイノシシ肉のタルト。
茸の風味と濃厚なイノシシ肉が合ってて、とても美味しい。
3品目は熟成させたキジのコンソメ。
ジビエ独特の、ものすごく芳醇な香り。
このコンソメも素晴らしい味。
4品目は、たまたま捕獲されて、入荷できた時に、
常連さんだけに特別に出してくれる???肉のタルタル。
いろんなフレンチに行ってるが、
この???肉の生を食べさせてくれるのは「ラチュレ」さんだけ。
高級なマグロの赤身を食べているような味わいで、ものすごく美味しい。
諸事情あって伏字にしてるが、???を知りたい方は直接私にw。
5品目は、「ウフアンムーレット」という料理。
自家製イノシシベーコンと半熟卵と原木茸と赤ワインの組み合わせ。
濃厚な食材とソースに、半熟卵がすごく相性良く、好みの味。
シンプルだけど、美味しいなあー、この料理。
6品目は、チュルボーというドーバー海峡の平目を使った魚料理。
「熟成鮨 万」の白山大将に合わせて、
寿司ネタでもよく使われる平目を題材に、フレンチらしい一品を。
ちなみに、このチュルボーは火を通すと美味しくなる平目で、
室田シェフ曰く、寿司や生には相性が良くないのだそう。
ソースが面白くて、旬のホタルイカを潰して使っている。
どこのお店もこの時期は、ホタルイカをそのまま焼いたり、
ボイルしたりして出してくるので、似通ってて、ちょっと飽きてくるが、
ソースの調味料のように使うお店は初めて。
そして、このチュルボーという平目とホタルイカが合う!
さすが、室田シェフ!!
7品目は、「リエーブルアラロワイヤル」。
フレンチの中でもものすごく作るのが難しいと言われるウサギ料理。
今回は1ヶ月熟成の超濃厚なウサギを使って、
上からは香りの良い黒トリュフを合わせている。
ザ・ジビエという感じで、ものすごく香りも味も強いので、
好き嫌いは分かれると思うが、赤ワインにはものすごく合う。
この料理も「ラチュレ」さんだけだなあ、出してくれるの。
8品目のデザートは、
千葉県産のイチゴと春菊を使ったもの。
色鮮やかで、すごく爽やかで、口直しにピッタリ。
9品目のメインのデザートは、
沖縄県産島バナナのキャラメリゼ。
これがめちゃくちゃ美味しくて、
ここ最近食べたコースデザートの中でピカイチ。
付け合わせのアルマニャック風味のバニラアイスと、
スペキュロスのチョコクリームも絶品で、
パティシエ延命寺さんホント最高!
食後はTWGのスペシャルフレーバーティーと、
ヒノキの香りのエッセンスを入れたフィナンシェに、
スフォリアテッラというナポリの伝統菓子をイメージした
イノシシ脂で揚げた焼き菓子。
小菓子もめちゃくちゃ美味しくて、一気に食べてしまったw。
前菜、メイン、デザート、最後の小菓子まで
いつも本当に素晴らしい、すごいフレンチ。
■「LATURE ラチュレ」
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