渋谷「LATURE ラチュレ」へ行く。
懇意にさせていただいている室田シェフによる
ジビエフレンチの名店「LATURE ラチュレ」で食事。
先日発表されたミシュラン東京2020で
2年連続1ツ星を獲得!
室田シェフ、スタッフの皆さん、本当におめでとうございました!!



まず1品目のアミューズは、
鹿肉の血のソーセージを挟んだエクレア。
血を使ってるのに全く臭みがなく、チョコのような上品な味わい。



2品目は、大きな松ぼっくりの器に乗った
鹿肉のチョリソーと松の実の入ったケークサレ。


3品目は珍しい鴨の卵を使った白トリュフリゾット。
卵の味が鶏よりも濃厚で、白トリュフも加わり、絶品。
鴨の足をかたどった器もすごく素敵。



4品目は、ヒラメを使った一品。
珍しいのはアクセントで鹿節(鹿肉のなまり節)を使ってること。
葉は小松菜、中にはマコモダケや柚子など、さわやかな一品。


5品目は、生で食べれる静岡産のマッシュルーム。
中には、ホトケノザやたんぽぽなどの野草と、
由布院で捕れたイノシシの自家製ベーコン。このベーコンが絶品!!
さらに上から山梨で採れた国産の黒トリュフ。
実に美味しいサラダだったなー。



6品目は、室田シェフが千葉で仕留めた、
ニホンキジのパテ・アン・クルート。
キジのモモ肉、フォアグラ、ピスタチオなどを織り交ぜて。
フォトジェニックな美しいパテアンクルート。


7品目は、本日1品目のスペシャルメニュー、
スズキのル・アンクルート。
クラッシックフレンチの有名な一品。
パイ包みは時間もかかり大変なので特別な人にだけ出してくれる。
ソースは、ソースショロンという酸味があるクリームソース。
シンプルでクラッシックな料理は本当に難しいと思うが、
わざわざ室田シェフ自ら作っていただけて幸せ。すごく美味しかった!



8品目は、本日2つめのスペシャルメニュー、
愛知県の網で採った青首鴨の丸焼き!!
網で採ったので、体にキズ1つ無く、本当に美しいフォルム。
肉もすごく柔らかくて、ここ最近の一番の鴨だった。
ソースは鴨の血で作った濃厚なサルミソース。
全く臭みなく、この血のソースが鴨の肉にすごくよく合ってる。




9品目は、今年退任された「ラチュレ」初代パティシエの延命寺さんの
後任を務めるパティシエ高橋さんのデザート。
熊本の柑橘・パールカンを使ったヴァシュラン。
ヴァシュランは、型の中にアイスなどを詰め込んだデザートのこと。
中にはフロマージュのソルベと、アクセントに青山椒。
この山椒がすごいいいポイントになってて、
ジビエの後にすっきり、さわやかで、とても美味しい!


食後の小菓子はイノシシの脂で作ったフィナンシェ。
動物性の脂を使ってるので、コクがあって、しっかりとした味わい。


今日もスペシャルなジビエ体験が出来て、幸せなディナーだった!
ジビエはやっぱり一流のトップクラスのお店で食べた方がいい。
野生の味の力強さは、旨さだけでなく、マイナスもあって、
ちゃんと知識がある人が調理をしないと、本当の味が引き出せないから。
■「LATURE ラチュレ」
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