池ノ上「8 OTTO」へ行く。
吉祥寺で仲良くさせていただいているイタリアンのシェフから教えていただき、
池ノ上にある人気イタリアン、
「8 OTTO」(オット)でちょっと早めのディナー。

赤ワインと、お通しは玉ねぎのポタージュ。


水茄子とつぶ貝のサラダ。
山椒オイルをかけていて、
いい香りでさっぱりしてて、夏にピッタリの前菜。
水茄子が大好きなので、すごく好みの味。

カリっと挙がったトウモロコシのフリット。
この時期は日本料理店はもちろんのこと、
甘味たっぷりのトウモロコシのフリットが色んなところで食べれて嬉しい。


揚げ物大好きな私は続いて、桃のフリットを。
2種類のソースで出してくれた。
1つは香りの良いジェノベーゼ、
もう1つは「フォンデュータ」というチーズソース。
「フォンデュータ」は、
イタリア・ピエモンテの「フォンティーナ」というチーズを使った
名物ソースで、肉でも野菜でもどの料理にもかけて食べるのだそう。
桃の香りや甘味とすごく相性が良くて、美味しかった!

特製ハムカツと、
ブラウンマッシュルームのグリル。
ハムカツはツナが入ったマヨソース「トンナートソース」で。
マッシュルームは生ハムを詰めて、パセリバターで焼き上げたもの。



甘鯛のアクアディマーレ。
貝などを入れて煮込むアクアパッツアは知っていたが、
貝を入れずに野菜で煮込むアクアディマーレという料理があるそうで、
さすがイタリア全土を食べ歩いて修業された一戸シェフならでは!
初めていただいた!勉強になるなー。


料理がとても美味しかったので、
ぜひぜひパスタも色々食べたかったのだが、
さすがにお腹もいっぱいになってきて悩んでいたら、
シェフが一口サイズの20gでも作りますよ!と言ってくださった(驚)。
パスタの少量って、味をキープして作るの大変で、
正直量が少なくてもコンロを占有するので面倒だと思うのだが、
「OTTO」ではお一人様にもパスタを美味しく食べてもらえるように
量もほんの少しから対応しているのだそう。
これはホントありがたいし、すごい。ありがたや・・・。
お言葉に甘えて、少量一口サイズのパスタを2種類。
グアンチャーレとトマトと実山椒のパスタ。
上のチーズは珍しい固形のリコッタチーズを削ったもの。
コクがありながらも、実山椒でさっぱりしてる美味しいトマトパスタ。

2つ目は、鱧とつぶ貝を使ったクリームパスタ。
味付けには魚醤を使ってて、
ナンプラーとクリームがこんなに合うとは知らなかった!

最後もお言葉に甘えて、一口だけティラミスをいただく。
ああ、食べたいものを食べたい量で出してくれるのは幸せ。

料理の美味しさもさることながら、
初めてお邪魔させていただいたのだが、
すごくアットホームで、昔からの知り合いのように大事に接してくださり、
楽しく時間が過ごせて、とても居心地の良いイタリアンだった。
お一人様用にほとんどすべてのモノの量を調整してくれて、
中でもパスタを20gくらいの少量からもちゃんと作ってくれるのが、驚いた。
いいお店だった。
色々とお店側の事情も分かるけど、
1人用には量調整は出来ませんと言うお店もあって、
そう言われてしまうと、
なんかもうシャットダウンされた感じがして、
以後2人であっても、気持ち的に行かなっちゃうからなあ・・(苦笑)。
意外とお一人様って侮れなくて、
私なんか1人で2人分くらいの売上稼ぐくらい食べる時もあるし(笑)、
居心地良ければ1人でどんどん通うから、
むしろ優良常連になるんだよね、お一人様w。
■「OTTO」
https://www.instagram.com/otto_8_ikenoue/