吉祥寺「オクワ酒屋」(喫茶オクワ)へ行く。
緊急事態宣言中の平日のみやっている
期間限定喫茶店「喫茶オクワ」で遅めのランチ。
軽食はもちろん、コーヒーやデザート、
「オクワ酒屋」人気のおつまみやアルコールも飲めて、
12:00-20:00で通し営業をしているので、時間差の遅めのランチにもすごくいい。


軽食のメニューは5種類で、全てに前菜とスープが付いてくる。
前菜は、自家製タルタル付きの鶏ササミカツ、
キャロットラぺ、生ハムマリネ。
食べ応えもあって、普通の喫茶店のセットでは出てこない豪華さw。

メインは、ナポリタンを選択。
緊急事態宣言中の「喫茶オクワ」だけのメニューとのことで、
こんなに長年「オクワ酒屋」にお邪魔してる私も初めて食べるw。
そして、やっぱりオクワさんの料理美味しい!
ほんのりスパイスを効かせた自家製ケチャップと
コクがある自家製ソースをダブルで合わせた味付けで、
懐かしい見た目だけど、食べると、唯一無二の上品なナポリタン。


スープは、ピンクがかわいいビーツとかぼちゃのスープ。
セットとは思えない、しっかりとした味わい。
前菜、スープ、メインとこんなに至れり尽くせりで、
なんと1000円というリーズナブルなお値段!!

別注で、瀬戸内レモンを使ったベイクドチーズとカフェオレをいただく。


オクワさんと話をしていて、すごく考えさせられたこと。
きっと、正直言えば、完全にお店を休んでいる方が楽なのかもしれない。
通常の居酒屋としての営業がちゃんとできないから、
喫茶店としてやり方を考えて、それ用にメニューも考えて、仕込みをして、
来るか来ないか分からないお客さんを待っている。
それでも営業をするのは、
お店だけでなく、閉めてしまうと、業者の人や生産者さんも仕事が無くなること、
お金以上に、作っていることが楽しくて嬉しくてやっていて、
それがアイデンティティでもあり、
作らないということは自分が何者かを見失うことに近いこと、
そして、
来てくれるお客さんが笑顔で美味しいと言ってくれることが生きがいであるから。
私は、メシクエという食の冒険を続けていて、
今回2回目の緊急事態宣言を受けて、思うことがいっぱいある。
飲食関係の友達や知り合いが多いので、近くで声を聞き、本当に心が痛む。
正直言えば、食べに行ってあげて欲しいとも思うけど、
色んな事情の、色んな考えの人がいるので、
それを強制しようとも、悪いとも思わない。
飲食だけを助けないといけないとも思っていない。
私はたまたま飲食が身近だったからその状況がよく見えているけど、
他にもいろんな業界の人達が本当に苦しみながら頑張っているんだと思う。
それぞれの人に、それぞれの守りたいものがある。
それぞれの人が、それぞれの状況でコロナと戦っている。
それだけは、批判をせず、否定もせず、
ちゃんとリスペクトしてあげるべきだとは思う。
私は私が守りたいものを守る。
「メシクエLV34」の本が出ました!!
■「お人良し (おひとよし) 〜女性プロデューサーが365日外食するわけ〜」
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by meshi-quest
| 2021-02-01 08:08
| 吉祥寺