赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。
ミシュラン1つ星獲得の
今宵も大将荻野さんの季節感溢れる芸術的なお料理をいただく。
9月のコースに続いて、秋の味覚の王者・松茸も健在!!
そして、今日はこの子も出てくる・・・はず。
月とスッポン、キター♪───O(≧∇≦)O────♪
「おぎ乃」さんではスッポンを丸ごと仕入れて捌いており、
いつもこういうスッポンの骨が出ることを聞いてたので、
「欲しい!!」とわがまま言って(笑)、
きれいに肉を取って、干して、とっておいてもらったもの。
亀の骨とか初めて見た・・・。
なんかご利益ありそうなので、大切におうちのに飾らせていただく。
お酒はいつものお気に入りの十四代。
スッポンとも一緒に撮影しておくw。
神無月(10月)のテーマは、「菊の節句」。
夜露が付いた菊で体を吹いて無病息災を祈る風習があったとのことで、
最初の振舞酒も菊の花びらを浮かべたもの。
菊が乗った和紙を外すと、本日の1品目の先付が現れる。
車海老とつぶ貝の出汁ジュレ乗せ。
舞茸が入っているのだが、炭の香りがついてて、香ばしくてすごく美味しかった!
全部が美味しく、全部が調和されてて完璧。
何気なく入っている食材にも一切の妥協なし!素晴らしい!
2品目は煮穴子と蓮根餅の組み合わせ。
蓮根は野口蓮根と加賀蓮根の2種の組み合わせ。
3品目は幻の高級魚・白甘鯛、通称シラカワのお椀。
削りたての鰹節の一番出汁を使い、体全体に染み渡るような美味しさ。
中にはかぶらと菊の花のおひたしも。
4品目のお造りは、まずは活けカワハギの肝和えから。
肝が濃厚でクリーミーで、めちゃくちゃ美味しい。
続いて、煮鮑の薄造りとバフンウニ。
4時間以上かけてじっくり煮た鮑はものすごく柔らかくて、いい香り、
最後のお造りは、那智勝浦の本鮪に
備長炭の香りをつけて、海苔の佃煮と黄身醤油でいただく一皿。
5品目は、岩手県の香りいい松茸の炭火焼に、
同じく岩手県の「純情米」を湯炊きにしたご飯を合わせたもの。
シンプルだけど、ものすごく美味しい。永遠に食べれそう。
ちなみに、湯炊きのご飯は「にえばな」とも言い、
東京で出してくれるお店は少ないが、
京都の日本料理店などは〆のご飯の前に、
ご飯の香りや甘さを一番感じられるこの「にえばな」を出してくれるところが多い。
大将の荻野さんが長年京都の名店「嵐山吉兆」で修行されていたので、
独自の料理に京都らしいエッセンスが入っている。
6品目は、「おぎ乃」名物の鰻の蒲焼と、
岩手県産松茸のフリットの組み合わせ。
いつもは最後にご飯と一緒に出てくる蒲焼きも、
王者・松茸がいる時には席を譲って、最後ではなく中盤に登場してくる。
7品目は、季節を表現した名物の八寸。
今月は秋の野の草がテーマで、
秋桜(コスモス)などの秋の野草を見ながら、
お月見をしている雰囲気を表現したもの。
8品目は、のどぐろの味噌幽庵焼き。
下には丹波の甘い栗を削ったものと黒無花果。
幽庵の味噌だれと削った栗が合わさり、美味しいソースが完成する。
9品目は、この時期ならではの鱧松鍋。
鱧と松茸で出汁を取った美味しい鍋に、たっぷりの根三つ葉。
この鍋の出汁は、後でおじやに・・・。
10品目の2種のご飯の1種類目は、
ゴボウや新銀杏など秋の野菜を色とりどりに加えた
吹寄せの炊き込みご飯。
その上に、京あか地どりを炭火焼したものを乗せて、
肉も野菜も楽しめる贅沢なご飯に!
2種類目のご飯は、先ほどの鱧松鍋の出汁を使ったおじや。
極上の出汁を吸ったおじや。美味しいに決まっているw。
ご飯のお代わりは、私が大好きな殿様のTKG(卵かけご飯)。
殿様仕様で、上に「おぎ乃」謹製のいくらがたっぷり乗っている。
11品目のデザートは、
2種類の栗の甘露煮が入ったあんみつ。
栗はクチナシと黒蜜の2種で甘露煮にし、
栗のアイスとほうじ茶の寒天と白玉を加えたもの。
「おぎ乃」さんに来るたびに、日本の四季の素晴らしさを感じる。
コロナ禍で思いっきり屋外を楽しめない上、
10月に入っても暑い夏日が続いたり、全く季節感のない変な世の中だが、
こうして食を通じて、今の季節に触れられるのは幸せ。
■「赤坂 おぎ乃」
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by meshi-quest
| 2021-10-19 08:08
| 六本木・麻布・赤坂