赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。
ミシュラン1つ星獲得の
今宵も大将荻野さんの季節感溢れる芸術的なお料理をいただく。
11月に発表されたミシュラン東京2023でも
1つ星を獲得され、オープン以来、連続ミシュラン獲得を続けている。
コロナもあって、本当に飲食店がただでさえ大変だったのに、
料理とお客様に真摯に向き合っている姿勢と努力と誇り。
本当に素晴らしい結果だと思う。
1品目は、香茸のすり流し。
中には、旬の真鱈の白子、百合根、下仁田葱。
2品目は、旬の松葉蟹と車海老の前菜。
中には舞茸やほうれん草のお浸しと、上には畑のキャビアのとんぶり。
4品目のお造りは、
細工包丁をほどこし甘く柔らかくしたアオリイカから。
続いて、塩釜の本鮪とバフンウニ。
最後は、三重のトロサワラをサッと備長炭で炙ったもの。
上には長芋とちり酢。
5品目は、にえばなと自家製カラスミ。
「にえばな」は、茶懐石の一番最初に出てくる炊き上がる前の柔らかいご飯で、
この瞬間にあなたのために炊きましたという
一期一会の意味を込めて出されるもの。
甘くて、お米本来の味が感じられる美味しいご飯。
6品目は、11/6に解禁になった松葉蟹のメス、香箱蟹。
冬の風物詩の香箱蟹は、その希少性もあるが、
身の甘さと外子と内子の美味しさ、
小さいがゆえに、調理が大変で、料理人さん達の愛情が詰まっていることもあり、
本当に感謝しかない冬の贅沢。
香箱蟹の出し方はお店によってすごく個性があり、
「おぎ乃」さんの香箱の特徴は、
表面に外子を綺麗に塗って、生ではなく、軽く温めて出してくれるところ。
7品目は、節を表現したジオラマのような名物の八寸。
赤い紅葉や黄色い銀杏と共に、八寸がお皿に吹き寄せられている感じ。
大根で作られた葉脈が浮かび上がる大根ぼんぼりが風情があって、本当に美しい。
8品目は岐阜県の郷土料理、朴葉焼き。
中には牡丹肉(イノシシ肉)と牛蒡と、甘辛い濃厚な味噌。
9品目は、大根と三つ葉の煮物。
〆のご飯前のさっぱりとした口直し。
10品目の〆のご飯。
皮がパリパリで、中はふっくらの相変わらずの絶品鰻。
2つ目は、松葉蟹と葱の炊き込みご飯。
蓋を開けた瞬間に部屋中に蟹のいい香りが広がる。
ご飯より蟹身の方が多いんじゃないかというくらいの贅沢蟹ご飯。
11品目は今月のテーマ「吹き寄せ」をイメージして、
3種のデザートの吹き寄せ。
高級洋梨「ルレクチェ」と、ほうじ茶プリンと、自家製栗きんとん。
洋梨が好き過ぎで、写真撮る前に食べてしまったw。
今年はゆっくり外で紅葉を見る時間もなかったけど、
荻野さんのお料理で紅葉狩りをさせてもらえた。
■「赤坂 おぎ乃」
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by meshi-quest
| 2022-11-30 08:08
| 六本木・麻布・赤坂