赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。ミシュラン1つ星獲得の 今宵も大将荻野さんの季節感溢れる芸術的なお料理をいただく。 この日の1月予約席が、私の2023年「おぎ乃」初め。 今年も何度もお邪魔すると思うけど、ちゃんと1月からお邪魔出来て、ありがたい。 睦月(1月)のテーマは、新年のお祝いと冬の情景。 日本には、「雉(きじ)酒」という風習があって、 焼いた雉をお酒に入れて飲んで、長寿を願うというものだそう。 実際の雉を入れるとかなり臭くなってしまうので(苦笑)、 今回はそれにならって、かわいらしい雉の酒器で迎い酒をいただく。 桃太郎の絵本に出てきそうな配色のかわいい雉w。 迎い酒は、仙禽「雪だるま」で。 盃の絵柄も冬模様。 1品目は、樋口農園さんの聖護院蕪のかぶら蒸し。 中には、高級魚・シロアマダイ、通称「シラカワ」が入っている。 2品目は、車海老と、野付の帆立。 上には林檎酢のゼリー。 3品目は、削りたての鰹節の一番出汁を使った「おぎ乃」さん自慢の絶品椀。 テーマの「新年のお祝い」に合わせて、松葉蟹の真薯とお餅が入っている。 松葉蟹の真薯が甘くて、めちゃくちゃ美味しくて、あと5つくらい食べたい・・・。 4品目のお造りは、まずはトラフグから。 トラフグの身も、皮も、肝も全て入っている。 上には爽やかなちり酢と穂紫蘇。 続いて、気仙沼の本鮪。 上には手作りの海苔佃煮と黄身醤油。 最後は利休焼きのサワラ。 利休焼きは、その名の通り、千利休さんが開発した料理で、 周りに胡麻を付けて焼き上げるもの。 付け合わせは、お正月の縁起物の慈姑(くわい)、百合根、菊芋など。 5品目は、名物のジオラマのような八寸。 睦月(1月)は冬の情景をイメージして、 雪が降った日本の古き良き風景。少し薄暗く、透き通った冬の世界。 大根で作られた葉脈が浮かび上がる大根ぼんぼりが風情があって、温かみを感じる。 八寸の中身は・・・ ・くずやの器の中に北海道余市のあん肝 ・ふくら雀の器の中に愛知のあいち鴨の治部煮 ・丹波の黒豆の蜜煮 ・アオリイカとこのわた ・金柑の白和え ・いくらのおろし和え ・シルクスイートの素揚げ 6品目は、自家製カラスミ餅。 松ぼっくりの器の中に、自家製カラスミが入った焼餅が入ってて、 有明の海苔に巻いていただく。 餅と一緒に、白味噌と酒粕の美味しいお椀が付いてて、飲みながらお餅を楽しむ。 7品目は、柚子釜焼き。 上には卵のソースが和風グラタンのように焼き付けてあり、 中には蟹や白子が入っている。 8品目は、猪と聖護院大根の小鍋。 中には芹や九条葱の香味野菜と、木の芽。 9品目の〆のご飯。 皮がパリパリで、中はふっくらの相変わらずの絶品鰻。 もう1つは、ブリ大根の炊き込みご飯。 綺麗に丸くカットされた紅白の大根と人参、 脂が乗ったブリの照り焼きの組み合わせ。 10品目は、蜜柑「せとか」と白小豆の大福。 フワフワのお餅に、優しい甘さの白小豆と、甘いせとかの組み合わせ。 小豆餡の中に入ってるキャラメリゼされた小さな胡桃がいい仕事をしている。絶品。 11品目は、大好きな「おぎ乃」さん謹製のミルクアイス。 アイスというより、北海道の牧場とかの牛乳をそのまま食べてるかのような深い旨味。 めちゃくちゃ美味しい。 大好き過ぎて、多めにひと回り大きくすくってもらってます。(荻野さん、いつもありがとうございます) ■「赤坂 おぎ乃」 いつも応援ありがとうございます。 ついに「メシクエLV34」の本が出ました!! 【Amazon書籍10部門で1位!】 【Amazon書籍5部門でベストセラー!】 ■「お人良し (おひとよし) 〜女性プロデューサーが365日外食するわけ〜」 Kindle版は100円にて購入できます! ■「メシクエLV34」インスタ メシクエには載せていないお店や内緒の話はインスタでやってます!
by meshi-quest
| 2023-01-31 08:08
| 六本木・麻布・赤坂
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