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表参道「メゼババ」へ行く。











懇意にさせてもらっている、予約の取れないイタリアンの名店「メゼババ」でディナー。


一応、ジャンルとして便宜上「イタリアン」と書かせてもらってはいるが、


和洋中、それ以外の料理も含めて、高山シェフが体験し、美味しかったと感じた、今出したい料理が並ぶので、ジャンルとしては高山シェフの「メゼババ料理」が正しいと思う。
















本日は私の貸切会で、「メゼババ」に何度も一緒に来ている友人、初めて参加する友人など10名でおまかせコースをいただいた。


1品目は、十勝の2年熟成のジャガイモから。


シンプルに焼き上げたものだが、それ以外何もいらないくらい、ものすごく甘くて美味しい。


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2品目は、秋田のメジマグロ


高山シェフ自家製の魚醤青柚子を合わせたもの。


メジの脂の甘味と魚醤の旨味と、青柚子のアクセントのバランスが抜群。


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3品目は、唐津のアカウニバターブルスケッタ


自家製パンの上に、大きくカットされた発酵バターと、なんと1人1枚分の雲丹板の雲丹を使って作った塩辛。


写真の量がアカウニの板1枚分だそう。塩辛にして熟成させると、水分抜けて、旨味の代わりに小さくなる。


10人いたので10枚分の雲丹板。何とも贅沢な料理。


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4品目は、ニタリクジラの刺身。


一番美味しいところを出してもらった。


ブラインド食べたら何の肉か分からないくらい。旨味と甘味。


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5品目は、近江牛のレバーを焼いたもの。


私はレバー食べられないので写真だけ。


レバー好きの友人は悶絶してたので相当美味しかったらしい。


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6品目は、箸休めのせとかのサラダ。


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7品目は、高山シェフが昔よく亀戸メゼババ時代に作っていた代表料理の1つ、レモンのパスタ


亀戸メゼババのアラカルトの時はよくいただいていたが、コースになってからはほとんど出てこなくて、数年ぶりにいただいた。


あの時からレシピを変えているそうで、確かにまた違ったレモンのパスタになってた。麺も前と違う気がする。


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8品目は、自家製カラスミ和え麺


パスタ料理ではなく、ジャンルとしては和え麺。


カラスミはお酒飲んでいる人達の〆に合わせて、割と辛めのスパイスと混ぜている。


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9品目は、滋賀の肉卸しの名店「サカエヤ」さんの近江牛の天肉(ほほ肉)を使った赤ワイン蒸し煮。


ちゃんと肉の感触は残りつつ、とても柔らかいという不思議な食感。


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10品目は、コースにはないのだが、特別に出してもらった自家製水餃子


「メゼババ」ではたまにコース終了後に高山シェフがお店を一般開放して、BARタイムをしていることがあり、その時のつまみとして出すことがあるのだそう。


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11品目は、名物のプリン


10人とも見た目には同じプリンが出ているが、実はお酒をいっぱい飲んだ人にはキャラメルを濃くしていたり、飲んでない人には少し柔らかく淡い味のプリンを出していたり、出すプリンを変えているのだそう。


「メゼババ」はもちろんレストランではあるのだが、一斉にみんなが1つの長テーブル1つに座る感じとか、出てくる不思議な食材や料理とか、食べた後に高山シェフ交えてみんなでワイワイ語り合う感じとか、食の研究者が集まる食のラボっぽい感じがして、いい意味で他のレストランと違う空気感がある。


だからこそ、いつも自分の貸切会の10名を誰にしようか、本当に悩む。


この感じに合う人、この感じが好きになってくれる人じゃないと難しいし、すでに何回も参加してくれて楽しんでる人にも迷惑かけちゃうので。人も席順もものすごく気を遣う。幹事泣かせなお店の1つではある(笑)。


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■「メゼババ」














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プロフィール
ゲームプロデューサー
成沢 理恵
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる㈱スクウェア・エニックスを経て、 現在、ちゅらっぷす株式会社取締役、兼、ゲームプロデューサー。

ヒマさえあれば、国内、海外を食べ歩き、遊び歩く、生粋の遊び人。

その経験は、ゲームづくりにも活かされている、はず……。
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