京都・祇園四条「彩席ちもと」へ行く。創業300年を誇る日本料理の名店「京料理ちもと」の姉妹店「彩席ちもと」でランチ。 年末年始の京都滞在中のどこかで必ず「彩席ちもと」さんにお伺いし、静かに美味しいランチ懐石をいただくのがここ数年のパターン。 お店の方からも、私が来ると年末年始になったなあと思うと言っていただくくらい年末年始の私の大事なローテーションになっている。 まずは、梅昆布茶から。 寒い外から来て、少しだけ胃を温める。 この梅昆布茶が優しい味わいで、普段あまり昆布茶は飲まないが、美味しい。 1品目は、葛屋のかわいい器に入った八寸から。 帆立のみぞれがけ、鶏の松風焼き、車海老、菜種の土佐和え、柚子の水煮など。 2品目は、フグの雲子(白子)と生麩の白味噌椀。 「ちもと」さんの美味しい出汁が効いたほんのり甘い白味噌椀が絶品で、ずっと飲んでいたくなる味。 3品目は、お造り。 この日は、本鮪、鯛、サワラの3種。 4品目は、「彩席ちもと」さん名物の大好きな「玉子宝楽」。 上がスフレのようなフワフワになっている茶碗蒸しで、これがめちゃくちゃ美味しい。 私が「彩席ちもと」さんにお邪魔するお目当ての1つ。卵好きも必食。 本日も絶品だった。毎日食べたい。 5品目は、鯛の蕪蒸し。 京都ではこの時期色んなお店で蕪蒸しが出る。 他店でいただく蕪蒸しは割とさっぱりとした出汁の物が多いのだが、 「彩席ちもと」さんの蕪蒸しはしっかりとした味の餡かけ風になってて、ちょっと珍しい。濃厚民族としてはコチラの方が好み。 6品目は、鮑と季節野菜の天ぷら。 鮑、京大根、菊の葉、さつまいも。 全く油っぽくなく、カラッと上品に揚ってて、とても美味しい。 刺身に使えるような鮑なので、とても柔らかい。 京大根の天ぷらがめちゃくちゃ美味しかった。一度大根を味付けして煮物にして、それをサッと天ぷらにしている。東京の天ぷらではあまり見かけないが、もっと流行って欲しい味。 7品目は、おめでたいおつまみの盛り合わせ。 干支である龍の名前が入るヒラメの龍皮巻き、栗きんとん、かずのこ。 8品目は、寒鰤と海老芋の炊き合わせ。 ご飯が食べたくなる味。 9品目は、鯛の炊き込み御飯と赤だし。 京都のちゃんとした日本料理屋さんの〆のご飯と言えば、白飯に山椒じゃこと香の物の組み合わせが多いが、 あまりにもどこも山椒じゃこなので、個人的にちょっと飽きてしまってて(苦笑)、 そんな中で「彩席ちもと」さんは毎回炊き込み御飯を出してくれるので、個人的にすごく嬉しい。 10品目は、ラ・フランスと愛媛の蜜柑「せとか」。 「彩席ちもと」さんに来ると、気持ちが引き締まるというか、今年1年のことをスタッフの皆さんと話をするのが心地よく、私の年末年始に欠かせない1軒となっている。 ■「彩席ちもと」 いつも応援ありがとうございます。 ついに「メシクエLV34」の本が出ました!! ■「お人良し (おひとよし) 〜女性プロデューサーが365日外食するわけ〜」 【Amazon書籍10部門で1位!】 【Amazon書籍5部門でベストセラー!】 Kindle版は100円にて購入できます! ミシュランフレンチ「シンシア」オーナーシェフ石井さんの3時間に及ぶ、食と料理の対談も収録。 ↓↓ ■「メシクエLV34」インスタ メシクエには載せていないお店や内緒の話はインスタでやってます! コチラ↓↓
by meshi-quest
| 2024-01-08 08:07
| 京都
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