同じく住所非公開の会員制中華料理店「中華新進気鋭」で食事。
2023年冬にオープンしたばかりの「新進気鋭」グループ初の中華料理となる記念すべき第一号店。
新店＆新業態ということもあり、まずは「新進気鋭」グループの中でも特に常連さんだけに先行告知と予約を開始している。
ちなみに、住所は非公開だが、お店自体は、某「新進気鋭」グループの店舗の秘密の扉の中にある。
こんなところに！という意外な扉の奥だった。なので、大元の店舗の通常のお客さんはこの奥に別のお店があることを知らないと思われ、それもそれで茶目っ気があって「新進気鋭」らしくて面白い仕掛けｗ。
席はカウンター8席ほどで、キッチンでの調理を見ながら食事が楽しめる。
料理はおまかせコースのみ。
まず、1品目は、中華の基本となる上湯スープから。
干し貝柱、金華ハムなど高級食材をふんだんに使った滋味深い上品なスープ。とても美味しい。
ドリンクは、他の「新進気鋭」グループ同様、全て飲み放題で、日本酒、ワイン、焼酎、ビール、ウィスキー、ノンアルドリンクまで何でも揃っている。
大人気の貴重な新政酒造の日本酒「陽乃鳥」や「No.6 X-type」なども飲み放題。
「中華新進気鋭」の他のグループ店と違う特徴としては、中華に合わせて紹興酒などの中国酒や凍頂烏龍茶などの中国茶があること。
本日の食材のご紹介。
焼肉で有名な「新進気鋭」グループ名物の牛タンやカイノミなど牛肉をメインに使いつつ、
香箱蟹、オシェトラキャビア、フグ白子、中華らしいところで黄金ピータンなど。
2品目は、お酒が進む中華前菜の盛り合わせ。
・よだれ鶏
・ホタテの葱油ソース
・酔っぱらい海老（ボタン海老の紹興酒漬け）
・チンジャオユッケ
・黄金ピータンと豆腐の白和え
・金柑の桂花陳酒漬け
3品目は、香箱蟹の春巻。
香箱蟹の身も蟹味噌もたっぷり入れたサクサクの揚げ立て春巻。
4品目は自家製カラスミをたっぷりと削ったオシェトラキャピアビーフン。
痛風まっしぐらな贅沢ビーフンでｗ、濃厚ではあるが、意外とサッパリもしている不思議な味。
5品目は、珍しいフカヒレステーキ。
下には旨味たっぷりの白湯スープ。
美味しいのだが、フカヒレ自体がかなりコラーゲン質なので、焼き揚げのような状態だと少量でも結構胃にパンチが来てしまう。
フカヒレは色んな中華店が白湯の姿煮をやるので、あえてステーキという形にしたのかもしれないが、白湯が美味しかっただけに、これは個人的には素直に姿煮でも良かったかな、という印象。
フカヒレの味変として出してくれた貴重な黒酢ハチミツが上品なバルサミコ酢のようでとても美味しかった。
6品目は、凍頂烏龍茶のグラニテ。さっぱりとした口直し。
7品目は、名物の牛タンの紹興酒漬け焼き。
この牛タンがめちゃくちゃ美味しかった！
焼肉の「新進気鋭」グループでも必ずコースの最初に出してくれる名物の厚切り牛タンを使い、それを紹興酒漬けにして香りと旨味を付け、炙ってチャーシューのような状態にしたもの。
見た目は牛タンだが、食べると上品なチャーシューのような味わい。
ここ最近いただいたチャーシューのNo.1だった。（豚ではないけどｗ）
8品目は、但馬牛A5ランクのカイノミを使った中華バーガー。
中華バンズで、柔らかいカイノミをサンドし、中華ソースをかけたもの。
9品目からは〆のご飯。
特別品も合わせると、何と全部で4品もあるｗ。
まずは、麻婆豆腐と炊き立ての白飯から。
真ん中にあるのは半熟玉子で、豆腐がない麻婆。
辛すぎず、甜麵醬がしっかり効いていて、ご飯が進む味。
10品目は、具なしの塩ラーメン。
すごくいい出汁が出ていて、とても美味しい。麺も細麺の固めで好きな感じ。
スープが美味しいので、むしろ具はいらない感じ。
11品目は、特製チャーハン。
シンプルに食べやすく、やや濃いめの美味しいチャーハンで、手前の自家製XO醤も美味しい。
・・・特製チャーハンでさすがに終わりかと思ったら、
なんと「ご希望の方に、特別にもう1種チャーハンを作ります」とシェフからｗ。
12品目は、あえての町中華チャーハンｗ。
味濃いめのガッツリ系のチャーハンで、「新進気鋭」グループオーナー塚原さんのお気に入りとのこと。
あえてお皿も町中華風のお皿に変えている遊び心がすごくいい。
町中華風ではあるが、実際は高級牛肉や干しエビ使っていたりするので、食材は超一流ｗ。
これまで色んな中華コースいただいてきたけど、チャーハンが2種出てくるのは初めてだなあ！
チャーハン好きなので、これはすごくいいサービスだし、ぜひ続けてほしいなあ。
13品目は、杏仁豆腐と桂花烏龍茶。
いい意味で杏仁が強すぎず、ちゃんとミルク感がしっかり出ている好みの杏仁豆腐。
料理も充実していて、「新進気鋭」グループらしく美味しい牛肉も出てきて、〆も4品も出てきて、しかも飲み放題で満足度の高い中華料理店。
中華は使っている食材もすごく高いので、高級中華店はものすごい金額になりがちだが、この料理内容でとてもリーズナブルだった。
初期のころから長年「新進気鋭」グループにお邪魔していて、ずっと肉だった中で、魚の「鮨青天霹靂」が出来た時も驚いたけど、
その後も「日本料理新進気鋭」や「天麩羅新進気鋭」なども出来て、ついにこの度「中華新進気鋭」まで出来て、いつかフレンチやスペイン料理など「新進気鋭」グループが料理の全ジャンルを制覇するんじゃないかなと楽しみにしている。
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