京都・市役所前「中国菜Guu」へ行く。
京都在住のグルメな親友からのお誘いで、京都屈指の予約困難な中華料理の名店「中国菜Guu」でディナー。
オーナーシェフの宮谷さんは、元ZOZOの前澤さんの専属シェフだったことでも有名な方。
どれくらい予約困難かと言うと、現在2024年は満席、2025年予約受付終了、次の予約は2026年分という感じ。今回はとてもありがたいお席に呼んでいただいた。
1品目は、チャイニーズカルパッチョ。
メイタガレイと菜の花の前菜。
2品目は、名物のスワンの形をした大根パイが入った3種の中華点心盛り合わせ。
伊達鶏と特級クラゲのジンジャーソースは、今まで食べた中でNo.1のクラゲだった。肉厚で歯ごたえがすごくいい。
スワンの大根パイは、中にりんごとブルーチーズが入ってて、これもすごく美味しい。
自家製チャーシューも今までいただいたチャーシューの中のNo.1かもしれない。
3品目は、蟹焼売と小籠包。
「粉は得意なんです」と微笑みながら、宮谷シェフが目の前で小籠包の生地を作ってくれる。
それを見たことない大きなせいろで一気に蒸し上げてくれ、出来立てをいただくことができる。
4品目は、ずっと気になっていた目の前に吊るされているあの子・・・
貸切限定で作ってくれる宮谷シェフのスペシャリテ「北京ダック」。
仕込みに丸2日かける、北京種の鴨。
食べる直前に宮谷シェフが高温の油を何度も掛けて、一番いい状態に仕上げてくれる。
目の前で北京ダッグの解体が見れるのはすごく嬉しい。
みんな、解体に集中して、まるで蟹を食べている時のように、静かに黙ってシェフの鴨の解体を見つめていたのが印象的。笑
正直、これまでそんなに北京ダッグに思い入れがなかった。
以前、中国出張をした時に北京ダッグの名店に連れて行ってもらったり、東京でも北京ダッグの名店にお邪魔したことがあったが、そこまで食べたいと思える味ではなかった。
この宮谷シェフのスペシャリテである北京ダックを食べるまでは。
2本いただけるうちの、まずは1本目のむね側の皮から。
本当に、本当に美味しかった。
正直、驚いた。こんな美味しい北京ダックって、世の中にあるんだな・・・。
この北京ダックがいただけただけでも京都に来た甲斐があったし、確実に今までいただいた北京ダックのNo.1だった。
2本目は、背中側の皮。
1本目のむね側の皮よりも、よりジューシーな印象。
どちらもものすごく美味しかったけど、むね側の皮の方が旨味とジューシーさのバランスが良くて、好みだった。
北京ダックは基本は皮だけを食べる料理。
皮が最大限美味しくなるように鴨も育てられているそうで、仕込みの際にも皮が一番美味しくなるように仕込まれているのだそう。
なので、鴨の大半である身の部分を食べないのは何だか勿体ない気がしてしまうが、宮谷シェフ曰く、食べても美味しくない身になっているとのこと。
5品目は、アイナメと天然のタラの芽の煮込み。
発酵白菜と春雨を合わせていて、発酵白菜のほのかな酸味と、タラの芽のほのかな苦みが特徴的。
6品目は、ヨシキリザメのフカヒレとろとろ煮。
ヨシキリザメの尾びれの部分を使った醤油煮込み。
ご飯は、岐阜のブランド米「龍の瞳」。
7品目は、選べる〆の麺料理。
「担々麺」か、「病みつき激辛麻辣麺」が選択できて、私は担々麺をいただいた。
鶏のもみじと豚のとんこつで出汁を取ったスープに胡麻のいい香りの組み合わせで、今まで食べた中でNo.1の担々麺だった。
ちなみに、親友が頼んだ病みつき激辛麻辣麺。
激辛という名前通り、かなり辛いそうだが、辛さの中に旨味があり、病みつきになる味だったそう。
8品目は、コースとは別に追加注文が可能な「超火力!Guu特製チャーハン」(+1200円)。
超火力はまさにその名の通りの火力で、驚かないように宮谷シェフがお客さんに事前に説明をしたくらい。音がすごくて、本当にジェット機のような音がする。
そんな火力で作った絶品特製チャーハンに、自家製XO醤を乗せたもの。
9品目は、杏の種から作っている杏仁豆腐。
香りがものすごく上品で、良くて、ミルク感もしっかりあって、好みの杏仁豆腐だった。
10品目は、生地からこだわって作っている焼き立てのエッグタルトと金木犀紅茶。
出来立てなので、サクサクで、中はトロトロ、アツアツの美味しいエッグタルト。
エッグタルトもさることながら、特注をしたというエッグタルト置きがめちゃくちゃカッコ良かった。
私は、365日結構色んなところで毎日メシクエをさせてもらっているが、
1日のうちでこんなにも私の中のNo.1が更新されていくのも珍しく、本当に美味しい料理と楽しい時間をくださった宮谷シェフに感謝したい。
■「中国菜Guu」
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by meshi-quest
| 2024-05-23 08:08
| 京都