吉祥寺「香港贊記茶餐廳」へ行く。
本場香港の雰囲気と味を楽しめるという前々から気になっていた香港料理店「香港贊記茶餐廳」でランチ。
そもそも、読めなかった。笑
なんとか「ホンコン」までは読めたが、正式には「ホンコンチャンキーチャチャンテン」と読むのだそう。ポップな響きだ。
一応、入口がガラス扉なのだが、張り紙が多く、かつ、薄暗いので、場所的には人の往来も多いところなのに、正直とっても入りづらい。苦笑
10年前くらいに香港に行って以来、バタバタしていたこともあり、コロナ禍もあり、あれから香港には行けていなかったが、
「ああ、こういう感じだった」と思い出させてくれるような現地食堂感のただよう店内。
スタッフは皆さん現地の方で、注文を聞きに来てくれた女の子に質問すると、中まで広東語で聞きに行く。
真隣の席では別の店員さんが客席に座って、堂々と賄いを食べている。よく見る光景。
良い悪いは別として、テーブルの上も綺麗に整っておらず、ティッシュもそのままドーンと置かれている感じ。
現地で考えれば、この環境にティッシュと水のポットが置かれているだけマシというか、日本ナイズドされててありがたいくらい。
メニューも広東語が先に来ていて、日本語は後に来ている感じが、また良い。
かつて東京の住みたい町のNo.1にまでなっている東京屈指のオシャレタウン吉祥寺で、たぶんこのお店だけなんじゃないだろうか。
本当は香港ワンタン麺が食べたかったのだが、ワンタンが売り切れてしまったとのことで、香港風焼きそば(1150円)をいただく。
香港麺と呼ばれる細麺&固麺の独特の麺を使っていて、味付けも良く、とっても好みで、美味しい焼きそば。
香港の地元の人が行っていた食堂に入って食べたあの味がする。
2人でシェアをしていたのだが、美味しくてもう1皿頼もうか迷ったくらい。
海老焼売と小籠包。これもちゃんと美味しい。
変な意味ではなく、高級中華店の点心のような美味しさでなく、現地の人が愛する路地裏の食堂で食べた時に感激した点心の味。
食材が美味しいというより、技術と経験で美味しいというか。
ピータン入りの中華粥。
元々は柔らかいお米が嫌いで、日本式の普通のお粥は食べないのだが、干し貝柱や干し海老でしっかり出汁を取って、形が無くなるまで煮込まれた中華粥はむしろ好き。
この中華粥もしっかり旨味が出てて、とても美味しかった。吉祥寺では一番美味しい中華粥なのではないかと思う。
正直、オシャレなランチやデートに使うような感じではないかもしれないが、
本場香港の雰囲気はめちゃくちゃ味わえて、まるで旅行に来ているような気分が味わえ、料理もとても美味しい。
個人的にも、他のメニューが気になっているので、またぜひお邪魔したいと思っている。
ちなみに、香港では日本でお馴染みの日清食品のインスタントラーメン「出前一丁」が国民食になっており、
大真面目に普通の食堂とかのメニューにあったりする。
味はバリエーションはあれど、あの「出前一丁」だ。
その不思議な体験も、香港に行かずとも、ここ「香港贊記茶餐廳」で出来る。
■「香港贊記茶餐廳」
いつも応援ありがとうございます。
ついに「メシクエLV34」の本が出ました!!
■「お人良し (おひとよし) 〜女性プロデューサーが365日外食するわけ〜」
【Amazon書籍10部門で1位!】
【Amazon書籍5部門でベストセラー!】
Kindle版は100円にて購入できます!
ミシュランフレンチ「シンシア」オーナーシェフ石井さんの3時間に及ぶ、食と料理の対談も収録。
↓↓
■「メシクエLV34」インスタ
メシクエには載せていないお店や内緒の話はインスタでやってます!
コチラ↓↓
by meshi-quest
| 2024-06-05 08:07
| 吉祥寺