吉祥寺「鮨ひろうみ」へ行く。
2024年4月にヨドバシ裏にオープンしたラグジュアリーなお鮨屋さん「鮨ひろうみ」でディナー。
現在、大将が1人でカウンターでにぎりをしているので、おこのみは無しで、夜は16,500円のコースのみだそう。
まずは、しじみの旨味を引きだした出汁から。胃を温める効果。
ベビーコーンやアスパラ、ニンジンの季節の野菜の白和え。
通常の生姜のガリの他、甘酢に漬けた新玉ねぎのガリも。
色んな鮨屋さんにお邪魔しているが新玉ねぎのガリは初めてかも。クセが無く、甘味があるので、おつまみのガリとして美味しい。
蕪の蟹餡かけ。出汁が美味しい。
お造りは、4日熟成の三重のイサキと、三重のモチガツオの焼き霜。
たいら貝の磯部焼きは、大将から手渡しで。
房総の煮アワビは、アワビの肝と「たまもと」(日本料理のマヨネーズのようなもの)と合わせたソースで。
余ったソースにはシャリを入れて、ソースごといただく。
このソースが濃厚で、ものすごく美味しくて、濃厚民族にはたまらない味。
かなり大きいドラゴン級の太刀魚の塩焼き。脂が乗ってて美味しい。
1週間熟成のイサキと、かすご鯛。
スミイカと、ほっき貝。
イワシと、本鮪の赤身のづけ。イワシが脂乗ってて、美味しかった。
バフンウニと、箸休めの筍の茶碗蒸し。
本鮪のとろと、アジ。
ノドグロの蒸し寿司と、車海老。
穴子と、天然の鯛のすまし汁と、玉。
最後は自家製の生わらび餅。
全体的にバランスが良く、つまみも、にぎりもいい塩梅で出してくれる。
大将もスタッフの方もとても親切で丁寧な方で居心地良く、ゆっくりと鮨を楽しむことが出来た。
一方で、ある意味で、静かな優等生というか、正直、強く印象に残るものがまだ少ない感じではあった。
吉祥寺は飲食店がものすごく多いが、ラグジュアリー系の鮨屋さんが少なかったので、そういう意味では今後が楽しみではあるのだが、
鮨屋さん全体で考えると都内にも良店がいっぱいあって、競争がものすごく激しく、
特にラグジュアリー系の鮨屋さんに行く層は吉祥寺に限らず、移動しても都内の美味しい鮨屋に行くので、そういう意味ではまだ少し中途半端な立ち位置な感じはある。
せっかく吉祥寺でラグジュアリー系をやられるので地元密着型の地元の富裕層向けが一番のお客さんになると思うが、
また行きたくなるモノ、また行きたくなる理由、地元にこんなお店があって良かったと思ってもらえる何かがお客さんにもっと出せていけるといいんだろうなあ・・・とは思う。
■「鮨ひろうみ」
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by meshi-quest
| 2024-05-31 08:08
| 吉祥寺