台北に行く。⑤ ~天空の茶藝館・邀月茶坊~
台北市の端に「猫空」と呼ばれる場所がある。
車でないと行けないような山道を登った先にある場所で、山間には一面の茶畑が広がり、台北きってのお茶の産地でもある。
「猫空」には多数のカフェや茶藝館が存在しているが、「猫空」のさらに奥地に隠れ家のように佇む有名な茶藝館「邀月茶坊」(ようげつさぼう)があり、お邪魔してきた。
上記が入口かと思いきや、さらに山道を進み・・・
少し下った先にあるココが茶藝館の本体。山の中にある茶藝館だ。
店内はこんな感じ。
茶畑を眺めるようにテラス席が並んでおり、席数もそこそこある。
料金システムがすごくユニークで、「お湯の値段+茶葉の値段×人数」で計算される。
お湯は入店した時間によって値段が異なるようになっている。
一度、お金を払うと、その後は何時間いて、何度お茶を飲もうが好きなだけいることができる。
お茶の種類は茶藝館だけあってとても豊富で、フレッシュな生茶、熟成している熟茶から自由に選ぶことができる。
色々と悩んだ末、今回は「特級鉄観音」($660、日本円で3200円くらい)を注文。
自分で伝票に番号を記載してスタッフに渡すと、お茶のセットを持ってきてくれる。
ちなみに、茶葉はしっかりとした量が来るので、お持ち帰り出来るように最初から茶缶も付いてくる。
ちなみに、お湯はこのタンクから自由に取ることができる。
お茶は専門のスタッフが淹れてくれる茶藝館もあるが、ここは淹れ方が書かれたHOW TOが用意されてて、それを見ながら、自分達で淹れるスタイル。
「特級鉄観音」は、いわゆる茶色のお茶のしっかりと味が出る烏龍茶で、味も美味しかったが、単体で飲むというより、脂っこい料理と共にいただくのがいい感じの味わいだった。
・・・というわけで、軽い昼食も兼ねて、料理も頼むことに。
「邀月茶坊」ではお茶を飲みながら食事も楽しめるように、食事のメニューも用意されている。
中でも面白いのが茶葉を使った茶葉料理。茶藝館ならではの料理とも言える。
茶油で揚げた鶏肉の生姜風味。
骨付きのフライドチキンにほのかに茶葉のいい香りがするような料理。
台湾野菜(オオタリワタリ)の茶油炒め。
これは普通に美味しい青菜の野菜炒め。
ただ、肉と違って青菜なので、茶葉の香りはあまり感じにくいかも。
鉄観音を練り込んだ小籠包。
生地の中に鉄観音を混ぜ込んだほんのり緑な小籠包。味はそのまま小籠包な感じ。
これは茶葉は関係なく、私が食べたかった台湾カステラ。
見た目より、かなり上品な台湾カステラで、優しく食べやすかった。黒糖の風味もいい感じ。
ちなみに、ここ「邀月茶坊」はまさかの24時間営業で(笑)、嘘かと思って調べてみたが、やっぱり24時間だった。
こんな山奥の車でしか来れないような場所の茶藝館がネカフェ並みの24時間とは・・・。台湾すごいなw。
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by meshi-quest
| 2024-06-19 08:07
| 旅行_海外