表参道「メゼババ」へ行く。
懇意にさせてもらっている、予約の取れないイタリアンの名店「メゼババ」で定期的に行っている私の貸切会。
一応、ジャンルとして便宜上「イタリアン」と書かせてもらってはいるが、
和洋中、それ以外の料理も含めて、高山シェフが体験し、美味しかったと感じた、今出したい料理が並ぶので、本当のジャンルとしては高山シェフの「メゼババ料理」。
1品目は、高知の茗荷だけを作っているという農家さんによる茗荷のマリネ。
こんなに上品で綺麗な味の茗荷ってあるんだな・・・と感激するくらい美味しい茗荷。
人生でこんなに山盛りの茗荷を目の前にしたこともないが(笑)、これがあっと言う間に食べれてしまうくらい美味しい。
ワインは他の方はスパークリングからスタートだが、私は炭酸が飲めないので、高山シェフが私が飲める赤ワインを用意しておいてくれていて、
この日は、私が大好きな「L'Arco Amarone della Valpolicella Classico」(ラルコ アマローネ)。嬉しい!
2品目は、賀茂茄子のグリル。
写真でも言葉でも伝えきれないのだが、食べたことのない味と食感の茄子に仕上がっている。
一見、茄子を焼いただけに見えるが、実はこの賀茂茄子の料理は2時間かかっているもので、今まで食べた茄子のNo.1だった。
3品目は、岩手の戻り鰹。
本来、戻り鰹の時期には早いのだが、もう戻ってきている鰹がいるらしく、その鰹が抜群に美味しい。
これも今まで食べた鰹のNo.1かもしれない。綺麗な味。
そして、掛かっている鹿児島の胡麻油の香りと味がすごく良くて、絶品だった。
4品目は、ガスパチョと萩のシロイカのグリル。
5品目は、近江牛のたたき。
単に柔らかいという言葉では表せられない、外はしっかり火が入ってて、中はしっとりしてて、すごい火入れのお肉だった。
あえて叩くかのように切った大量の国産オーガニックイタリアンパセリがすごく重要な仕事をしている。
6品目は、「はるゆたか」で作ったトマトパスタ。
「メゼババ」が亀戸にあった頃はよく名物のトマトのパスタをいただいていたが、表参道に移転してからは初めて出てきたかもしれない。美味しいトマトパスタ。
高山シェフがパスタは麺を食べる料理というが、自家製麺がすごく美味しい。
7品目は、最近高山シェフが凝っている生姜のペペロンチーノ。
これも大量のオーガニックイタリアンパセリがすごく重要。
パスタに対してイタパセはちょっとだけという固定概念を打ち破るパスタ。
生姜しか使っていなくて、ニンニクは使ってないのに、なぜか途中からニンニクの風味を感じる不思議なパスタ。
8品目は、長崎壱岐の海うなぎ。
皮目がパリッパリで、中はすごく柔らかく、しっとりと火入れがされている。
鰻屋さんとも、日本料理屋さんとも違う鰻の味。
9品目は、コースには通常ないのだが、特別に出してくださった水餃子。
皮の小麦の味がとても美味しく、豚と海老の餡も美味しい。
以前もコースの最後に出してもらったことがあったが、この日の水餃子はさらにバージョンアップしてて、この日の方が好きかな。
10品目は、名物のプリン。
私の会はワインをよく飲む人が多いので、キャラメルはかなりビターの濃いめ、プリンも固め。
行く度に、高山シェフが進化しているというか、チャレンジをしているというか、だから毎回来たくなるし、面白い。
料理を食べているのだけど、言い方変えると、その時の高山シェフそのままを食べているような、料理からその時の高山シェフの色んなことが分かるような、そんなメゼババ料理。
予約困難なメゼババは、私の周りでも行きたい!と言ってくれる人も多いお店の1軒なのだが、
パッと来ただけではその味の理由が分からないというか、毎回大きな展開があるドラマをど真ん中の1話だけ見る感じというか、やっぱり行き続けることに意味があるし、見続けるからこそ分かることがある。
基本常連さんだけで予約を埋めるのもある意味理にかなっているというか、理由があると思うし、私も特にこの貸切会だけはメンバー変えずに、基本同じメンバーだけでメシクエストしているのもそれなりに理由があったりする。
■「メゼババ」
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by meshi-quest
| 2024-07-19 08:08
| 表参道・青山