台湾へ行く⑪~台湾高速鉄道(新幹線)の乗り方
これまで台湾は、日本から台北、日本から高雄という感じで、直接飛行機で行って、そこから直接また日本に戻ってきていたのだが、今回は諸事情で、帰国の前日に台北に行かないといけなかった。
そのため、人生で初めて台湾の新幹線に乗ることになった。
台湾の新幹線は、台湾高鉄(TAIWAN High Speed Rail)と言う。
日本が技術協力をして作った新幹線なので、券買システムも、新幹線の車両自体も、新幹線に乗っている感じも、どこか日本と似ていて、日本人には親近感がある。
とはいえ、海外の新幹線をチケットから購入して、発券して、実際乗ってみて、色んなことが分かり、最初はとにかく不安だったので、少しでも誰かの参考になればと思い、台湾高鉄の乗り方を説明しておこうと思う。
まず、台湾高鉄の乗車券の買い方。
買い方はいくつかあるのだが、大きく分けて2つになる。
①オンラインで買う【一番早くてオススメ】
②台湾高鉄の駅に行って買う
実はアナログではあるが、ある意味確実である、最初は②にしようと思ってた。
台湾高鉄の駅まで行って券売機なり、駅の窓口にアタックしようと思ってたのだが、色々と調べてみると、オンラインでもちゃんと買えそうな感じだったので、わざわざ駅まで行くのも大変だし、結局①の方法で乗車券を買った。
結果的には①の方が楽だし、慣れれば圧倒的に①がいい。
①のオンラインでの買い方は、一番分かりやすいのは下記の台湾高鉄の公式サイトから買う方法だ。なぜなら、日本語対応されてるので、内容の通りに買って行けば、ほぼ問題なく買える。乗車券は、乗車日の28日前から買うことが出来る。
■「台湾高鉄オンライン予約」
ここで1つ注意すべきは、あくまでこの手続きが「予約」であり、発券ではないこと。上記サイトから予約をして、支払いをしたら、予約番号を持って、駅などでチケットを発見しないといけない。
そこで便利なのが、コンビニ。
台湾の町の至る所にあるコンビニの、例えばファミリーマートであればファミポートから支払いをして、発券までをしてくれる。
なので、今回の台湾高鉄の乗車券の発見までの流れでオススメなのは、
①台湾高鉄のサイトからオンライン予約する
②ファミリーマートとかで支払いと発見をする
これが確実に早く乗車券を手に出来て、安心、安全なのではないかと思う。
乗車券について、かなり迷って、今回勉強になったことは、台湾高鉄の座席が指定できない、こと。
席指定の場所をすごく探したのだが、見つからず、色々と調べた結果、席は予約時にシステム側に自動的に決められてしまう模様。日本の新幹線のオンライン予約のように席が選べたりはできない。
駅の窓口とかまで行って言えば変えてくれるのかもしれないが、日本のように席は簡単に選べないことは注意。なので、2人で並んで座りたい時とかはちょっと大変かもしれない。
さて、高雄から台湾高鉄に乗る場合には、高雄の中心部から車で約25分くらいのところにある「左営駅」という駅から乗ることになる。地下鉄のMRTでも行けるが、荷物も多かったので、タクシーで。
車で行くと、「左営駅」4階のタクシー下り場のようなところで下ろされるので、そこからエスカレーターで2階まで下がり、台湾高鉄のホームまで向かう。
佐営駅は新しくモダンな感じの駅で、綺麗で、新幹線の駅だけあってお客さんも多い。
乗車券を見ると、ホームの番号、車両番号、席の番号などが全て記されてるので、その番号に沿って、ホームに行き、車両に乗り込む。
ホームに行くと、日本で見たような形の、安心感のある新幹線が待っててくれていた。
幸いにして「左営駅」は始発なので、ホームも席も空いている。
今回は、「Business」という席で、いわゆる日本のグリーン車扱いの席を取った。高雄→台北のBusiness料金は2440元(約10980円)。
ちなみに、日本の東海道新幹線とかはグリーン車両が3つあるが、台湾高鉄ではグリーン車は1車両だけ。
席は日本のグリーン車両と一緒で、普通車に比べて横並びが1席分少ない分、少しゆったりしている。席にはひじ掛けに電源もある。
とはいえ、日本の古い時代の新幹線の車両を買い上げて使っている感じなので、シートも古いし、そんなに倒れないし、日本のグリーン車のような座り心地とかはない。
ただ、昭和の電車博物館みたいなところに来て見学をしているようなワクワク感はある。
無事に発車。高雄から台北までは、約1時間半。
面白かったのは、Business車両のサービス。乗っていると、しばらくして台湾高鉄のスタッフの人がBusiness車両の見回りに来たのだが、まずおしぼりと水の無料サービスがあり、その後にお菓子まで配られた。
台湾高鉄は台北までも1時間半くらいしかない短い距離なので、ワゴンサービスなどはないので、その分の優しさなのかもしれない。
こんな感じで、台湾高鉄自体が新幹線内で食事をすることを激推奨してる感じなので(笑)、Business車両のお客さんのほとんどが持ち込んだ弁当とか、何か食べてて、お花見電車っぽくなっている。
日本の新幹線での出張が多く、移動中も仕事していることも多いので、良い悪いではなく、日本のグリーン車では私はよほどのことがない限り、物を食べないようにしている。
匂いが車両に充満するのが嫌だし、基本はドリンクだけで、食べるとしてもホント一瞬で食べたられて匂いがないものとかにする。車内のお弁当問題があるから、普通車両は避けて、日本ではグリーン車を選んでいるというのもある。
日本だとそんな感じなのだが、事前に台湾の話を聞いていて、台湾では食べてない方が少数というか、むしろ記念に食べた方がいいよくらい言われてたので、郷に入っては郷に従えで、今回はお弁当を食べることにした。
今旅で美味しい肉燥飯(魯肉飯ルーローハン)を食べさせてくれた「錦田肉燥飯」のお弁当。
実は「左営駅」に向かう前にタクシーで「錦田肉燥飯」にお邪魔して、お弁当を買っていた。
お店のおばちゃん、2日連続で同じ日本人が買いに来たから、ビックリしたんじゃないかと思う。笑
イートインで食べた肉燥飯も美味しかったが、肉燥飯弁当もなかなか美味しかった。
ちなみに、「左営駅」の中にも新幹線の駅だけあって、色んなお弁当屋さんがあるのだが、日本に馴染みがある店も多く、ココイチとかサブウェイとかもあった。
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by meshi-quest
| 2025-05-15 08:07
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