日本橋「aca 1° アカ」へ行く。
懇意にさせていただいているミシュラン1つ星獲得の予約困難なスペイン料理の名店「aca 1° アカ」で食事。
本日は、オーナーの東シェフ目の前のカウンター席にて。
香り良い東方美人のアイスをいただく。
1品目は、ウスイエンドウのカルドッソ(スペインのリゾット)。
新緑の季節らしい鮮やかな緑と、甘味と、プチプチした食感と、燻製バターの香りが合わさって、とても美味しい。
2品目はスペシャリテのコハダの「ボカディージョ」。
ボカディージョとは、バゲットなどに具を乗せたり、挟んだりしたスペインのサンドイッチ。
トマトのパンにコハダを乗せて、大葉と一緒にいただく。鮨のような感じもあり、スペイン料理でもあり、日本のスペイン料理店ならではの一品。
毎回この料理をいただく度に思うのだが、コハダを鮨以外で食べることってほぼないので、不思議な感じ。
3品目は、キンメの炭火焼き。
上からは木の芽やクレソンなど和洋の香りの良いハーブ。甘めのシェリーワインソースとすごくよく合ってて、これもとても美味しい。和食の感じもあり、スペイン料理でもあり、素晴らしい融合。
4品目は、セモリナ粉で揚げた稚鮎。
3匹の稚鮎が川を上るようにクルっと回転しながら上に重なっている。上の白いものはマンチェゴチーズ。
5品目は、薪火で焼いたホワイトアスパラガス。
上には「アホブランコ」というニンニクとアーモンドの白和えのようなソース。
私はティーペアリングなので飲まなかったが、アルコールペアリングにしていた人はここでシェリー酒。
ソムリエさんがシェリー酒に空気を含ませるために長い柄のついたヴェネンシア(樽からシェリーを汲んでグラスに注ぐひしゃくのような道具)で上手にグラスに注いでいた。
6品目は、毎月中身が変わる名物のアヒージョ。
この日は車海老とフカヒレと、上にはこの時期限定の花山椒と木の芽。アヒージョのオイルには海老の頭を砕いたソースがたっぷり入っていて、オイルというより、海老のソースのような感じ。
アヒージョにフカヒレが入っているのも初めてだが、アヒージョに花山椒が入っているのも初めて。意外とこの濃厚なオイルに強い香りの花山椒が合う。
ちなみに、「aca アカ」さんのアヒージョが好きで、通常海老2匹だが、3匹に増やしてもらった。余ったオイルには自家製のライ麦パンを付けていただく。
7品目は、毛蟹と独活とトマトのガスパチョ。透明な液体はトマトのジュレ。
8品目は、選べるメインディッシュ。
鳥取の和牛ヒレと、神戸牛サーロイン。塊で焼くので、通常は1グループ1種類なのだが、どちらも美味しそうなので、2種類ともいただいた。
まずは、和牛のヒレから。付け合わせは新玉ねぎの薪火焼き。ソースは牛肉のすじを煮込んだソース。
もう1つは神戸牛サーロイン。ジューシーだが、脂がしつこくなく、食べやすい。
9品目は、スペシャリテのパエリア。
出来立てアツアツのパエリアを出してくれる。毎回季節によって具が変わり、この日はホタルイカ。
私があまりホタルイカが得意ではないため、東シェフが特別に私用のパエリアを用意してくだった!
毛蟹と筍。毛蟹の旨味をご飯がたっぷり吸ってて、めちゃくちゃ美味しい!
東シェフ、ありがとうございます!
10品目は、お店で追熟させている甘味たっぷりのメロン。
11品目は、キャラメルソースを掛けたヤギミルクプリンとヤギミルクアイス。
ヤギと聞くと、少しクセがある香りを想像する人もいるかもしれないが、全くクセが無くて、牛乳とはまた違ったコクがあって、とても美味しい。
本日もとても美味しかった。日本のスペイン料理ならではの、日本の食文化が上手に反映されている唯一無二のスペイン料理。
■「aca 1° アカ」
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by meshi-quest
| 2025-05-27 08:07
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