大阪・梅田「ザ・リッツカールトン大阪」へ行く。
大阪万博もあり、異常に大坂近郊ホテルの値段が上がっている今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
そんな中、ど真ん中の大坂出張に行ってきた。
正直あまりサービスの良くない、狭いホテルもかなりの値段になってしまってて、値段云々ではなく、そこに高い値段を出すのがどうにも納得いかない。
どうせどこも高いなら、もう高くてもいいので、逆にしっかり良いところに泊まってしまおうと思い、ザ・リッツカールトン大阪のクラブフロアに泊まることにした。
定期的に書かせてもらっているホテルクラブフロアについて、以前も「完全保存版ホテルクラブフロアの楽しみ方」という記事を書いたところ、非常にご好評をいただき、多くの方にご覧いただいたので、今回もぜひホテルを探している方の参考になればと思う。
さて、大阪版のリッツ、ザ・リッツカールトン大阪の話に戻るとする。
実は、意外と知られていないのだが、ザ・リッツカールトン大阪が日本で初めて出来たリッツカールトンホテルで、とても歴史のあるホテルだ。
2025年には、世界有数のトラベルガイド『フォーブス・トラベルガイド』で3年連続、かつ、大阪唯一の“五つ星”ホテルの称号を獲得をしている。
ロビーは18世紀の英国貴族の邸宅をイメージされているそうで、この規模のホテルにしてはかなり小さいが、調度品は素晴らしく、格式がある。
ロビーが狭いこともあって、レセプションやロビー周辺はかなり人が混雑している。
今回は、どこ行っても高いなら、ちゃんと満足感のあるところにお支払いをして滞在したかったのもあり、クラブラウンジ付きのクラブフロアの部屋に滞在することにした。
クラブフロアルームは、チェックインをクラブラウンジで出来るので、そのままクラブラウンジへ。
クラブラウンジはこんな感じ。
ちょうど到着した時は午後1時半くらいでクラブラウンジのアイドリングタイムの時だったが、お菓子などのスナックや、ワインやビールなどのアルコールなどは自由に飲むことができる。
ザ・リッツカールトンは東京もそうだったが、英国式アフタヌーンティーが名物になっているので、紅茶が充実しているのはお茶好きとして嬉しい。ザ・リッツカールトンオリジナルのブレンドティーはもちろんのこと、私が大好きなドイツ最高級品質の紅茶「ロンネフェルト」があるのも嬉しいポイント。
スタッフさんより、ちょうどあと15分くらいで、アフタヌーンティーがスタートするとの話を聞いたので、ラウンジで紅茶を飲みながらそのままゆっくり待つことに。
アフタヌーンティーの時間になった。
クラブフロアゲストもみんな楽しみにしているようで、5分前くらいから続々とクラブラウンジに人が集まってきた。
ザ・リッツカールトン大阪名物のアフタヌーンティー。
リッツの象徴であるライオンが描かれたティーセットは3段になっており、1段目と2段目にケーキやマカロン、3段目に軽食が乗っている。
クラブフロアの宿泊客は、1日1人1回アフタヌーンティーを無料でいただけるようになっている。
アフタヌーンティーの内容は、月替わりくらいで一部が少しづつ変わるようだが、基本的には一緒とのこと。
1段目は、チョコマカロンとピスタチオのシュークリーム。
2段目は、苺チョコの中に柚子が入ったケーキ、ライムのムースケーキ、抹茶のケーキ。
3段目は、アッシュパルマンティエ風クロックムッシュ、プレーンとレーズンの2種のスコーン、生ハムとツナのクロスティーニ、サーモンとカマンベールのサラダなど。
リッツの名物でもあり、アフタヌーンティーという華やかな体験は味わえるが、味はというと、正直ケーキは甘さが強く、スコーンやパンなどもちょっと時間が経ってる感じがありイマイチで、あまり美味しくはなかった。
ただ、これまでも国内、海外問わず、色んなところでアフタヌーンティーを体験しているが、結局、味だけ言えばちゃんと単品で頼んだ方が美味しいよねというのが結論だったので、アフタヌーンティーとはこういうものなのかもしれない。
色々とちょっとづつが一気にドーンと出てくる華やかさを楽しむデザートであって、味ではないのかもしれない。
というわけで、まあ、仕事もあったのもあるけど、この日以降、あと2日分の滞在のアフタヌーンティーの権利はあったが、もう行かなかった。
さて、クラブフロア客室の紹介に移ろうと思う。
リッツのクラブフロア客室は、クラブラウンジがある同じフロアにあるので、エレベーターなど乗らずにそのまま移動できるのが嬉しい。
他のホテルのクラブフロアとかだと、部屋とラウンジが分かれていることも多いので、行くのがちょっと面倒だったりする。
部屋はこんな感じ。
キングサイズのベッドに、窓側にビジネスデスクとカウチソファがある。広さは広すぎず狭すぎずな感じで、クラブフロアとしての豪華さはそこまでない。
滞在中はこのデスクで東京とオンラインMTGしたり、企画書作ったりしていた。PCで仕事することが多いと電気機器を多数使うので、コンセントが多いのはありがたかった。あと、WiFiもしっかり入るのは良かった。
テーブルには、宿泊者へのプレゼントとして、大阪の老舗パティスリー「ツマガリ」のクッキーボックスが置かれていた。
洗面所やバスも設備はやや古めで、そこまで広くはない。アメニティーも特筆すべきところはないかな。
部屋からの眺めはこんな感じ。
大坂梅田の中心部にあるので、どうしてもビル多めだが、遠くに大阪湾とかが見えたりする。
ザ・リッツカールトン大阪のクラブラウンジは、①朝食、②昼前の軽食、③アフタヌーンティー、④夕食前のオードブル、⑤ナイトキャップの1日5回のフードプレゼンテーションがあり、中でも「④夕食前のオードブル」(17:00-19:30)が一番フードの種類も多く、人も集まるのでラウンジも混み合う。
「夕食前のオードブル」のお料理はこんな感じ。
この日の冷菜は、仔牛のトンナートソース、エスカベッシュ、生ハムとピクルス、タコとポテトのサラダ、マグロのタパス、蒸し鶏、キッシュなど。
温菜は、蟹と玉子のとろみスープ、真鯛の蒸し物、仔牛のクリーム煮など。
大坂のリッツらしいというか、東京のリッツのクラブフロアにはなかった料理で言うと、串揚げやたこ飯があった。
チーズやデザートなどもある。
さらに、この17:30~のオードブルだけは、ザ・リッツカールトン大阪の中に入っているレストランが持ち回りで、特別料理を提供するのがウリになっていて、この日は日本料理「花筐」(はながたみ)の料理長のメニューとして、サーモンの味噌漬け焼きとお麩の田楽焼が提供されていた。
昼のアフタヌーンティーのような「あれ??」という感じはないし、種類も多く、味もちゃんと美味しいのだが、正直、クラブラウンジの、特に夕方のオードブルのクオリティーだけ言えば、ザ・リッツカールトン東京の方が美味しかったかな。ぶっちゃけ、東京のリッツの方が同じクラブフロアでも圧倒的に値段が高いので、その分の差もあるのかもしれない。
オードブルをいただいてから部屋に戻り、仕事をしてから、少し遅めの時間にクラブラウンジへ。
「⑤ナイトキャップ」の時間になっており、内容はこんな感じ。
チョコレートやナッツなど、お酒と共にちょっとつまめるものがメイン。面白いところだと、なぜか今川焼があった。
クラブフロアから見える夜景が綺麗なので、寝る前にお茶を飲みながら、ゆっくり過ごせるのはいい。
翌朝、クラブラウンジでの「①朝食」はこんな感じ。
和食も洋食も揃ってて、サラダもパンも、種類は豊富。
ちゃんとクラブラウンジ専用のシェフが立っていて、卵料理やパンケーキなどはその場で注文して作ってくれる。
パンケーキはこんな感じ。特別はパンケーキではないが、出来立てなので美味しい。
ホテルでよく卵料理のサービスがあり、ハム、野菜、チーズはあるが、トリュフオムレツってなかなか朝に見かけないので、食べてみた。これも、まあ普通かな。トリュフよりも、普通にハムとチーズがいいかも。笑
最後に、「②昼前の軽食」はこんな感じ。
サンドウィッチやパスタが並ぶ。この日は、海老マヨネーズのバターロール、玉子と野菜のフォカッチャ、シーフードパスタ、スティックサラダなど。
温菜も揃ってて、クリーミーチキン、ラタトゥイユ、コーンスープなどもある。
デザートも充実していて、ケーキがいっぱいあった。
ちょっとケーキをいただいてみたが、やっぱり私には甘すぎかな。
なんか大阪リッツのケーキは全体的に甘い気がする・・・。妙に牛乳飲みたくなって、牛乳をいただいた。
クラブフロアは他のフロアと隔離して静かにのんびりホテルに滞在できるし、お茶もいつでも飲めるので、それだけでも十分価値があるので、まあ食事はちょっとおまけくらいの楽しみということにしている。
■「ザ・リッツカールトン大阪」
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by meshi-quest
| 2025-06-21 08:07
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