赤坂「さ行」へ行く。
創業15年の予約の取れない日本料理の名店「さ行」で皐月(5月)のコースをいただく。
一度来た方はみんな気に入って予約を取っていくので、長年の常連さんでも予約がなかなか取れない予約困難店となり、現在はご新規さんの予約はお断りされている。
飲み物はコースの値段に含まれており、ビールや日本酒、ノンアルなど飲み放題で、料理に合わせて値段を気にせず楽しむことができる。
1品目は、美しいあやめが飾られた皐月の八寸から。
手前の長いお皿には、そら豆の甘煮、ヒラメの小袖寿司、クリームチーズの味噌漬けのレンコン巻き、出汁巻き玉子、スモークサーモンと菊の砧巻き。
その周りには、5月の端午の節句にちなんだオーロラサーモンのちまき、アカエビの黄身酢和え、白ワインで豆腐を伸ばした洋風白和え、山形県のずんだとタコと粟麩など。
八寸からしてワクワクが止まらない!
「さ行」さんは家族経営をされているのだが、手作りで作られた折り紙の兜の中に、焼き芋の裏ごしとレバーパテの団子が隠れていたり、八寸の下もかわいい折り紙を重ねて台紙を作っていたり、色んなところに温かみを感じる。
2品目は、自慢の一番出汁のお椀。
中には、ホタテ真薯、車麩、佐土原ナスの湯葉巻き、コシアブラなど。出汁がものすごく美味しい!
3品目のお造りは、マダイ、アオリイカ、カツオ、海老と自家製カラスミ。お好みで自家製ぽん酢か、黄身醤油で。
4品目は、焼物と蒸し物3種。
銀ダラと、その下にはほっき貝ヒモと野菜のオイスター炒め、琵琶湖の鮎の素揚げと鮎の茶碗蒸しと青豆とジャガイモのすり流しと共に、蟹の甲羅の下には自家製蟹焼売。
5品目は東京Xの豚肩ロースのグリル。下には鶏手羽で炊いた大根と、山形牛のトマト煮込み。
手前は万願寺唐辛子の上にしば漬けのポテサラとしらすを合わせたもの。
6品目は、「さ行」さん名物の胡麻豆腐。仕立ては変えながら、胡麻豆腐だけは創業以来15年間メニューで出し続けている。
この日は、胡麻豆腐の葛粉揚げと、甘いとうもろこし「ゴールドラッシュ」を使った冷製ポタージュと、ゴールドラッシュと枝豆と桜エビを使ったフリット。
胡麻豆腐の上にソースのようにゴールドラッシュのポタージュを掛けて食べると、とても美味しい。
7品目は〆のご飯セット。
この日は牛モツと手作り豆腐の味噌煮込みと、「さ行」さんご一家の出身である山形のブランド米「つや姫」の炊き立てご飯。山形の郷土料理「だし」を乗せた素麺の2種。
8品目のデザートは、柑橘「はるか」のゼリー、ゴールデンキウイのミルクアイス、福袋入りの自家製あんバターどらやき、シュークリーム、抹茶のティラミスの5種。
1つ1つが通常の1つのデザートくらいあるので、豪華絢爛!ゼリーとアイス以外は持ち帰り可能。
こんなにたくさんのお料理を出していただいた上、〆のご飯とは別に毎回なんと鯛めしを炊いておいてくださり、1人1パックお土産も付いてくる。
このお料理と、お酒も飲み放題で、お土産もいっぱいもらって、美味しくて楽しくて、お会計が驚きの13,000円なのだから、みんなまた来たいし、予約困難になるのは仕方がない。この日も美味しく、楽しい「さ行」会だった。
いつも応援ありがとうございます。
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by meshi-quest
| 2025-05-29 08:07
| 六本木・麻布・赤坂