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赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。












懇意にさせていただいている予約困難な日本料理店の名店「赤坂おぎ乃」にて、今宵も大将荻野さんの季節感溢れる芸術的なお料理をいただく。


ミシュランと並ぶフランスのグルメ誌「ゴ・エ・ミヨ」にも連続掲載されており、2025年も受賞されている。


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文月(7月)のテーマは、「七夕」(たなばた)。


文月の名前の由来も、七夕の夜に書物を開いて風にさらす風習から「文披月(ふみひらきづき)」と呼ばれていて、それが変化したとも言われている。


七夕は彦星と織姫が七月七日の夜、年に一度だけ会うという中国の伝説にちなんだ年中行事であるが、織姫は名前の通り、織物が得意とされていて、そこから七夕の日には葉に羽毛が生えている「梶の葉」を飾る風習があるのだそう。なので、おぎ乃さんの最初の説明の時にも目の前に梶の葉と、七夕でお馴染みの笹が飾られている。


迎え酒は、梅酒。ちょうど梅を漬ける時期が7月でもあるので、梅酒を。


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1品目は、団扇型のお盆に乗った、甘いトウモロコシ「ゴールドラッシュ」のすり流し。


下には枝豆のくず豆腐と、上には夏野菜。


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2品目は、噴火湾の毛蟹、熊本の赤茄子、福島のモロッコインゲンの茶豆和え。


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3品目は、削りたての鰹節の一番出汁を使った「おぎ乃」さん自慢の絶品椀。


中は愛媛の名漁師・藤本純一さんのヤイトハタと、白芋茎と、じゅんさい。


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4品目のお造り、まずは、荻野さんが目の前で仕上げてくれる明石のたこしゃぶと、愛知の夏アスパラ。自家製の梅ソースを付けていただく。


たこに細かな細工包丁がされていて、まるで上品なハモのようにフワフワで柔らかく、ものすごく美味しかった!


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続いては、初鰹の藁焼き。上には、葱、生姜、茗荷を叩いた薬味。


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最後は、天草のブランド鱧「黄金ハモ」のお鍋仕立て。中には黄ニラや水菜。ハモもとても柔らかく、出汁も上品でとても美味しい!


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5品目は、初夏の名物「鮑素麺」


黒鮑のクリーミーなすり流しに、高級三輪素麺「神杉」の組み合わせ。鮑を擦る料理なんて日本料理屋さんでもなかなか見かけないが、鮑は昆布を食べて育つので、擦ると粘り気が出てきて、麺によく絡む。


毎年この時期のお楽しみ。個人的に素麺のNo.1。一番贅沢な素麺なのではないかと思う。めちゃくちゃ美味しい!


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6品目は、名物のジオラマのような八寸


文月(7月)の八寸のテーマは、「七夕の夜空」。和歌が書かれた器の上に、7月にちなんだ小さな料理が並んでいる。


大きな雪洞(ぼんぼり)は、実は大根で出来ていて、「おぎ乃」の八寸の名物。大根の葉脈が透けている様が、まるで綺麗な和紙のように見える。


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八寸の中身は・・・



・徳島県阿波華牛のひうちの焼きしゃぶ


・愛知の完熟フルーツトマトとじゅん菜のお浸し


アオリイカと炒り立ての胡麻


・能登の岩もずく


シャインマスカットの豆腐の白和え


キンキの南蛮だれ掛け


シルクスイートの焼き芋天ぷら


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7品目は、初夏の名物の天竜川の鮎


付け合わせはきゅうりの緑酢、下に敷かれているのは苦みがある蓼(たで)の葉。


荻野さんの抜群の炭焼き技術で、鮎自身から出る脂を調整して頭、身、尻尾で焼き方を変えていて、「焼き」「干物」「揚」げとそれぞれの部位の美味しさを楽しめる。


実は、鮎はあまり得意ではないのだが、「おぎ乃」さんのところの鮎は川魚のクセがまるでなく、美味しくて食べれる。


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8品目は、炭で皮が黒くなるまでじっくり焼き上げた京都の賀茂茄子と、愛媛の名漁師・藤本純一さんのマナガツオのおかき粉揚げと、イチローファームさんの花ズッキーニ


この時期の風物詩として、イタリアンやフレンチではよく花ズッキーニが使われるが、日本料理店で花ズッキーニを出してくれるのは「おぎ乃」さんくらいかもしれない。


花ズッキーニの中にはなんとスッポンが入ってて、日本料理でもちゃんと花ズッキーニが美味しく使えて、料理に馴染むことを知った。


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9品目は、スッポンの出汁をジュレにして、冬瓜ムラサキウニ車海老、オクラなどを添えた冷たい煮物。


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10品目は、〆のご飯。


まずは、名物の大将荻野さんが炭焼きしてくれるの蒲焼の鰻ご飯。皮がパリパリで、中はふっくらの相変わらずの絶品鰻。


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もう1つは、「ゴールドラッシュ」「ホワイトパール」の2種のとうもろこしと、万願寺唐辛子の炊き込みご飯。


とうもろこしは、生、焼いたもの、蒸したものの3種の調理法のものを加えている。とうもろこしがものすごく甘いので、少しだけ万願寺でピリッと大人な味わいに。


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「おぎ乃」さんではご飯のお代わりが出来て、上記の炊き込みご飯の他、卵かけご飯、自家製カラスミ、自家製ゴボウのきんぴらなど、いろんなご飯のおかずが用意されている。


特に夏季限定で、梅肉と鯛の身を合わせたものを茶漬けにする梅鯛茶漬けなども用意されている。


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・・・が、最近の私は「白飯&塩」がマイブームで、せっかくある豪華なおかずをトッピングしないという(笑)、かなりマニアックなお代わりをしている。


炊き立ての白飯はやっぱり塩が一番美味しさを感じられる気がする。


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11品目は、波照間島の黒糖と本わらび粉を使った特製本わらび餅。口でとろけるようなプルプルした食感。


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11品目は、静岡浜松の最高級メロン「天使音(あまね)マスクメロン」


メロンは大好きで色んなところでいただいてきたが、遠くで切ってる時からもう酔いそうないい香りがして、食べてもとてつもなく上品な甘さを感じる「天使音マスクメロン」が私のNo.1メロン。自家製のココナッツミルクアイスと共に。


毎日蒸し暑い日が続いているが、そんな1日を癒してくれるような爽やかな夏のお料理だった。


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プロフィール
ゲームプロデューサー
成沢 理恵
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる㈱スクウェア・エニックスを経て、 現在、ちゅらっぷす株式会社取締役、兼、ゲームプロデューサー。

ヒマさえあれば、国内、海外を食べ歩き、遊び歩く、生粋の遊び人。

その経験は、ゲームづくりにも活かされている、はず……。
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