京都・京都市役所前「肉料理かなえ」へ行く。
京都にある人気肉料理店「肉料理かなえ」さんで夕食。
北口さんご兄妹でやっており、特に店名にもなっている妹のかなえさんが割烹着で料理する姿は一時期京都だけでなく東京でもSNSなどで有名になっていた。
1品目は、もすく酢とじゅんさいから。
2品目は、ハツとタン。
3品目は、お兄さんが後ろで炭火で焼いたロースを、妹さんが盛り付けてくれる肉吸い。
4品目は、ハラミ。
5品目は、かいわれ巻き。
6品目は、根セロリの冷たいスープ。
7品目は、ユッケ。後ろにある泡醤油と混ぜていただく。
8品目は、名物の牛カツサンド。
かなり楽しみにしていたのだが、実際食べてみると、この肉が噛み切れず、一口で食べるには大きいサイズを無理やり一口で食べないと入らない。
肉の質の問題かもしれないが、名物にもなっているだけに、ここはちょっと良い肉使って、歯でも噛み切れるような柔らかさと旨味を実現した方がお客さんの印象も良くなったのではないかと思う。
自家製マヨネーズも期待していたのだが、甘味と香りがあまり今の肉には合わない気がしていて、マヨラーなのでマヨは結構使う方だが、使いきれず少し残してしまった。
9品目は、選べる〆の料理。この日は北口兄妹さんと仲良くされている人と一緒にお邪魔していたので、せっかくなら、全部食べようということで全部注文してみた。
まずは、ビリアラーメンから。
「ビリア」とは、大量の牛肉や野菜を唐辛子と10時間以上煮込むメキシコの料理なのだそう。辛いのかなと思ったが、複雑なスパイスは感じるが辛すぎず、夏には合いそうな麺料理だった。だた、これを食べてしまうと、ここまでの肉の感じとかはこの麺に全部持ってかれるので一気に消えちゃうなあ、とは思う。
続いて、自家製ラー油の和えそば。こちらの方がかなり辛さがあった。
高級卵「蘭王」を使ったすき焼き丼。見ていると、これを頼むお客さんが多い印象。
すき焼き丼という言葉は魅力的でパワーワードなのだが、かなり脂が強い肉を使っているのと、たれが甘くて、ちょっと残念だった。
今、どんなお客様が来ているのか客層が分からないが、このクラスで名前の通ってて、値段もそこそこのお店に来るお客さん相手だと、もう少し肉の質や、味も疲れない味にした方がいいのではないかと思った。
最後は、創業初期から〆のメニューであるというカレーライス。
サラッとしてて、〆には合いそうな半面、正直、肉料理屋さんのカレーということでやっぱり期待してしまうが、印象にはあまり残らなかった。
10品目は、ミルクアイス。
今回、実は良くも悪くもいろんな話をいろんな人から東京でも京都でも聞いていたが、冷静にいちお客さんとしてフラットに自分で食べてみたいと思って、北口ご兄妹さんのお友達である京都のグルメな方にご一緒いただき、連れてきてもらった。
なので、私個人的なフラットな感想を伝えたいと思う。
一番印象に残ったのは、お兄さんも妹さんも、そしてお客さんも楽しそうにしていないことだった。
これは味以前に、ちょっと厳しい言い方をすると致命的だと思った。SNSの功罪でもあると思うが、やっぱり兄妹さんでアットホームで楽しくお客さんと和気あいあい料理を出してくれてると思ってしまうし、その期待に沿う、それを超えると客の印象は上ぶれると思うのだが、実際は2回転目(我々は1回転目の営業にお伺い)の時間を気にしてか、ほとんど余裕がない感じで、料理の説明や余談の話はほとんどすることがなく、スタッフは調理に集中して下を向いてて、それに伴って、お客さんも黙ってたり、携帯いじって待っていたりしていた。勿体ないなと思った。
お料理も、たびたびここ「メシクエ」でも言っているが、外から客は期待値マックス、空腹マックスでやってくるので、実は最初の1品目だったり、お通しが大事で、ここで結構色んなことが分かってしまうのだが、最初のもずく酢が出てきた時に、ああ・・・と残念な気持ちになった。このもずく酢がビックリするくらい美味しかったり、実は出汁に肉のコンソメ使ってますとかストーリーがあるならいいのだけど、普通にもずく酢で、普通に過ぎ去っていった1品目で、勿体ないなと思った。
お料理も最後までいただいて、正直、印象に残るものが無かった。後から振り返って1つでもまた食べたくなるもの、誰かに伝えたくなるものがあった方がいいと思う。それは盛り付けも、そして、料理を盛っている皿にも言えるのだが、おお!と思うものが無かった。もっとワクワクさせて欲しかったな。
「肉料理かなえ」さんは、SNSの功罪で、東京まで名前が響いた肉料理店だと思う。
ただ、最近誰もその話をしなくなったので、むしろ気になっていた。
お店を支えるのは、最後は人と味と、そして料理への愛だと思う。
これからどういう人たちをターゲットにして、どういう人たちに向けて料理を出していくのかにもよると思うが、せっかくなら一過性のSNS効果をうまく使って、最初の入口はどんな動機であっても、最後にはその客を味や人柄やお店の雰囲気で魅了して、ちゃんとお店のファンとして取り込めるような、しっかりと織られた受け皿となる網目を作ることが今の「肉料理かなえ」さんには大事なのではないかと思った。
色々と友達や知り合いのお店でも、お店が心の準備も出来ていない中でSNSとかで異常に起爆して、気が付いたら嵐が去ってしまって呆然としてて・・・というお店を数々見てきた。
すごく思うことがあって、本当に勝手ながら心配もしていて、うまく書くことも出来るけど、わざと褒めることも出来るかもしれないけど、今はそうではないなあと思ったので、私は私として、食べるプロだとは思ってるので、正直に書かせてもらった。
ここから嵐ではなく、凪として見守ってくれるお客さんが増えるといいですね。いち、ご参考にいただけれは幸いです。
いつも応援ありがとうございます。
ついに「メシクエLV34」の本が出ました!!
■「お人良し (おひとよし) 〜女性プロデューサーが365日外食するわけ〜」
【Amazon書籍10部門で1位!】
【Amazon書籍5部門でベストセラー!】
Kindle版は100円にて購入できます!
ミシュランフレンチ「シンシア」オーナーシェフ石井さんの3時間に及ぶ、食と料理の対談も収録。
↓↓
■「メシクエLV34」インスタ
メシクエには載せていないお店や内緒の話はインスタでやってます!
コチラ↓↓
by meshi-quest
| 2025-09-02 08:05
| 京都




































