京都・祇園四条「肉料理おか」へ行く。
懇意にさせていただいている京都・祇園の人気熟成肉割烹「肉料理おか」でディナー。
肉焼き師であるオーナーシェフ岡さんの絶品熟成肉コースをいただく。
通常のコースでは前菜が出て・・・とスタートするのだが、私はよくお邪魔しすぎてて(笑)ほぼ自由コースになっており、1品目から肉焼き師のオーナーシェフ岡さんが熟成肉を焼いて、食べ比べをしてくれた。
右から20日熟成の岩手県門崎丑のかいのみ、テート、左が2週間熟成の神戸牛のランプ。この神戸牛はとある牧場の有名な畜産家さんが牧場をやめること決めた際の最後の1頭という貴重なお肉。
肉のパワーがものすごくて、この小さい一切れづつでも、まるで大きなステーキを食べた後かのような旨味と満足感がある。驚いた。
3品目は、熟成した近江牛のタルタル。肉の香りをより出すためにサッと表面を炙ったもの。
タルタルには大葉やすぐきや沢庵が混ぜられており、盛り付けは「枯山水」をイメージして、十勝の生で食べられるマッシュルーム(土)、胡麻(砂)、あおさ(苔)、ゴボウ(木)に見立てて、盛りつけられている。
私がこよなく愛している京丹後・竹野酒造のラグジュアリー日本酒「陰翳 in-ei」。
4品目は、焼き栗粥。
この料理だけは熟成肉は使っていないのだが、お米の甘味と焼き栗の風味や食感をどう合わせるかをすごく研究したという一品。
秋に栗やサツマイモやむかごのご飯が日本料理屋さんで出されることが多いが、実は私はあまり得意ではない。炭水化物VS炭水化物という感じでなんかボソッとした感じが口にあって、どんなに名店さんが美味しく作ってくれていてもこれまであまり好きではなかった。
初めて栗ご飯を美味しいと感じたというか、個人的な栗ご飯史上のNo.1だった。めちゃくちゃ美味しい!
肉だけでなく、肉以外もちゃんと美味しいのは、本当に岡さんの研究と努力と技術と、凄いなと思う。
5品目は、名物の「おかカツ」。
まずは、大きく甘い茄子を揚げた茄子カツ。付け合わせの出汁に付けていただくと、茄子の揚げびたしのような感じになる。
次は、滋賀の肉卸しの名店「サカエヤ」さんの北海道放牧牛「北里八雲牛」(きたざとやくもぎゅう)のメンチカツ。
アクセントに、私が命名させていただいた京丹後・竹野酒造さんの特別希少酒「理瑰-rie-」の酒粕を使っていて、ほのかな日本酒の香りが濃厚な牛肉と合ってて、すごく美味しい!
ラストの「おかカツ」は、近江牛のシャトーブリアンのカツ。
6品目は、滋賀の肉卸しの名店「サカエヤ」さんの完全放牧野性牛「ジビーフ」のコンソメと昆布出汁を合わせた口直しのスープ。中には天然ハナビラタケ。
7品目は、肉焼き師・岡シェフによる熟成肉炭火焼きの3種食べ比べ。
まずは、神戸牛のランプから。
周りにあるのは、オニオンチャツネ(めちゃくちゃ好みの味!)、黒胡椒、カカオニブ、ホースラディッシュ、マスタード。お好みで好きなものと合わせていただく。
門崎丑のかいのみ。ジューシーで、しっかり脂があるお肉。
門崎丑のテート。赤身の旨味を感じるお肉。
8品目は、グラニテ代わりの京都の野草サラダ。
上にはシャインマスカットとハバネロの香り良いシャーベットと、私がこよなく愛している京丹後・竹野酒造のラグジュアリー日本酒「陰翳 in-ei」が振りかけられている。
9品目の〆のご飯は、岡さん自ら目の前で作ってくれる熟成牛肉のすき焼き。
京都のすき焼きは東京と違って、割り下を使わず、ざらめと醤油で仕上げるすき焼きが多いのだが、岡さんのすき焼きは熟成肉の旨味を引き出すために、京都と東京の間のような作り方のすき焼きにしている。
さらに、甘さを控えて、隠し味にシェリー酒「オロロソ」を使うことで、サッパリと美味しくいただけて、ご飯もモリモリ食べれる。
10品目は、元々イタリアンのシェフである岡さんによる毎回変わるちょこっとイタリアン。
今回は、自家製カッペリーニをツルっと鶏がらの出汁でいただく蕎麦仕立て。お腹いっぱいでも不思議と食べれてしまう。
12品目は、キャラメリゼした城陽イチジクと、吉田牧場のチーズ、バニラジェラードを合わせたデザート。
最後の小菓子は米粉のクッキー。
行く度にどんどん進化している「肉料理おか」の料理。本当に肉が好き、料理が好きというのがお客さんにも伝わってくる。食べ終わる頃には何だか体も心も元気になっている気がする。
料理は本当に愛だと思う。シェフやスタッフの皆さんに感謝。今日も美味しく楽しい京都ディナーだった。
■「肉料理おか」
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by meshi-quest
| 2025-10-09 08:07
| 京都























































