西荻窪「鮨さかと」へ行く。
ご夫婦で西荻窪に根差して30年、地元の人達に愛され続けている人気町寿司「鮨さかと」さんで食事。
お通しのもずく酢と、梅酒。
オーダーは、大将お任せでもいいし、その日の気分でお好みでもOK。
まずは、お造りを少しいただく。ヒラメとシマアジ。
大将が「ツナサラダだよ!」と出してくれた白いツナ山が美味しかった。
焼き物は、オススメのシマアジのカマをいただく。
にぎりは、スミイカとシマアジから。
ヒラメのエンガワと赤貝。
中とろと蒸し海老。
穴子と鉄火巻き。
実は、「鮨さかと」さんは今年2026年9月をもって、30年の歴史に幕を閉じ、閉店することを公表している。
女将さんとお話をさせてもらったが、リニューアルでも、移転でもなく、一旦本当にお辞めになるらしい。
世の中の物価全てが高騰している中で、米や魚や海苔といっためちゃくちゃ値段が上がっているにも関わらず、直接味に響くので廉価の代替が難しい鮨屋さん。仕入れ、仕込み、拘束時間も長くて、重労働。
今回、お酒も1杯いただいて、お造り、焼物、にぎりも食べて8000円台だったのだが、ほぼ利益も取れず、こんな価格でやってくれているような町寿司さんは、どんどんここから無くなってしまい、文化としても消えていってしまう気がする。
女将さんにぶっちゃけ値上げをしないのかと聞いたのだが、「昔からの常連さんが多くて、多くのお客様は鮨の原価や物価がどれくらい上がってるを知らないから、なかなか上げられないの・・・」と町寿司としての悩みも抱えていた。
難しい問題が色々とある。現実問題、ものすごく物価高で、この値段で利益などなかなか出ないわけで、心身疲労だけが増すのだから、値段上げても良いと思うし、それで不満を示す人、来なくなる人もいると思うが、それはそれだと思う。ただ、30年もこの地でやっていると、言いたくても、そうも言えないんだろうな。
良い悪いではなく個人的には、もうこれからの世の中は物価高含めても外で「しっかり食べる人」「あまり食べない人」が分かれて、真ん中は無くなると思うので、ある程度の値上げも維持のために必要としてそれも込みで飲食店と共同体として食べる人は食べて応援、あまり外で食べない&たまに軽く簡単に食べたい人にはそれはそれとして見合う内容と価格で営業、それでいいと思う。
お店も、お客も、自分に合ったスタイルを選べばいい。全部の良いところ取りは出来ない世の中になっていく。何かを得るには、何かを捨てるか、何かを諦めるか、もしくは、得るために何かを頑張るか、何もしないでちょうど良いはない。
最後に女将さんが笑顔で「もう30年頑張ったから、自由になるの」とおっしゃっていたのが、印象的だった。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
■「鮨さかと」
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by meshi-quest
| 2026-03-25 08:05
| 西荻窪

























