南阿佐ヶ谷「aonocado restaurante」へ行く
名物パエリアを求めて遠方からもお客様が来る人気スペイン料理店「aonocado restaurante」(アノカド リストランテ)でディナー。
店内はカウンター2席と、4人掛けのテーブル席が2つのアットホームな小さな店内。
正直、どこの最寄り駅からも少し距離があり、少し行きにくい住宅街にある小さなレストランだが、シェフの結城さんがものすごい方で、
・国際パエリアコンクール3年連続日本代表出場
・第57回国際パエリアコンクール-日本人史上最高位【premi a la millor PAELLA】受賞
・2019年パエリア発祥の地、スペインスエカにて「パエリア大使」就任
・NPO法人全日本パエリア連盟[通称:PaellaMania]代表
など、単にスペインでパエリアやスペイン料理をやられていた方ではなく、パエリア発祥の地であるスペイン東部のバレンシアまで行って、本当にパエリアを学び、発祥の地のバレンシアで認められた本物のパエリア職人である。
お店に飾ってあるこのカッコいい額は、最初はオシャレなパエリアの絵を飾っているのかと思ってたら、実はバレンシアのパエリア大会で外国人枠で優勝された時の賞状とのこと。何ともスペインらしい、超オシャレな賞状。
お料理は、名物のパエリアを含む基本のスペイン料理を楽しむコースと、季節の食材を使って、季節のスペイン料理を楽しむコースの2つがあり、今回は基本の「き」のコースにさせてもらった。
1品目のアミューズは、新玉ねぎの冷たいポタージュと、スペイン産オリーブとスペイン産オリーブオイルを使ったケークサレ。
玉ねぎのポタージュも甘味があり、とても美味しかったのだが、このオリーブのケークサレがすごく好みで、オリーブのいい香りが口いっぱいに広がる。ここ最近いただいたケークサレのNo.1だと思う。
2品目のアミューズは、ボルボロン。元々はスペインの修道院で焼かれていたお菓子だそう。ソースはスペイン産ダークチェリー。
3品目はスペイン前菜の盛り合わせ。
36ヶ月熟成のスペイン産イベリコ豚のハモンセラーノ、チョリソー、マスカルポーネ、ゴールデンキウイ、会津のホワイトアスパラガスとサクラエビ、自家製アイオリソースとラディッシュ。
36ヶ月熟成のハモンセラーノは芳醇な香りで、結城シェフが目の前で切り出してくれる。自家製のアイオリソースもとても美味しかった。
4品目は、自家製の真イワシのマリネ。バゲットが付いてくるので、乗せてタパスのように食べてもOK。
スペイン料理ではよくイワシのマリネが出てくるが、かなり強く酢で〆ているところが多くて、あまり好きではなかったのだが、結城シェフのマリネは酢が優しく、イワシの旨味がしっかり感じられて、そこにオリーブオイルやトマトの香りや美味しさも乗ってて、すごく美味しい。
5品目は、結城シェフのスペシャリテ「トルティージャ」(スパニッシュオムレツ)。
本場スペインではジャガイモオンリーと、ジャガイモと玉ねぎを入れる2つの流派があるそうで、「aonocado アノカド」では後者。ジャガイモの旨味に玉ねぎの甘さと食感が加わり、すごく美味しい!
6品目は、小エビのアヒージョ。
たっぷりのスペイン産オリーブオイルに、ニンニクと鷹の爪のいい香り。エビを食べた後の残りのオリーブオイルはパンに付けても、また美味しく食べられる。
7品目は、スペイン式肉団子「アルボンディガス」。
いい意味で、王道のみんな大好きなミートボールという感じで、ご飯が食べたくなる味。ハンバーグ好きの私にはたまらない一品。
8品目は、パエリア職人・結城シェフによる魚介のパエリア。具はエビ、アサリ、ムール貝、モロッコインゲンなど。
パエリア発祥の地・バレンシアでのパエリアは、元々農家の人が農村で獲れるウサギ肉と、ローズマリーを食べて育つカタツムリを入れて作ったのが最初で、基本は肉を入れるのがパエリアなのだそう。ただ、日本は魚介が豊富で、魚介のパエリアが好きな方が多いので、基本コースのパエリアは魚介にしているとのこと。
パエリアは結城シェフ自ら、説明しながら取り分けてくれる。
「ソカラ」と呼ばれる鍋に付いたおこげの部分が美味しくて、大事で、ここに米が1粒分薄くしっかり付くのが、素晴らしいパエリアなのだそう。
めちゃくちゃ美味しい。
ちょっと驚くくらい、パエリアの見方が変わるくらい美味しい。
全てのバランスがいいというか、具の旨味がしっかり米に染み込んでて、米の固さ、脂や出汁のまとい方とか、日本人史上初のパエリア大会優勝者のパエリアは本物だった。
結構パエリアは好きで色んなところで食べさせてもらっているが、今まで食べたパエリアのNo.1だと思う。
9品目は、3種のチーズを使ったレアチーズケーキ、メロンと日向夏と、食後のアールグレイ。
本日いただいたスペイン料理の基本の「き」のコースはこんな感じ。
日本はスペイン料理=スペインバル的なお店の方が多くて、良い悪いではなく、スペインとは言ってるがフレンチやイタリアンっぽい料理も出していたり、本格的なスペイン料理ではないお店が多い気がする。
なかなかこういった王道で美味しい基本の「き」を奇を衒わないで食べさせてくれるお店は少ないので、久しぶりに色々と勉強にもなったし、楽しかった。
それにしても、トルティージャとパエリアはめちゃくちゃ美味しかったなあ。また食べたい。
■「aonocado restaurante」
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by meshi-quest
| 2026-06-04 08:07



































