セブには、国営のカジノ場があり、生まれて初めてカジノ場へ行った。
いや、元々、カジノをする予定はなかったのだが、
これには例のトイレ問題が大きく関係している。
SMデパートでトイレに行った時、
さすがにデパートだから大丈夫だろうと思っていたのだが、
駅のトイレか?と思うほど汚く、便座の穴が異様に大きくて、
お尻が落ちるんじゃないかと思うほど安定感がなく、非常に不快だった。
しかも、すごい人で、長蛇の列。
おまけに、乳児や子供連れのお母さんも多く、順番待ちの時間が長い。
1回目はもう仕方がなく、15分くらい並んで使ったが、
2回目はどうしても我慢ならず、近くのホテルへ行き、そこを使うことにした。
そのホテルが、国営カジノ場を持っている
「ウォーターフロント・セブ・シティ・ホテル&カジノ」というホテルだったのだ。
ちなみに、SMの近くに歩いていける範囲にホテルがなかったので、
タクシーでウォーターフロントホテルまで移動。
一応、表向き、カジノやレストランも利用でホテルに行っているが、
真の目的はトイレにあったので、
タクシーを使ってまでトイレを探しに行ったことになる。
これで、どれだけ私にとってのトイレ問題が重いかを察していただければと思う。
さて、先に結果だけ話をしてしまうと、カジノは惨敗であった。
映画で見たような、ポーカーやルーレットをやるテーブルがいっぱい並んでいて、
大金をかけている人の周りに観客の取り巻きができていて、
その横に、スロットマシンがいっぱいあって・・・、そんな感じ。
本当はテーブルに座ってゲームをやりたかったのだが、
ゲームのルールも分からなければ、ゲームを遊ぶための最低金額が高く、
こりゃ、素人じゃ手が出せんということで、ルール明確なスロットをやることにした。
100万円くらいのジャックポットを狙ってみたが(笑)、
3,000円くらいを10分ちょっとで一気に飲まれた(当たり前か)。
隣に白人のおじちゃんが座っていたが、
一桁違って、30,000円くらいをハイリスクハイリターンで掛けていて、
10分ちょっとで飲まれていた。
おじちゃんの30,000円が飲まれているのを見て、
正気に戻り、3,000円マイナスでカジノを後にした。
■今日のカメ
■ウォーターフロント・セブ・シティ・
ホテル&カジノ

■正面入り口

ガイドブックでは町からの便が良い大型ホテルとして薦めていましたが、家族連れとか女性同士にはあまりお薦めできません。
■1階ロビーのツリー

■カジノ・フィリピーナ

■ビュッフェレストラン

■料理カウンター

■焼き物コーナー

■グリルコーナー

■シーフードコーナー

■天ぷらもあります

■デザートコーナー①

■デザートコーナー②

■デザートコーナー③

■デザートコーナー④

■デザートコーナー⑤

■デザートコーナー⑥

■デザートコーナー⑦

■デザートコーナー⑧

■取ってきたもの①

■取ってきたもの②

■取ってきたもの③

■取ってきたもの④

セブにいた間は、ほとんどをホテルで過ごしていたのだが、唯一、1日だけお土産を買いに、町へ出かけた。
「町に出る」と言っても、Pulchraは田舎にあるので、道で簡単にタクシーを捕まえることができないので、1日1便ある朝10:00出発のホテルサービスのシャトルバスを使う。
しかし、このバス、人数限定で、本当に行きたかった日は予約でいっぱいで、次の日の便に予約をして、なんとか町に行くことができた。
東京にいると、電車でも、バスでも、車でも、いろんな手段で簡単に目的地に着けてしまうので、「行くまでに苦労する」という経験をほとんどしないのだが、海外に来ると、こういう根本的な問題にもぶつかるので、忘れていたことを思い出し、新しい発見と勉強になる。
さて、セブ島の中心街「セブシティー」は、さすがに田舎よりは車も人も多く、賑わっている。
地元の人も観光客も行くような大型のショッピングデパートが3軒くらいあって、その中で今回は「シューマート(以下、SM)」というデパートへ行くことにした。
SMを選んだのは、3つの中で、一番バランスが良さそうだったからだ。
残りの1つは、ブランド物がいっぱいあるような観光客メインのところで、もう1つは、地元の人が使う生活雑貨や食品がメインとのことだったので、観光客も地元の人も、どちらの雰囲気も見れそうなSMを選んだ。
SMで、まず驚いたのは、入口で空港の税関のような手荷物検査をさせられたこと。
そんなにセブは治安悪い場所ではないのだが、今まで色んな東南アジアに行った中で、デパートで手荷物検査を受けたのは初めてだ。
そして、かなり広い。
4階建くらいなので、高くはないのだが、いかんせん、横にだだっ広い。
迷子になるくらい広くて、そこにビッシリ店が入っている。
そのだだっ広いフロアに、ビックリするくらい人が押しかけていて、人の多さに圧倒される。
地下にフードコートと食料品売り場、1、2階に生活用品売り場、3階に映画館とレストラン、4階に病院や結婚式のドレス売り場。
店は、地元の人が使うようなものがメインで、観光客向けのお土産屋は少ない。
ヴィトンやシャネルなどのいわゆるブランドショップはなく、ブランドものと言えば、ナイキやBodyShopくらい。
お土産っぽいものは少なかったが、地元の人の雰囲気が楽しめて、楽しかった。
詳細は、「今日のカメ」で。
■今日のカメ
■シューマート

■入口の手荷物検査

■1階入り口付近の様子

■1階電化製品店の様子

■マクドナルド

■マクドナルドメニュー

■Jollibeeジョリービー

メニューはマックとさほど変わりませんが、マックよりも値段が安いです。
■ジョリービーで食べてみた。

■ジョリービーのチキン&ご飯

■ジョリービーのハンバーガー

■3階ゲーム&フィギュアフロア

■おもちゃ売り場

■地下フードコート

■料理はこんな感じ

■地下食品売り場

■サラダ売り場

■肉売り場

■魚売り場

■カラフルな魚も

■会計の列

■カートの大きさで会計レーンが
分かれてます

■高齢者専用レーン

■返却ボックス

日本で「セブ島」と聞くと、「リゾート」だったり、「ハネムーン」だったり、なんだか華やかで、楽しげで、いいイメージばかり浮かぶ。
少なくとも、私はそうだった。
旅行雑誌を見ても、パンフレットを見ても、楽しそうなことばかりだ。
実際のセブの町は、貧富の差が非常に激しく、スラム街がたくさんあり、路上で寝食をしている人も多い。
Pulchraがあったセブの田舎だけでなく、中心地「セブ・シティ」という町でも、大きなデパートがある通りから1本横道入るとスラム、そんな状況だった。
道路では、車の間に物売りや物乞いの子供が来て、轢かれてしまうんじゃないかと、ひやひやすることもしばしばあった。
町では、昼は障害を持ったおじいさんやおばあさんの姿が、夜は売春と思われる若い女の子が路上に立ち、観光客に話しかけていた。
イメージで思い描いていたものと、実際行ってみて知ったものと、あまりにかけ離れていたので驚いた。
特にセブ島は、私の中であまりに良いイメージが出来過ぎていたので、ギャップが大きく、ショックも大きかった。
■今日のカメ
■Pulchra付近の町並み

■田舎のスラム①

■田舎のスラム②

■田舎の教会

■裕福な家

■小さな町の様子①

■小さな町の様子②

■セブ・シティの様子①

■セブ・シティの様子②

■橋

実は、この橋、横浜のベイブリッジを作った日本の会社が作った橋だそうです。
■トラックで移動

バンカーボートに乗り込み、目的地「ナルソアン島」を目指す。
一面、真っ青な海。
海風が気持ちいい。
船酔いをするので、心配していたが、風の心地よさと、波が穏やかだったこともあり、酔うことなく、無事、目的地へ着いた。
さて、島へ上陸して、トイレでも行ってから・・・と思ったが、どうやら、桟橋にボート横づけのまま、上陸前にシュノーケリングをするらしく、簡単な説明と、ライフジャケット、ゴーグル、足ひれ、魚の餌となるパンが配布された。
「あ、先にどうぞ・・・」と他の人を先に行かせていたのだが、あれよあれよと、気づけば全員が海の中に入ってしまい(笑)、私だけボートの上にずっといるわけにも行かず、私も海へドボンした。
初めて見た海の世界は、本当にキレイだった。
水族館の水槽の中に入ったみたいだった。
青、ピンク、黄色、黒・・・色とりどりのたくさんの魚が群れをなして、泳いでいた。
手に握っていたパンを撒くと、たくさんの魚が寄ってきた。
体は小さいのに、パンを手から持っていく力は相当なもので、強さを感じた。
目に映る嘘のような幻想的な世界と、手から感じる魚のリアルな強さと、何が本当で、何が嘘で、脳が混乱するような不思議な空間だった。
「あぁ、来て良かった・・・」と思ったのもつかの間、一方で、刻々と、体力の限界が近づいていた。
元々、あまり体力に自信がある方ではない上、慣れないライフジャケットや足ひれに戸惑い、水中での特殊な息継ぎに呼吸が乱れ、波に体が持っていかれ、激しく体力が奪われていた。
ライフジャケットのおかげで沈むことはないにせよ、自分の体が浮くことを諦めており、事実上、溺れているに近かった。
ビックリするほど、ここ数年で、体力が落ちていたのだ。
もう少し自分はイケると思っていたが、全然イケてなかった。
「こりゃ、日本帰ったら、少し運動しないとな・・・」と、セブの海上で反省をしたが、反省している間も、どんどん体力が奪われている。
このままだとマズイと判断し、スタッフの元まで頑張って泳いで、「あと、どれくらい海にいるのか?」と聞いてみた。
すると、楽しくて時間を気にしているのかと勘違いされたのか、笑顔で「まだ時間は十分あるので、好きなだけ潜ってください」と言われた。
・・・マジでマズイ。
時間は十分あるだろうが、私の時間はあとわずかだ。
本格的に辛くなってきたので、スタッフに「・・・あの、ボートに先に戻ってもいいですか?」と言ってみた。
「え?もういいんですか?」「具合悪いですか?」的なことを聞かれたが、「いえ、体力が限界で・・・(苦笑)」と言って、全参加者中、一番最初にボートへ引き上げることにした。
みんなが楽しそうにしているので、静かにこっそり引き上げたのだが、実は、他にも体力の限界が来ていた人がいたようで、私がボートに上がった姿を確認して、数人がそれに続いてやってきた。
「あー、疲れたー」「寒かったから、上がりたかったんだ」「実は、トイレ行きたくて・・・」
だったら、自分で言えばいいじゃん(苦笑)。
他の様子を見ながら、自分から行動しないあたり、さすが、日本人・・・(笑)。
しばらくして、続々と人が戻ってきて、シュノーケリングは終了し、桟橋を渡って、ナルソアン島へ。
海の中が割と寒かったこともあり、早速、トイレへ。
思った通り、汚いトイレで、床は泥でグチャグチャ、便座はゆがんでいて、使用者の水着のせいで濡れており、個人的には辞退したいくらいだったが、ここからボートで揺られて戻るまで耐えられそうもなかったので、泣く泣く使用した。
ツアーに付いている昼食が配られて、食事をしていると、現地のおじさん3人組が現われ、歌を歌い始めた。
どうやら、観光人客目当ての流しの人のようだ。
日本人にも分かる歌として、ビートルズを3曲くらい歌ったのだが、ギターのチューニングができておらず、音がずれている上、歌詞も間違っている。
無料でやってくれるのであれば、気持ち良く拍手して終わりにするが、歌が終わった後、いきなりチップを迫り始めた。
チップ出せと言われても、ボートに乗る時に、スタッフからお金は置いて行って良いと言われていたので、全員現金を持っていない。
先ほど書いたとおり、シュノーケリングを自分でやめて、ボートに戻ってくることすら言わないのに、こういう人達相手に話をしようとする人なんて、当然ここにおらず、みんな関わらないように、下を向いて、黙々とご飯を食べている。
おじさんはフィリピン語で文句のようなことを言いながら、英語でチップを出せと引き続き迫ってくる。
見るに見かねたので、「ボートに乗る時に、お金は置いてきているので、悪いけど、チップは出せないんだ。ごめんね。他をあたってください。」ということを英語でおじさんに言ってみた。
すると、おじさんも慣れたもんで「じゃあ、ツアーのスタッフはどこだ?スタッフに出してもらってくれ。」と言う。
丁度、日本人のスタッフが戻ってきて、「どうしました?」と聞くので、事情を説明すると、その人がおじさんと話をし始めた。
交渉の結果(というか、元々ここではそういう仕組みになっているのかもしれないが)、日本人スタッフ曰く、この場はこのスタッフがチップを代わりに払い、戻ったら、1人50ペソ(日本円で100円ちょっと)を徴収してもいいですか?とのことだった。
スタッフはみんなに向かって聞いたのだが、ここでも全員無関係かのように黙っている。
おじさんと、日本人スタッフと、私がやってるから、まぁいいか的な空気を感じる。
こういうのがすごくイライラするので、みんなに向かって「50ペソくらいならいいですよね?」とちょっと強めの口調で声をかけると、全員うなずいたので、日本人スタッフに「いいみたいですよ」と告げ、おじさん達も「サンキュー!!」とか言いながら、帰って行った。
このやりとりで無駄に疲労したので(苦笑)、海を見に、海岸へ。
ここは、シュノーケリングができるだけあって、海の透明度も高い。
見渡す限り、一面、海。
干潮時は浅瀬が出てくるらしく、海の真ん中まで歩いて行くことができた。
2時間くらい島にいる時間があったのだが、朝も早かったこともあり、海で体力を使っていたこともあり、静かだったこともあり、気が付いたら、テーブルに突っ伏して、出発時刻まで寝てしまっていた。
■今日のカメ
■桟橋

■ナルソアン島

■島の売店

■クリスマスツリー

■昼食

■デザート

■流しのおじさん①

■流しのおじさん②

■海岸

■歩いて海を渡れます

■青いヒトデ

くっきり海の中が見えます。
セブ島で、生まれて初めて、シュノーケリングをした。
旅行代理店で取った今回のセブ航空券&ホテルに、「シュノーケリング付きアイランドツアー」という無料サービスが付いていた。
滞在中のどこか半日を使うツアーで、行っても行かなくてもいいのだが、特にやることもないし、無料なので、参加してみることにしたのだ。
ちなみに、私は、こういったアウトドアものが苦手で、これは海外であろうが、国内であろうが、夏のビーチであろうが、冬のスノボーであろうが、基本的に参加をしない。
遊ぶことが嫌いなわけでも、行くのが面倒なわけでもない。
私がアウトドアを楽しめない最大の理由は、トイレ問題である。
汚いトイレが苦手で、汚いトイレで用を足すことができない。
最悪のトイレが存在すると言われる中国を含め、全般的にあまり衛生環境の整っていないアジアへ好んでこんなに旅行しているくせにいまさらな話ではあるが、事実、苦手なのだから仕方がない。
実は、日本国内でも、駅構内のトイレや高速道路のサービスエリアのトイレになると、もう厳しい。
極限まで我慢して、もうどうしようもなく、そこしか選択肢がない場合だけ、利用する。
そんな調子なので、アウトドアなんて、もってのほかなのだ。
今回も、やっぱり、このアウトドアトイレ問題に直面し、泣く泣く汚いトイレに入らざるをえなかったのだが、その話は追々・・・。
さて、話を戻して、シュノーケリングツアー参加当日。
Pulchraが町から遠いこともあり、ツアーの送迎車と朝8:00にホテルロビー待ち合わせとなり、眠くてほとんど意識のないまま、車に乗り込む。
車に揺られること約1時間半。
今回のシュノーケリングツアーを行う「アクアマリン オーシャンツアーズ」へ到着。
「セブ・ビーチ・クラブ」というホテル内にあるマリンスポーツショップだ。
ショップのカウンターで簡単な手続きと申込書を書いて、貴重品だけロッカーに預け、ボートが待つ海岸へ。
事前の話では、普段着のままボートに乗れて、現地で水着に着替えられると聞いていた。
一応、水着を中に着た状態で、ワンピースを着ていたのだが、話が違って、ボートに乗るまでに海岸から膝上まで水に浸かるくらいの場所まで歩いて行かねばならないことが分かった。
しかも、下が見えないほどの泥水。
このツアー、私達の他にも5組くらい日本人の観光客がいたのだが、同じ話を聞かされていたのか、中には避暑地へ行くような帽子をかぶった女の人もいて、「えー、ここを歩くの!?」と声を上げていた。
私もうかつに気に入っていたワンピースで来てしまっていた。
自分と服を天秤にかけた時、とっさに「服の方が大事」という指令が脳から下ったので(笑)、ワンピースを腰上までまくりあげ(一応、中は水着なので)、女性としての「何か」は捨て、服を汚さないことを最優先にボートへ向かった。
ボートへ乗り込むと、席は濡れていて、泥でグチャグチャ。
ボートは小さく、狭く、席を選ぶこともできない。
このまま座れば、安易に服が汚れることが想像できた。
とっさに、脳に判断を仰ぐ。
またしても、「服を守れ」の一貫した指示が下ってきたので(笑)、ボート上で、男気溢れる豪快な脱ぎっぷりを見せ(一応、中は水着なので)、ワンピースをそのままバッグにしまい、何とか服を濡らさず、汚さず、ボートに座ることができた。
どうやら、この小型ボートは沖にある中型バンカーボートへの乗り継ぎ用で、幸い、乗り継いだ中型バンカーボートでは席もそこそこ広く、席が泥で汚れているようなこともなかった。
ここから約30分、目的地「ナルソアン島」を目指す。
■今日のカメ
■セブ・ビーチ・クラブホテル

■ボート乗り場

■バンカーボート

■ボートからの眺め①

■ボートからの眺め②

■ボートからの眺め③

■スタッフの皆さん

■伝説(笑)

■ナルソアン島

Pulchraホテルの「良かったこと」の1つに、「ホテル内のアクティビティー価格が安かったこと」がある。
シーカヤックだったり、ダイビングだったり、シュノーケリングだったり、ボートクルージングだったり、そういったホテルが提供してくれる遊びが比較的親切な価格で設定されていた。
せっかくなので、何か簡単にできそうな遊びを探していたところ、メニューの中に「fishing」の文字を発見した。
ホテルの桟橋に遊びに行くたびに、肉眼でも魚を見ることができるので、きっとド素人の私でも釣れちゃうんじゃないかと、早速、釣り竿を借りることにした。
釣り餌は、生イカ。
スタッフがレストランに入っていったところを見ると、どうやら料理で余ったイカが餌として使われているらしい。
釣り1日目。
意気揚々と釣り竿を借りたものの、餌の付け方も、持ち方も、投げ方も、分からない。
なんとなく、イカを針に付けてみるも、ダラッと垂れ下がっていて、締まりがない。
テレビ東京とかのテレビ番組で見たおっちゃん達の釣り姿を思い出し、海に投げてみるも、なぜか釣り糸が遠くまで、飛ばない。
思いっきり、何度投げても、ダメ。
当然、釣れず。
この日の釣果、ゼロ。
釣り2日目。
ダメと分かると、大抵、すぐやめてしまうのだが、海外に来て、心にも時間にも余裕があるせいか、再びやってみることにした。
しかし、今日も昼間はダメ。
たが、この日、重要なターニングポイントを迎える。
「そうだ、ホテルのスタッフに釣り方を教えてもらおう!」
こうして、2日連続で意気揚々と釣り竿を借りた日本人は、実は釣りを全く知らないド素人であることを告白し、親切な現地のスタッフ(後に、私は彼を「師匠」と呼ぶ)に、一から教えていただくことになった。
餌の付け方、竿の持ち方、投げ方、どういう場所を狙ったらいいか、どういう時間に釣ったらいいか、全部英語での講義だったが、私の語学をフル回転させて、釣りを習った。
そして、いざ、フィッシング。
師匠の指導により、糸がからまることなく(当然か(笑))、前よりも遠くまで糸を投げることができるようになった。
どうやら、今までは、釣り糸を止めておくストッパーに気が付かず、それをはずさないで投げていたため、目の前にチャポン・・・になっていたようだ。
見た目だけは、だいぶ「釣り人」っぽくなってきた。
餌に何かが食い付いていることも分かるようになった。
ただ、引き上げようとすると、ブチンと竿に反動があって、餌が取られてしまっていることが多かった。
この日の釣果も、ゼロ。
釣り3日目。
ワンパターンな人間のため、つい同じことをずっとやり続けてしまう。
この日も、昼食後に桟橋に出て1時間ほど釣り糸を垂らし、夕方6時頃の満潮時に合わせて、夕食前にまた釣り糸を垂らす。
とうとう、いっちょまえに「満潮」という言葉を使い、「満潮時」以外には釣り糸を垂らさない、合理的な釣りをするようになった。
師匠が「満潮の方が、ビッグフィッシュが釣れる」と教えてくれたからだ。
海に釣り糸を投げることはだいぶできるようになってきたが、肝心の成果が上がらない。
肉眼で魚は見えるのに、竿に手ごたえもあるのに、かからない。
だんだん、イライラしてくる。
この日でもう3日目。
あと15分釣ったら、もう海釣りは諦めよう・・・と思っていたその時、いつもとはちょっと違う竿の手応えが!
何というか、魚が針にしっかりかかっているような、感じ。
慎重に慎重にリールのハンドルを回す。
引き上げてみると、そこには待ちに待った魚が!
小さな魚だったが、超嬉しい。
大はしゃぎで、師匠に魚を見せると、「マークフィッシュ」という種類の魚だと、教えてくれた。
一応、食べれるらしいが、私なんぞの竿にかかってくれたことに感謝し、記念撮影だけして、海に逃がした。
この後、調子に乗って、夜9時近くまで釣りをしたが、釣れたのは、この1匹だけだった。
■今日のカメ
■ホテルのアクティビティー受付

■釣り竿

■生イカ

■桟橋

■堤防

■夜の桟橋

■1匹、釣れた!

■マークフィッシュ

■貝も釣れた・・・

■師匠と私

Pulchraには、ホテルのウリの1つでもある、キレイな水上スパがあると聞いていた。
海外に行くと、リラックス&リッチ感を満喫するために(笑)、割と積極的にホテルのスパへ行く私だが、今回はどうも気乗りがせず、珍しくスパマッサージを受けなかった。
だって、なんだか天気悪くて、スパ気分になれなかったんだもん(笑)。
ベトナム行った時くらい晴れていてくれればなぁ・・・。
■今日のカメ
■浜辺から

■「Undina Spa ウンディーナスパ」

■竹の小道

■水上スパ

■スパルームの中

■教会

■スパプール

草木が生い茂り、ホテル内に菜園まで持つPulchraでは、植物だけでなく、動物も多かった。
滞在3日目くらいに、ベランダの外から鳴き声がするので、行ってみると、小さな野良猫がいた。
お腹を空かせているようだったので、お菓子をあげると、翌日から決まった時間にベランダに現れるようになった。
それどころか、レストランやラナイで食事をしていると、どこからともなくやってきて、椅子の横や机に下に入って、おこぼれをあずかろうと待機するようになった(笑)。
私は勝手にこの猫に「ニャン吉」と付けた。
オスか、メスかも分からないし、センスのかけらもない名前だが、なんとなく、そんな気分だったのだ。
ニャン吉には兄弟がいるらしく、そっくりの猫をホテル内でもう1匹見つけたが(しっぽの形が違うので見分け可能)、もう1匹の方は、営業スタイルが違うらしく(笑)、パッと見てご飯を持ってなさそうな人のところには行かない、という合理的な営業をしていた。
つまり、レストラン付近をうろつくことをメインとし、客室を無駄に訪問しにくるようなことはなかった。
確かに、この方が時間の無駄もなく、確実だ(笑)。
まぁ、二匹とも、人なつっこいし、かわいい顔しているから、これからもお客さんみんなのところを回って、この先も食いっぱぐれることはなさそうだ。
そんな子猫に、安心しつつ、感心しつつ・・・。
旅での出会いは、一期一会。
■今日のカメ
■ニャン吉①

■ニャン吉②

■ニャン吉③

■ヤモリ

■ヤドカリ①

■ヤドカリ②

■カエル

Pulchraでは、自然をとても大切にしており、ホテル内には色んな種類の花が咲いていて、キレイだった。
植木の手入れも行き届いていて、散歩をしていて、とても気持ちが良かった。
中でも感心したのは、ホテルの構内に、自家菜園を持っていて、そこで専属スタッフが丹精込めて野菜を育てていること。
野菜はちゃんと収穫し、ホテルの料理に出している。
畑には、キャベツや茄子など日本でも見慣れた野菜が育っており、なんだか日本の田舎の親戚の家にでも遊びに来たような気分だった。
■今日のカメ
■畑へ続く道

■自家菜園

■とうもろこし

■キャベツ

■茄子

■カボス?

■なぞ

■バナナの木

■バナナ

■ヤシの実(育つ前)

■ヤシの実(育ち途中)

■ブーゲンビリア

■ハイビスカス(赤)

■ハイビスカス(薄いピンク)

■ハイビスカス(濃いピンク)

■こんな花も

■背が高い木がいっぱい

前回に引き続き、Pulchraで食べた食事の話。
さて、夕食。
海外での夕食は、日本にいる時よりも、そりゃぁ、気持ち的にテンションが上がっているし、雰囲気も手伝ってか、ただでさえ自己評価で高得点が出やすい。
なので、逆に、イマイチだった時の、落差も大きい(苦笑)。
朝食&昼食同様、いかんせん、ホテルの近くに何もなく、ホテル内の3つのレストランから選択をせざるを得なかったのだが、あまりに料理に飽きてしまい、レストランまで行くモチベーションも下がり、滅多にやらないのだが、珍しく最終日の夕食はルームサービスを頼んでしまった。
とはいえ、作ってるところも、メニューも一緒なので、当然、味も一緒なんだけど(笑)。
詳細は、今日のカメで。
■今日のカメ
■【Ripa_夕食】夜のRipa店内の様子

■【Ripa_夕食】テーブル

■【Ripa_夕食】マンゴージュース

■【Ripa_夕食】豚の香味揚げ

■【Ripa_夕食】すり身揚げ

■【Ripa_夕食】中華風野菜炒め

■【Ripa_夕食】海鮮チャーハン

■【Fons_夜食】Fonsの様子

■【Fons_夜食】トワイニング紅茶

■【Fons_夜食】ミニケーキ

■【Fons_夜食】ハロハロ

「ハロハロ」と聞いて、ミニストップが夏に売り出すアレを思い浮かべていましたが、実際出来てきたものは、全く違うものでした(笑)。
■【Fons_夜食】ハロハロアップ

■【ルームサービス】全体

■【ルームサービス】サラダ

■【ルームサービス】パッタイ

■【ルームサービス】油淋鶏(ユーリンチー)

■【ルームサービス】BLTハンバーガー

■【ルームサービス】グリーンマンゴーシェイク

通常、日本でも食べる甘いマンゴーはオレンジで、珍しいので今回はグリーンで注文してみました。
味は、すげー酸っぱいです。好き嫌い分かれると思いますが、私はオレンジの方が好きかな。