トルコは、イスラム国家だが、
そこまで戒律が厳しくないようで、町に酒屋はあるし、
レストランでも酒を出すし、人々も好んで酒を飲む。
トルコで酒も食事も楽しめる、
いわゆる居酒屋のような場所を「メイハーネ」と呼ぶ。
「ハーネ」には「家」という意味があり、
ちなみに、カフェは、「チャイハーネ」(「チャイ(茶)」+「ハーネ」)と言う。
メイハーネにはぜひ行ってみたいと思い、
イスタンブール新市街にある魚市場の裏の居酒屋群に行ってきた。
立ち位置的には、新宿のゴールデン街や三丁目、
渋谷ののんべえ横丁に近い感じなのだが、
そこはヨーロッパの玄関口でもあるトルコクオリティーで、
居酒屋と言っても随分とオシャンティーな感じだった。
アミューズメントパークの一角のような路地裏で、
トルコ人スタッフが持ってきた小皿の前菜を選びながら、ワインを飲み、
隣では、トルコ楽器を持った流しのおじさんが演奏してくれて、
なんだかディズニーシーの一角にいるようで、とても楽しかった。
■今日のカメ
■「メイハーネ」

数件のメイハーネが所狭しと一角に集まっています。味の差はあるんでしょうが、どこもほぼメニュー一緒で隣り合わせなので、客引き合戦が激しく行われてます。
■「Sevic Recioran」

■店の様子

■テーブルセット

■サービスパン

■まずは、前菜選びから。

■メゼ、アップ

■選んだメゼ①

酸味控えめで、トマトの甘味があり、美味しいラタトゥイユでした。
■選んだメゼ②

これは、トマト風味のリゾットをブドウの葉で包んだ冷菜ドルマです。
■ドルマ、超うまいー。

こんな色してますが、しっかりトマトと魚介のリゾットの味で、ブドウの葉の味はほとんどしません。美味しいリゾット食べている感じ。
■次に、魚選び。

なので、グラムとか、魚の種類で値段が変わります。味付けや調理法も自由にオーダーできます。
■魚アップ

結局、エビと、イカと、お店イチオシのカツオにしました。
■イカフライ

付け合わせできたアイオリソース(マヨネーズとニンニク)も、とても合っていました。
■エビのトマトチーズ焼き

■カツオのグリル

■流しのおじさん

トルコのメイハーネには、ほぼこういった流しのおじさんがいるそうです。
行くまで全然知らなかったのだが、
トルコでは、よくサバ(鯖)を食すらしい。
新市街と旧市街を結ぶ橋の近くでは、
水揚げされたばかりの新鮮なサバを焼いてサンドウィッチにする、
サバサンドなるものが流行っているらしい。
とりあえず、なんでも自分で食べてみないと気が済まないので、
橋のたもとにあるレストランへ行って、サバサンドを注文したのだが、
結果として、焼きサバは温かい白米と食べるのが一番、という結論に至った。
■今日のカメ
■朝のガラタ橋①

■朝のガラタ橋②

これは、旧市街側の眺め。美しいモスクが見えます。
■朝のガラタ橋③

遠くに、ガラタ塔が見えます。
■朝のガラタ橋④

■橋の下のレストラン

■「YUNUS BALIK」

おそらく「BALIK」がトルコ語で「鯖」、「EKMEK」がトルコでよく食べる「エキメッキ」というパンなので、「BALIK EKMEK」が鯖サンドみたいです。6トルコリラなので、約300円弱。
■鯖バーガー、きた!

■中はこんな感じ。

良くも悪くも、鯖の味がしっかりしており、やっぱり白米が食べたくなる今日この頃・・・。
■朝の魚市場

■魚市場の様子①

■魚市場の様子②

■魚市場の様子③

■魚市場のレストラン

■カモメの餌付け

■厨房

■鯖焼き中

■パン焼き中

■イワシフリット

この油鍋、周りに揚げたものをいっぱい置けて、便利だなあ・・・。
■店内の様子

■イカフライ

魚市場で食べるイカフライは、ひと味違いますね。甘くて、うまーい。
■付け合わせ

これが、イカと合っていて、かなり美味しかった。
イスタンブールは、大きく3つに分かれている。
私が滞在していた旧市街と、新市街と、アジア側の3つだ。
去年の夏くらいに、連日イスタンブールはニュースになっていて、
軍隊と民間人の衝突があり、日本から渡航禁止にもなっていた。
その戦闘の中心になっていたのが「新市街」と呼ばれる、
若者が多く集まり、日本の銀座と新宿と渋谷を混ぜたような場所だ。
もうイスタンブールは落ち着き、こうして渡航も出来るわけだが、
新市街がどんな町なのか見てみたく、行ってきた。
旧市街と新市街は、金角湾を挟んで、ガラタ橋という大きな橋で結ばれている。
歩いても渡れるし、トラムでも行ける。
新市街は、さすが「新」と付くだけあって、
旧市街にあったような昔ながらのお菓子屋や定食屋は少なく、
有名ブランドの路面店があったり、大型デパートがあったり、
おしゃれなカフェや雑貨屋もあり、若者が多かった。
荒れているわけではないが、どこか空虚感のようなものを感じ、
温かみのない、よそよそしい町に感じた。
ホテルは旧市街側に取っておいて、良かったなあ。
なんか落ち着かないや、この町。
ちなみに、私が信頼を寄せている「aruco」によると、
いま、新市街の若者の間で、「濡れバーガー」なるものが大流行しているらしい。
「ウスラック・ハンブルゲル」という名前のハンバーガーなのだが、
あえて濡らすという、そんな奇怪なバーガーは、ぜひとも食べてみたい。
「流行っている」ということで、新市街のどこにでもあるのかと思ったら、
これがまた全然見つからず、ガセネタなのではないかと不安になる。
本当に流行っているのか・・・?
やっと1軒見つけて、買ってみる。
確かに、店はそこそこ混んではいたが、流行ってるほどではなさそう。
そして、案の定、そんなに美味しくない。
ハンバーガーは、濡らしてはいけないという結論に至った。
■今日のカメ
■「カラキョイ駅」

新市街は、タクシーも多く、トラムだけでなく、地下鉄も走っています。
■ガラタ塔へ向かう。

両脇に、おしゃれな若者向け服屋や雑貨屋が並ぶ。
■落書き、いっぱい。

■ガラタ塔

地元の人のデートスポットらしく、中に入るまでに行列が出来ていたので、断念。
■「メトロ・シシハーネ駅」

■地下鉄

■「タクスィム広場」

■「共和国記念碑」

献花がされていますが、このあたりが去年軍隊と民間で衝突があったところ。
■「イスティクラール通り」

有名ブランド路面店、スタバなど外資の飲食店、おしゃれカフェや大型デパートなどが並ぶ。
■濡れバーガー屋

■店内の様子

■「ウスラック・ハンブルゲル」

■濡れバーガー、アップ

ぶっちゃけ、美味しくないです。パンが湿ってるって・・・。
■新市街の南の方へ

真面目な会社が集まっていて、オシャレさのかけらもなく、人もおらず、若干不安になりながら、町を歩く。
■オシャレビルを発見。

おそらくオシャレの基はここと思われるが、逆に、ここくらいしかなかった。
■「キャウトハーネ」

■店内の様子

■「アトリエ・オンビル」

■店内の様子①

■店内の様子②

■店内の様子③

ただ、かなり値段高いです。このクッションは、シルク素材ということもありますが、8000円くらいします。
■店内の様子④

トルコでこういうデザインのものを見ると思わなかったので、なんか意外。日本っぽい。
■「カラバタック」

■店内の様子

■テラス席

■カフェラテ

イスタンブールには、「グランバザール」の他にもう1つ、
「エジプシャンバザール」という有名で大きな市場がある。
規模も年代も、1461年建造のグランバザールほどではないが、
こちらも1660年建造で、なかなか古く由緒ある市場だ。
エジプシャンバザールは、陶器や雑貨のお土産物も多数売っているが、
中でも、香辛料のお店が多く、観光客だけでなく、地元の人も多く買い物に来ている。
香辛料が店の前に積まれている感じは、去年行ったモロッコの香辛料市場に似ていた。
エジプシャンバザールは、地元感が強い市場なのだが、
そんな一角に、大量に肉を焼いている店があった。
モンハンの肉焼き機をグレードアップした時のように、
1つの棒に何個も肉がくっついていて、グルグル火の前で回っている。
鶏肉にしては、どうも小さい。
聞いてみると、「クイ」という名前のネズミの一種だと言う。
こんなの観光客は絶対食べないんだろうが、
まあ、この先、ネズミ食べるチャンスもないだろうから、
とりあえず食べてみることにした。
なんでも体験。
なんでも経験。
これで、私の中の何のパラメータが上がったのかは不明だが、
きっといつかこの経験が活きる時が来るはずだ。
■今日のカメ
■「エミノニュ駅」

海がすぐ目の前で、ガラタ橋という大きな橋のたもとにあります。遠くに見える塔は、新市街にあるガラタ塔。
■「イェニ・ジャーミィ」

エジプシャンバザールは、このモスクのすぐ横にありますが、元々は、エジプシャンバザールの利益をイェニ・ジャーミィの運営資金にしていたそうです。
■エジプシャンバザール入口

■バザールの様子①

仲良くさせていただいているシェフへのお土産を、ここで購入。
■バザールの様子②

■バザールの様子③

■バザールの様子④

■ネズミ屋

勝手にネズミ屋と呼んでますが、ネズミ専門店ではなく、普通の鶏や羊とかもあります。
■ネズミ、いっぱい。

■店内の様子

■クイの丸焼き、きた!

■クイ、アップ

食べれないことは全然ないけど、パサパサで小骨多く、美味しくはないかな。
■パン

■「シャルガム・スユ」

紫人参とカブを発酵させた、酸っぱくてしょっぱい飲み物で、例えるなら、漢方薬に手を滑らせて大量に酢と塩を入れてしまった感じ。これは、ヤヴァイ・・・。
イスタンブールの2大モスクである、
「スルタンアルフメット・ジャーミィ」と「アヤソフィア」を後にし、
豪雨で心も折れてたこともあり、もう旅のハイライトは終わった感があったのが、
宮澤先生のお言葉を思い出し、アメニモマケズ・・・
最初に立てた観光プランを続行することにした。
次は、歩いて、「地下宮殿」と「トプカプ宮殿」へ行く。
イスタンブールの、特に旧市街の観光名所は、
歩いて行ける距離にまとまって存在しているので、ありがたい。
この2つの『宮殿』、
「トプカプ宮殿」は、本当にオスマン朝の君主が住んでいた宮殿だが、
「地下宮殿」は、宮殿っぽい名前は付いているが、実は地下貯水池だ。
ただ、この地下宮殿(貯水池)には、すごく気になる物体があり・・・

これ。
逆さになっているメデューサ。
見たものを石に変えるゴルゴン三姉妹のひとり。
ギリシャ神話でポセイドンと浮気をして化物になり、
「聖闘士星矢」でも紫龍が失明したきっかけになったことでもお馴染みの、
あのメデューサだ。
髪が長いので、私もメデューサと言われることもあるのだが、
彼女に親近感があるので、この機会にぜひご挨拶しておきたいと思う。
■今日のカメ
■「地下宮殿」

■宮殿内の様子①

水が敷き詰められ、地下と言うこともあり、かなりの湿気です。
■宮殿内の様子②

彫刻された柱が無数に立っていて、確かに宮殿っぽさもある。
■宮殿内の様子③

■「涙の柱」

これは、「涙の柱」と言われ、「アヤソフィア」にあった「マリアの手形」と同様、指入れて、離さずに一回転できると、願いが叶うそうです。
■願いが叶うかな。

■「メデューサ」行き

■メデューサ、いた!

まあ、大工さんが逆さに使ってくれたからこそ、観光名所として人気があるんですが。
■メデューサ、アップ

■もう1体います。

■「ST.SOFIA」

雨がひどいのと、トイレ。ちなみに、今旅、一番キレイなトイレはここでした。
■ロビーの様子

■チャイ

■トプカプ周辺の様子①

トプカプ周辺は、王宮博物館やその他美術館も多数あるようで、道もヨーロッパっぽい石畳でおしゃれでした。
■トプカプ周辺の様子②

■トプカプ周辺の様子③

■「トプカプ宮殿」入口

■正門

■宮殿内の様子①

■宮殿内の様子②

■宮殿内の様子③

■宮殿内の様子④

■一瞬、晴れた!

■ボスポラス海峡

そしてなぜか「伊豆」を思い出してしまいました。
イスタンブールの2大モスクでもあり、
イスタンブール最大の観光地でもあるのが、
「スルタンアルフメット・ジャーミィ」と「アヤソフィア」だ。


どちらも、イスタンブール旧市街の真ん中にあり、
2つのモスクは、目と鼻の先で、お互い距離が近く、
観光客にはありがたい観光名所だ。
この日のイスタンブールは、非常に天気が悪く、
嵐のような風と雨が吹き荒れていた。
日本だったら、
「今日は外に出ないで、家でゲームでもやるかー」という感じの日。
とはいえ、少ない日数で、はるばるジャパンからやってきてるので、
ホテルに引きこもるわけにも行かず、海外初のビニル傘を買って、
びしょ濡れになりながら、中に入るための行列に並び、モスクを見学した。
雨風だけでなく、寒さもこたえた。
超寒い。
ガタガタする。
なんか悪いことしただろうか・・・と言っても思い当たる節だらけなので、
まあ、きっとアッラーの神からの修行の一環なんだろうなと思いながら、
結果的には、どちらのモスクもちゃんと見学できた上、
なかなか素晴らしく、見に来て良かった。
■今日のカメ
■「スルタンアルフメット・ジャーミィ」

世界でも珍しい6本のミナレット(尖塔)を持つ、美しいモスク。
■中庭

■ほぼ修行

ただでさえ人が多く、混雑しているところ、豪雨でさらに大混乱。
■女性は大変

ちなみに、膝下のスカートにタイツ、髪もフードの中に入れていたので、よし完璧!と思っていたら、モスクのスタッフに止められて、どうやらスカート&タイツであっても、丈がくるぶしくらいまでないといけないらしく、腰巻をさせられました。
■モスクの中の様子

実際にモスクとしても使われているので、1日5回の礼拝時は、観光客は入れない。
■天井①

■天井②

■「アヤソフィア」

現在は、モスク全体が博物館となっていて、モスクとしては使われていない。
■大混雑

チケットは、1250円くらい。
■入場ゲート

■入口

■中の様子

537年に元々はキリスト教会として建てられ、1453年オスマン王朝になるとイスラム寺院として使われるようになった。
■天井

■祭壇

■2つの宗教が同居

■聖母子像

■アッラーの円盤

■戴冠式の場所

■「マリアの手形」の柱

これ、「マリアの手形」という願いが叶うくぼみがある柱です。
■「マリアの手形」

一回転もできた上、なんか濡れてた感じもあったんだが・・・。子宝?!
■2階の様子

■円盤の裏側

■夜のスルタンアルフメット

これは、「スルタンアルフメット・ジャーミィ」。
■夜のアヤソフィア

■「アラスタバザール」

■メヴラーナ教ダンスショー

そのダンスは一度見てみたいと思いつつも、お金出すほどまではなあ・・・と思っていたら、この「アラスタバザール」のレストランで毎晩ショーをやっていて、裏からこんな感じで覗けます。ずっと休まずクルクルしてました。酔いそう・・・。
■バザールの様子

■ネコもお疲れ。

私は練り製品が大好きで、
魚であれば、さつまあげとか、かまぼことか、
肉であれば、ハンバーグとか、ミートボールとか大好きだ。
トルコにも「キョフテ」と呼ばれるトルコ風ミートボールがあり、
カッパドキアで食べて美味しかったので、
ここイスタンブールには、キョフテだけの専門店があるらしいので、
行ってみることにした。
キョフテだけのために電車に乗って見知らぬ町へ行く様は、
日本にいるときの私とあんまり変わらないなw。
いざ、メシクエの旅へ。
■今日のカメ
■トラムの駅

■トラム、きた。

■イスタンブールカード

最初数百円かかりますが、数日滞在するなら、カード買っちゃったほうがお得です。
■「Halkin」

■店内の様子①

■店内の様子②

■店内の様子③

■キョフテ、きた!

ほんのりスパイシーで、パセリも入っていて、やわらかくて、いい感じのミートボール感。
■付け合わせ

確かにないと、ちょっと口淋しい。
■パン

■「フィリベ」

夜遅くまでやっている店が多いイスタンブールにあって、17:00閉店という潔い営業スタイル。
■かわいらしいおじさん

■店内の様子

■テーブルセット

■パン

■サラダ

■面倒見の良いおじさん

英語はあまり話せず、なんとなくのジェスチャーで会話。サラダはこう食べるんだよという感じで、レモンをかけてくれている。
■キョフテ

■キョフテ、アップ

「Halkin」のキョフテよりも、ややスパイシーですが、辛かったり、香辛料が強すぎることはないです。
■チャイ

初日のイスタンブールのケバブでぼったくられたわけだが、
その後、ケバブを嫌いになったりするようなことはなく、
イスタンブール滞在中、順調にケバブを食べ続けた。
基本、トルコのケバブも、日本のケバブも方向性は一緒だが、
日本のケバブは、肉が少なく、厚めのピタパンに挟んでいるのに対し、
トルコは、肉が多く、薄生地に包んであって、中にフライドポテトが入っている。
個人的には、トルコのケバブの方が好きだ。
ちなみに、トルコの町のいたるところにケバブ屋があり、
マックやモスバーガー感覚のファストフードとして食べられているが、
レストラン形式の専門店というのも存在し、
メニューは基本ケバブだけなのだが、専門店だけあって、全然味が違う。
トラム(路面電車)に乗り、ケバブだけのためにとある町に降り、
トルコ在住の方が勧められていた
「シェフザーデ」というケバブ専門店で食べたケバブは、最高だった。
店はキレイでもなんでもなく、地元の人が集っている店だが、
やっぱりそういう店の方が断然美味しい。
■今日のカメ
■スィルケジの飲食街

ケバブだけのためにやってきました。
■「シェフザーデ」

メニューは、基本ケバブのみ。縦ではなく、横向きのケバブ!
■店内の様子

ちなみに、英語はOK。日本語はNG。
■テーブルセット

■飲み物

■ケバブ、きた!

■ケバブ、アップ

このケバブが、ジューシーで味わい深く、めちゃくちゃ美味しかった!さすが、地元に人気の専門店。
■付け合わせ

あまり生の玉ねぎは好きじゃないんですが、ケバブの羊の濃さには、ちょっと辛味のある生玉ねぎがよく合います。
■町中のケバブ屋

人が集まっていたので、食べてみることに。
■ケバブ、アップ

■ケバブをテイクアウト。

■こんな感じ。

イスタンブールでは、希望のホテルが取れなかった。
いくつか希望を出して、キャンセル待ちもしてみたのだが、
秋のトルコ旅行者はかなりいるらしく、どこも満室で予約ができなかった。
代理店が勧めてくれた中で、最寄り駅から近く、
かつ、主要なランドマークからも近いホテルだったので、
「Golden Horn Deluxe ゴールデンホーンデラックス」にした。
我が信頼の「aruco」にも載っていた、一応4ツ星ホテルだったので、
まあ、最低限のサービスと居心地の良さは確保できるであろうと思ってた。
結論から言うと、ここ数年行った全旅行の宿泊ホテルの中で、最下位。
まかりなりにも4ツ星で、割りと高めの宿泊料金を取っているのに、
なんだコレ、という感じだった。
良いところは、イスタンブールの有名観光名所である、
「スルタンアフメット・ジャーミィ」と「アヤソフィア」という2大モスクから近く、
ホテルの屋上からもその両方が見れることだが、
イスタンブールに行ってみて分かったのは、
このモスクの周辺にものすごい数のホテルがあり、
きっと他のホテルからも十分近いし、見れる。
数々のマイナス面と、ひどいサービスを考えると、
この利点はいとも簡単に相殺さてるので、
あくまで個人的な意見だが、「ゴールデンホーンデラックス」はおすすめできない。
先に書いた通り、到着のイスタンブールは極寒で、雨が降っていた。
疲れもあって、せめて温かいシャワーで体を癒したかったが、
お湯がありえないほどぬるい。
水も足さずに、お湯だけ全開にしても、超ぬるくて、冷たっ!!!という感じだった。
まず、ルームスタッフに連絡して、実際来て触ってもらったところ、
これがマックスの熱さであり、普通に使えると言う。
いやいや、明らかにぬるいし、もっと言えば、客が困ってるんだから、
キミが使えるかどうかの話は関係ないはずだ。
ラチがあかないので、今度はフロントに行き、マネージャーと話す。
もっとひどくて、お湯を触って、私は大丈夫と言った上に、
他のお客からは何もクレームが来てないから、と言う。
この時点で、もうホントお金払ってでもホテルを代えようかと思ったが、
すでに夜の11時で、仕方がないので、この日はそのまま寝た。
翌日、朝も寒く、試しにお湯を出してみると、超熱いお湯が出た。
フロントで聞いてみると、タンクが壊れてたか何かで、
それを早朝修理したという話だが、謝罪もない。
それ以外にも、部屋が極狭で、正直キレイでもなく(写真うつりはいい)、
食事も美味しくないし、今回の件以外のスタッフもあまり対応が良くない。
良いところが見当たらない、久しぶりにダメダメなホテルだった。
仮にまたイスタンブールに行くことがあっても、ここはもう泊まりたくない。
■「Golden Horn Deluxe ゴールデンホーンデラックス」
http://www.thegoldenhorn.com/
■今日のカメ
■「ゴールデンホーンデラックス」

■ロビー

■フロント

■初日の部屋の様子①

見た目、写真だとかなりいい部屋に見えますが、ホント狭く、スーツケース広げる場所がないほど。設備も悪く、備え付けのティッシュとかもないです。
■シャワールーム

■洗面所

■2日目の部屋

洗面所やトイレの狭さと悪さは健在。お湯は直ったけど。
■クラッシックな電話

■朝食会場

■朝食の様子①

■朝食の様子②

■朝食の様子③

■朝食の様子④

■朝食の様子⑤

■朝食の様子⑥

■朝食の様子⑦

「TIP BOX」があり、チップどころか、チップの額でスタッフと客ともめていたので(苦笑)、完全有料です。朝食に手ぶらでくる人も多いと思うのですが、オレンジジュースくらい高い宿泊代金に含めて無料サービスでもいいはず。
■チップではなく、有料

ちなみに、このチップボックス、ホテルのいろんなところに設置してあります。こういうのもヤダ。
■取ってきたもの①

■取ってきたもの②

■取ってきたもの③

■テラス席

■テラスからの眺め①

通常のモスクは、「ミナレット」(尖塔)が4本らしいのですが、このモスクは特殊で6本あり、世界でも珍しいそうです。
■テラスからの眺め②

3日間の滞在を終え、カッパドキアからイスタンブールへやってきた。
カッパドキアからイスタンブールへは国内線で約1時間だ。
イスタンブールは、トルコで1、2を争う大都市で、
東ローマ、オスマントルコ時代はコンスタンティノープルとも呼ばれていた。
世界史で習ったなあ、この長い名前・・・。
ちなみに、トルコの首都だと思っている人が多いようだが、
トルコの首都はアンカラなので、首都ではない。
さて、今回はすごい強行スケジュールで、
イスタンブールに入ったのが土曜日だったのだが、
見に行きたかった「グランバザール」というPARCOのセールみたいな市場が、
なんと日曜休みなので、着いた初日に駆け足で行かねばならなかった。
しかも、バッゲージクレームで荷物が全然出てこず、
イスタンブールが、天気悪く、雨が降っており、
本来は、東京と緯度が一緒で、ちょうどいい感じの気温のはずが、
大寒波が来ていて、コート着たくなるほどの寒さだった。
そんな悪条件の中、ホテル着いて、荷物投げ出し、
なんとか地図を見ながらグランバザールまでたどり着き、
一応の目的を果たして、ふー、ちょっと腹空いたから飯でも食うかと、
近くのレストランでケバブを頼んだら、ぼられた。

イスタンブール自体、そもそも物価高いのだが、
英語表記がされていたメニューの欄外に、
ここだけトルコ語のみの注釈が書いており、
どうやら、飲食代、国家公認の消費税に、さらに25%のサービス料を取ると言う。
すざけんなーーーーーーーー!!!!!
英語でかなり文句を言ったが、もうどうすることも出来ず、
私の人生のケバブ価格を軽く更新する、5000円払った。
そんな腹立つ初日に、滞在先のホテルでさらなる腹立つことが起き、
散々なイスタンブール初日だった話は、つづく・・・。
■今日のカメ
■アタテュルク空港

ここからイスタンブール旧市街まで、約40分だが、渋滞がひどく、1時間くらいかかった。
■旧市街の街並み①

失礼ながら、かなり発展している大都市で、驚きました。
■旧市街の街並み②

■旧市街の街並み③

■いざ、グランバザール

■ここが入口

■バザールの様子①

■バザールの様子②

■ランプ屋

ランプ、すごくキレイなんですが、結局、買っても、家の全体の雰囲気と合わないし、断念しました・・・。
■衣装屋

■陶器屋

■「シャルク・カフヴェスィ」

ここで、ちと休憩。
■店内の様子

■チャイ

日本でもヘルシアがちょうどいい濃さの私は、個人的にかなり好みの渋さなんですが、人によっては、きついかも。
■ここでぼられた。

まあ、トルコ語で書いてあったと言われればそれまでですが、全体のさらに25%はないし、最初に言ってくれればいいのに。聞いてたら、当然入らなかったけどさ。
■店内の様子

■ケバブ

■ポテトも入れる。

■ケバブ、きた。

これの1本分と、オレンジジュース×1、水×1、ケバブソースだけで、約5000円。まずくはなく、なかなかの味でしたが、ケバブ5000円はないわー(泣)。
■ソース

トルコでは、やたらトマトとヨーグルトを食べますが、ケバブにこの2つのソースがとても合います。