東京ではあまり馴染みがない言葉なのだが、京都には「餅系」と呼ばれる大衆食堂の文化がある。
なので、「〇〇餅」と書かれた看板のお店があるのだが、それは餅屋さんではなく大衆食堂だ。
元々は本当に餅を売っていたようなのだが、そこからうどんに派生し、丼や定食などに派生して、名前としては餅が残っているのだそう。
京都を代表する餅系食堂の1つ、老舗大衆食堂「大力餅」さんにお邪魔させてもらった。
一見すると蕎麦屋さんっぽい感じの、地元の人が通うような大衆食堂。
この日もしばらくしたら、常連と思われるおじさんが新聞片手にやってきて、メニューも見ずに、「入店同時に、着席前に歩きながらメニューを告げる」という常連の鏡のような人も来ていた。
メニューはこんな感じ。
自家製麺を使っていて、裏に丼ものなどもあるが、麺類が名物の様子。
そして、うどんやそばなどビックリするくらい安い。
何となく気になった焼きそば(800円)を注文。
屋台とか鉄板炊き屋とかではなく、外で焼きそば単体を食べたのは何十年ぶりだろう・・・。
京都仕様というか、江戸っ子にとっては麺が柔らかいのがちょっと気になったが、王道の焼きそばという感じで、食べやすい味。屋台でも、鉄板焼き屋でもない、「大力餅」さんの家庭の焼きそばという感じの味だった。
■「大力餅」
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by meshi-quest
| 2025-11-02 08:06
| 京都
三鷹にある行列ができるクレープ屋「LA CREPERIE」(ラ・クレープリー)さんがやっている人気カフェレストラン「Saint-Denis Cafe」(サンドニ・カフェ)でランチ。
西荻窪にあった人気クレープ屋さんが数年前に三鷹に移転、リニューアル拡大オープンしたお店。
ランチは数種から選べるようになっており、この日は「ポーク・ステーキ」(1300円)注文。サラダとドリンクがセットになっている。
ポーク・ステーキは変な意味ではなく、しっかりフライパンで焼き上げたロースの固さがあって、柔らか系の豚肉ではなく、よく噛んで食べる系の豚肉。ソースはハニーマスタード、付け合わせにバターライスが付いてくる。
豚肉自体は塩胡椒のシンプルな味付けで焼き上げられてて、ハニーマスタードで食べる感じ。ヨーロッパ系のビストロとかで出てくる料理の雰囲気で、良い悪いではなく、日本だと好き嫌いは出そうというか、日本のトンテキとかポークチャップを想像しているとかなり違うと思う。
デザートに名物のクレープをいただく。
ランチ自体は12時オープンで、クレームブリュレなどの「サンドニカフェ」側のデザートはそこから頼めるが、「LA CREPERIE」(ラ・クレープリー)のクレープを店内で食べたい場合は13時以降となる。
なので、ランチで「サンドニカフェ」の料理を食べて、食後に「ラ・クレープリー」のクレープを食べたい場合は13時以降に来るか、先にランチ食べている間に13時を超えてその後に注文するか、になる。
大好きなバター・シュガーを注文。
クレープは生地を味わうデザートだと思っているので、生地をちゃんと作って、焼き上げてくれるお店では、あえてトッピングはせずに、シンプルにバター・シュガーを頼むことにしている。
以前もここ「メシクエ」で紹介しているが、「ラ・クレープリー」さんのクレープはしっとりした温かいクレープではなく、生地がパリッパリの少し冷えたクレープで、独特の食感。
温かく焼き上げたクレープをこの食感を出すために、あえて瞬時に冷ましているために少し冷たいがパリッパリの風合いが出ているもので、唯一無二の食感のクレープだと思う。ただ、これも良い悪いではなく、きっと好き嫌いは分かれるとは思う。
「メシクエ」でも度々書かせてもらっているが、お店の信念というか、こだわりは大事で、ホームランを打ちまくるオールラウンダーを目指すのは大変なので、世の中にこんなに飲食店があるのだから、好き嫌いはあくまでご縁として、好きな人に強烈に刺さるというやり方で良いと思う。自分の体調によっても、今まで好きだったけど、今日は違うな、これじゃないなというのもあるし。
自分に強烈に刺さるお店を探す冒険こそ、メシクエストであり、外食の醍醐味でもあると思う。
■「Saint-Denis Cafe」(サンドニ・カフェ)
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by meshi-quest
| 2025-11-01 08:05
| 中央・総武線その他
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「メシクエLV34」を主宰している魔王りえぞうさんのフラワーブランド「BlacKing Flowers」(ブラッキングフラワーズ)のInstagramが出来ました!
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ご縁があり、兵庫県神戸市東灘区にある人気美容室「Ripple design&care」(リップルデザインアンドケア)のオーナーさんからご依頼をいただき、お店の正面のドアに飾る、お店の看板となるようなスワッグのご依頼をいただいた。
閑静な高級住宅街にある美容室で、常連さんはもちろんのこと、通りがかりの方にも楽しんでもらえるような、興味を持ってもらえるようなものにしたいとのことだった。
スワッグを飾る予定のドアの写真を拝見したところ、色鮮やかな水色だったので、清潔感のあるグリーンをベースに、白と黒でアクセントを入れることにした。
ドアも大きく、色も鮮やかなので、それに負けないように、大きめのスワッグを作ることにした。
実際作ってみると、結果、写真の当初用意していた花材の倍以上の花材を使うことになった。
アクセントに「王者の風格」という花言葉を持つ希少なキングプロテアと、この時期に出てくるタネだけのオータムヒマワリを黒染めして、スワッグのポイントにする。
そして、せっかくオーダーメイドでスワッグを作らせていただくので、唯一無二のbeauty salonのスワッグを作りたく、美容室の必須アイテムであるヘアブラシとコームをスワッグの中に埋め込んだ。
こんな感じで完成。
ヘアブラシもコームもいい感じにスワッグの中に馴染んでくれて、インパクト絶大のカッコいいスワッグができた。
写真は赤の壁で撮影したが、実際の美容室の水色のドアに合うようにイメージして作っているので、きっと合うと思う。
多くのお客様に楽しんでもらえたら幸いです。
アレンジメントに使った花は下記の通り。
・キングプロテア
・オータムヒマワリ
・バンクシャー
・グレビリアアイバンホー
・グレビリア「エンドリチリアナ」
・ウンリュウヤナギ
・ユーカリ
・ドラセナ
・パームフラワー
・ウーリーブッシュ
いつも応援ありがとうございます。
「BlacKing Flowers」(ブラッキングフラワーズ)のInstagramが出来ました!
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上記インスタから過去の作品もご覧いただけます。
フォローをしていただけると嬉しいです♪
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by meshi-quest
| 2025-11-01 08:04
| フラワーアレンジメント
懇意にさせていただいている住所非公開&完全予約制の隠れ家鮨「鮨かづとよ」でディナー。
マンションの1室でやられており、カウンターのみの4席(最大6席だが通常は4席まで)で、まるで鮨屋さんを大将ごと貸切をさせてもらったかのようなプライベート感溢れる店内で上質なお鮨をいただくことができる。
「鮨かづとよ」さんが本当に私の好みの鮨を出してくれるので、定期的にお邪魔させてもらっている。
まずは、焼き茄子のゼリー寄せから。
お造りは、千葉の太刀魚と八丈島のオコダイ。
季節によって具材が変わる「鮨かづとよ」名物のチーズの茶碗蒸し。この日は秋鮭と新いくら。
にぎりは、高知の本鮪の中とろから。
島根のシロイカと千葉のしんこ。
新島のメダイの粕漬け焼き。
粕漬けに使っている酒粕はただの粕漬けではなく、大将が発酵させて酒粕を手作りしている。とてもまろやかで、酒粕苦手な人も美味しく食べれると思う。結構色んなお鮨屋さんに行ってるが、お鮨屋さんで魚に使う酒粕を手作りしているお店は知る限りここ「鮨かづとよ」さんくらい。
1週間寝かせた豊後水道のシマアジと、秋刀魚。
昨年2024年の秋は秋刀魚が不漁で、ものすごく高かったが、今年は秋刀魚が豊漁で、状態も良く、脂がものすごく乗っている。
九十九里の煮ハマと、スミイカと白瓜のすまし汁。
煮ハマもほとんどのお鮨屋さんはツメで出すが、ハマグリの風味を楽しみながら塩でいただくのが「鮨かづとよ」さん流。色んな鮨屋さんにお邪魔したが、塩で出してくれる鮨屋も「かづとよ」さんくらい。
私が大好きな「かづとよ」さんの赤身づけと、イワシの酢〆。
づけは他店では自ら頼んだり、ましてやお代わりすることもないのだが、かづとよさんのづけが別格で、今まで食べた赤身づけのNo.1。
イワシがめちゃくちゃ脂が乗ってて美味しい。通常イワシは皮や骨を取るお店がほとんどだが、かづとよさんはイワシの美味しさは皮と骨も含めてというコンセプトで、酢に漬けて5日目だそうだが、皮も骨もトロトロでそのまま食べられるようになっている。
黄身おぼろを乗せた静岡のクマエビと、口直しのピーナッツバターかぼちゃの甘酢漬け。
ウニとイクラとホタテの小丼と、とろたく手巻き。
ここからはお代わりタイム!
この日のお代わり可能なメニューはコチラ。席数も少なく、完全予約制なので、お代わりもある時とない時があるのだが、私が行く時には必ずお代わりするので、最初から多めに用意してもらっている。
お代わりで、シマアジと秋刀魚。
本鮪の血合いぎしと、ハマグリ。
私がハマグリをお代わりするのは、かづとよさんくらいかな。本当に珍しい。けど、美味しい。
クマエビとねぎとろ巻き。
■「鮨かづとよ」
予約は下記のインスタDMかLINEにて。メシクエ見ました!とお声がけすると、良いことあるかも?
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by meshi-quest
| 2025-10-31 08:07
| 高円寺
懇意にさせていただいている「世界の三國」と言われたフレンチの巨匠・三國清三シェフの待望の新店フレンチ「三國」にお邪魔させていただいた。
元々、三國シェフは四ツ谷の閑静な住宅街で「オテル・ドゥ・ミクニ」という名前の都内有数のグランメゾンをやっていたが、コロナ禍もあり、また三國シェフもご高齢になり、グランメゾンという形式ではない形の次なるステージを目指すということで、2022年の12月で37年の歴史に幕を閉じた。(「オテル・ドゥ・ミクニ」の記事はコチラ!)
その後、長らく「オテル・ドゥ・ミクニ」の跡地で工事が行われており、大きな敷地はマンションとなったが、今年2025年9月、その1階に8席ほどの小さなレストラン「三國」をオープンさせた。
私は毎年3月の誕生日に、長年ありがたいことに三國シェフにお誕生日ケーキを作っていただいてたり、 定期的に美味しいフレンチを作っていただいたりして、とても懇意にさせていただいていた。
「オテル・ドゥ・ミクニ」が閉店するのは大きな歴史が終わるような感じで、三國シェフにお疲れ様の気持ちと共に、やはり淋しさもあったが、三國シェフから新店を作り、また料理はされることを聞いていたので、楽しみにこの日をお待ちしていた。
2年ぶりの三國シェフのお料理。とても楽しみすぎる。
以下、どんなお料理で、どんなワクワクがあったのかお伝えしたいと思う。
まず、すごく特徴的だったのが、三國シェフも冒頭で「参加型のレストランです」と言っていたように、シェフやお客さんとのやり取りや対話、コミュニケーションを多く取っているレストランだったこと。
これは、以前の1階にも2階にも席があって、全体的に席数も多く、キッチンも奥にあって客席からは見えなかった「オテル・ドゥ・ミクニ」と大きく違う部分。
着席前に、お客さんはその日のインスピレーションで入口に飾られているお皿から1枚を選んで、その皿を自分で持って、席まで行く。今まで色んなフレンチに行ったが、皿を自分で選んで、自分で持っていくのは初めてかもしれない。
和食とかだと、お猪口を選んだり、お茶碗選んだりなどはあるが、正直フレンチでは見たことがなく、斬新だった。
ちなみに、私は一番最初に選ぶことが出来たので、1枚だけあったこの鹿の手彫りの模様が入った金色のお皿が気になり、それを選んだ。
着席したら、三國シェフが「それ、うちで一番高価なお皿なの」と笑っていたw。
席はオープンキッチンを囲むように作られているカウンター8席のみ。Maxで8名くらいだが、実際は少し余裕を持たせて2名×3組の計6名くらいで営業している印象。この日も6名。ちなみに、営業は2回転で6時からの会と、8時半からの会がある。
着席してからも面白いことが色々とあり、まず、ものすごくシェフやキッチンがとても近い。
以前のグランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」で見えない後ろの厨房にて長くやられていた良い意味での反動なのかもしれないのだが、個人的にはフレンチの巨匠をこの至近距離のアリーナ席で見続けられるのはものすごく楽しい。
そして、「三國」の刻印入りのお箸が最初から用意されていたのも新鮮だった。これも当然グランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」の時には無かったもの。
三國シェフから直々に本日の食材の説明をいただく。
これも以前のグランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」では席数も多く、お客さんも多く、対応しきれなかったこともあり、フロアスタッフからの説明はあれど、直々に三國シェフから食材の説明をすることは無かったので、個人的に嬉しく、楽しかった。
本日の目玉は、岐阜の松茸、青森の「海峡ヒラメ」、白老町の「あべ牛」。
1品目は、以前のグランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」でも必ず1品目で出していた名物のアミューズ「タルトオニオン」。上からはたっぷりの秋トリュフ。
オニオンの旨味をたっぷり含んだ濃厚な卵豆腐のようなプルプルのタルト。またこの絶品タルトをいただけるのは感激。
ソムリエやサービスのスタッフもほとんどが以前のグランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」の時の方だったので、私が飲めそうなワインをちゃんと覚えてて、選んでくださって、嬉しかった。
2品目は、厚岸の本マグロと、オシェトラキャビアのタルタル仕立て。亀甲萬が天皇陛下に献上している「御用藏醤油」とポーチドエッグで、日本料理の黄身醤油のような感じでいただく。
三國シェフが「キャビアは好き?」と聞かれたので、「はい!」と答えたら、ガチでキャビア大盛にしてくださった。笑
醤油を使ったり、調味料を紹介してくれたり、以前のグランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」は無かったことで、新鮮だった。
以前のグランメゾンでやっていたクラッシックフレンチから、フレンチの枠を超えた三國シェフが今作りたい食材で作る料理という感じで、コロナ禍の時に三國シェフがやられた家庭でも作れる料理の大人気YouTubeの影響もあるのかもしれない。
発酵バターをたっぷり使った自家製パンがものすごくいい香りで、美味しかった。
世界で初めて作られたというギリシャのオリーブオイルと、ゲランドの発酵バターでいただく。そのままでも十分美味しい。
3品目は、フォアグラの茶碗蒸し仕立て。
中には気仙沼のフカヒレと、濃厚なコンソメドゥーブルと、上には焼きウニが乗せられている。
2つ目のパンは、ポピーシード、麻の実、白胡麻を使った少し固めで、香ばしいパン。こちらも焼き立てを提供してくれる。
4品目は、下北半島沖の「海峡ヒラメ」とオマールブルーと、国産松茸を使った1品。
ヒラメと松茸はソテーに、オマールブルーのムースに、オマールブルーの濃厚なオマールディーヌソース、フランス産ジロール茸の付け合わせ。
5品目は、白老町「あべ牛」のロティ。
付け合わせは、江戸東京野菜の「寺島ナス」と「亀戸大根」、ブルーチーズを入れたドフィノワ、ソースは赤ワインに、「カクキュー」さんの八丁味噌、フォンドボーを加えたもの。
ここでなんと三國シェフから「このお肉にはご飯が合うので、ご飯を食べませんか?」という提案!
最高級土鍋・雲井窯の土鍋を使い、シェフの故郷である北海道・増毛の「ゆめぴりか」を使った炊き立てご飯と、スタッフが漬けたというぬか漬けを出してもらった。
長年、グランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」にお邪魔させていただいていたが、メインディッシュに炊き立てのご飯とぬか漬けが出てきたのは初めてだ。
そして、目の前でご飯をよそってくれて、ぬか漬けを切ってくださる巨匠を見れるなんて、とても貴重な経験。
シンプルに美味しい。日本人は美味しいご飯が好きなのだ。
それがフレンチであろうが、イタリアンであろうが、中華であろうが、なんだってご飯はやっぱり食べたいし、食べるとホッとする。
なんかすごくいい。フレンチの巨匠と言われた三國シェフがメインのお肉に炊き立てご飯を出してくれるのが世界観としてもすごく良かった。
6品目は、ここからデザートが続く。
「三國」のコースは面白い構成になっていて、全10品の中の前半5品は料理で、後半5品がデザート。なので、料理とデザートが半々で出てくる。
まずは、静岡の極熟クラウンメロンのフランベ。ヘネシーVSOPを使って、三國シェフが目の前でフランベをしてくれる。なんかのマジックショーを見ている感じで楽しいw。付け合わせは、マダガスカル産の最高級バニラを使った自家製バニラアイス。
7品目は、青梅の古木の柚子を使った柚子のブリュレ。
柚子がお皿の上で安定しないので、折り紙で支えを作ったんだよと三國シェフがおっしゃってて、こういう折り紙との組み合わせも、以前のグランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」では見れなかった変化。アットホームな感じですごくいい。
8品目は、内藤家の内藤栗のモンブラン。
新宿区に内藤町という場所があり、以前はお殿様の敷地だったそうで、その子孫が作っているのが内藤栗だそう。中にはカシスのアイスと、上には金沢の金箔とプラチナ箔の金銀盛り合わせ。
金箔はよく見かけるが、プラチナ箔は初めて食べさせてもらった。ちなみに、金箔もそうだが、基本、味はないのだけど、それだけを噛みしめると、うっすら金属感はある。
ちなみに、デザートも全部三國シェフがクリーム搾ったりして、目の前で作ってくれる。それもまたすごいこと。
三國シェフにその話をしたら、「僕はフランスで1年間パティシエの修業していたこともあって、デザート好きなんだよ」と笑っておっしゃっていた。
フレンチのコースには料理と同じくらいデザートは大事で欠かせないもので、シェフとして自分の料理に合わせるデザートをパティシエと話す時に、自分がデザートを知らないと話せないので、必ずちゃんとしたフレンチのシェフはパティシエの修業もするのだそう。
9品目は、なんと抹茶。
スプーンに乗ったキュイエールショコラと共に、「三國」のコースの最後は抹茶で〆る。もちろんこれも以前のグランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」には無かったことだが、とても感慨深く、個人的にはこの終わり方も素敵だった。
10品目は、小菓子のプティーフール。これはウェイティングBARを兼ねている小さなBARカウンターに移動していただく。
三國シェフと創業からご一緒していて、グランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」でもBARの守り神だったソムリエの戸田さんが「三國」でもBARを守っていて、久しぶりにお会いできて嬉しかった。
三國シェフも戸田さんも70歳を超えていて、それでもこうして明るく元気に接客をされてて、すごいなあと思う。
最後に。
以前のグランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」もとても素晴らしかったけど、個人的には今の「三國」の方が好きかもしれない。
肩の荷が下りて、すごく楽しそうに料理をされたり、話をしている三國シェフが見れるから。
きっと日本を代表するフレンチの巨匠として、長年日本のフレンチを守り続けることは容易ではなく、私の想像をはるかに超える重責だったと思うのだが、そんな三國シェフが何周も回って、御年71歳になって行き着いた場所という感じがして、色んなものの集大成でもあり、まだ三國シェフが新しいことをしようとされていて、これまでの歴史も見れていたからこそ、より一層楽しかった。
変な意味ではなく、正直、以前のグランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」よりもカジュアルなフレンチになっているし、料理だけを見た時のお客さんの好き嫌いとかは出てくるかもしれないが、フレンチの巨匠がこの至近距離でフルコースを説明付きで作ってくれるようなレストランはないし、それだけでもものすごく価値があるのではないかと思う。
ちなみに、予約は1ヶ月ごと。三國シェフが「僕も歳だから、先まで取っちゃうと何があるか分からないからねー」と笑っておっしゃていた。
いつまでも元気で、ぜひ楽しく美味しい料理を作り続けて欲しい。
■「三國」
まだちゃんとした予約サイトなどがないようなのですが、予約は以前の「オテル・ドゥ・ミクニ」の電話番号から。場所も同じ場所です。
電話:03-3351-3810
場所:東京都新宿区若葉1-18-6
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| 2025-10-30 08:07
| 四谷
懇意にさせていただいている予約困難な日本料理店の名店「赤坂おぎ乃」にて、今宵も大将荻野さんの季節感溢れる芸術的なお料理をいただく。
ミシュランと並ぶフランスのグルメ誌「ゴ・エ・ミヨ」にも連続掲載されており、2025年も受賞されている。
神無月(10月)のテーマは、「重陽の節句」。
重陽の節句は、中国の陰陽道で奇数が縁起の良い「陽」の数字の中でも最も大きい「9」が重なる日を「重陽」として、9月9日に無病息災を祈ってお祝いをするイベント。日付としては9月なのだが、本来は旧暦の10月くらいの寒くなってきた時に行われるものだそうで、10月のテーマとしているのだそう。
重陽の節句では、邪気を祓うために毒消しとなる菊の花を用いる。
迎い酒は、早瀬浦の特別純米酒「夜長月」を菊花が入った盃でいただく。
1品目は、重陽の節句の菊の花があしらわれた前菜。
前菜の上には、「着せ綿」が乗っている。「着せ綿」とは重陽の節句に行われた、菊の花に真綿をかぶせ、翌朝の朝露と香りを移して、その綿で身を清めて長寿を願う風習で使ったもの。
お料理自体はその下の器にあり、柔らかく煮た対馬の煮穴子、金沢「魂のれんこん」、蕎麦の実のべっ甲餡。
2品目は、秋のご馳走を全て詰め込んだという1皿。
熊本のアカウニ、北海道のイクラ、噴火湾の毛蟹、天草の車海老、ほうれん草、山えのきなど。
3品目は、削りたての鰹節の一番出汁を使った「おぎ乃」さん自慢の絶品椀。
愛媛の名漁師・藤本純一さんの高級白身・シロアマダイ、通称「シラカワ」と、松茸と、かぶらと、菊団子。削り立ての鰹節と松茸の風味と旨味に、味変で菊団子を溶かすと、菊の香りが広がり、華やかなお椀になる。
4品目のお造り、まずはお月見の盆に乗った三重のトロサワラから。
ウサギの器には、タラの白子醤油が入っていて、サワラをお好みで付けていただく。
続いて、備長炭で香り付けをした厚岸の本鮪。
上からは黄身醤油と山芋と海苔の佃煮。
5品目は、松茸とにえばな。
ご飯が炊き上がるちょっと前の、少し水分がある一番甘いご飯の状態に松茸を入れて、サッと蒸して、塩だけで味付けしたもの。
松茸本来の味や香りが楽しめる、一番贅沢に松茸を味わえるご飯。
6品目は、愛媛の名漁師・藤本純一さんのノドグロの味噌幽庵焼き。
下には蒸し栗をたっぷりと削ったもの、上には舞茸の素揚げと、付け合わせには黒無花果。
味噌の風味と、栗の甘味がすごくよく合っている。
7品目は、名物のジオラマのような八寸。
神無月(10月)のテーマは、「紅葉」。いかだの上に、小さな小鉢の八寸料理と、秋の野花や紅葉が飾られ、いかだに乗って紅葉の川を下っているかのような情景を表したもの。
大きな雪洞(ぼんぼり)は、実は大根で出来ていて、「おぎ乃」さんの八寸の春と秋に出てくる名物。
大根の葉脈が透けている様が、まるで綺麗な和紙のように見える。
9品目は、「鱧松」の煮物。
名残りの鱧と、出始めの松茸が重なるほんの一瞬の旨味と香りの贅沢料理。
10品目は、〆のご飯。
皮がパリパリで、中はふっくらの相変わらずの絶品鰻。

11品目は、「おぎ乃」特製あんみつ。
大納言の自家製あんこ、ほうじ茶寒天、黒無花果に、上からお餅のソース。
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| 2025-10-29 08:07
| 六本木・麻布・赤坂
「ミシュラン」と並び、世界的影響力があるフランスのグルメ誌「ゴ・エ・ミヨ」にも掲載されている
四谷の予約が取れない中華の名店「南方中華料理 南三(みなみ)」で定期的に行わさせてもらっている私のテーブル貸切会。
今宵も水岡シェフの唯一無二の絶品スパイシー中華をいただく。
今宵も水岡シェフの唯一無二の絶品スパイシー中華をいただく。
この日の前菜ラインナップは・・・、
・アヒルの塩卵と苦瓜の和え物
・よだれうなぎ
・しじみのニンニク醤油炒め
・ホタテのスモークと梅マスタード
・押豆腐と自家製カラスミ
・インゲンの茶葉炒め
3品目は、フカヒレと金華ハムと黄ニラの卵炒め。旨味に溢れる優しい味わい。
4品目は、自家製XO醤の雲南トリュフ焼売。
雲南トリュフはいわゆるフレンチやイタリアンで想像する香り良いトリュフというよりはキノコに近い感じ。肉が詰まった焼売に、自家製XO醤の旨味がプラスされ、とても美味しい。
5品目は、鮎の湖南汁なし火鍋。
実山椒などハーブもたっぷり入った見た目通りのかなり辛くてスパイシーな炒め煮料理。川魚を食べる地方の独特の臭い消しでもあり、滋養強壮料理でもある。ちなみに、辛いもの好きな参加の皆さんは大絶賛していたが、残念ながら私は辛いのが得意ではないので、これは食べられない(苦笑)。
6品目は、鹿のグリル。
ソースは台湾のカラス山椒をたっぷり使ってて、これも鹿のクセを美味しくいただくための中華圏の料理の工夫。
7品目は、アワビビーフン。
濃厚な肝をたっぷり使った、モチモチ太めの台湾ビーフンと和えたもの。
8品目は、コースメニューには無かったのだが、水岡シェフが甲殻機動隊の私のために特別に作ってくれたオマール海老の炒飯。スパイスは効いているが、パイナップルも入っていて、少し甘めの味付け。
9品目は、台湾パイナップルのシャーベットと、ドラゴンフルーツのシャーベットと、シャインマスカットと自家製杏仁豆腐と桃の樹液のジュレのデザート。
本当に唯一無二で、一応「中華」というジャンルではあるが、いわゆる中華は一切出てこないので、毎回アジアに旅行に来て食事をしているかのような気分で楽しい。
■「南方中華料理 南三」
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| 2025-10-28 08:07
| 四谷
懇意にさせていただいている、静かにお酒と料理に向き合える隠れ家和食「和食なない」さんで夕食。
雑居ビルの2階にあり、常連さん含めて、知る人ぞ知るでお客さんが来ているので、表の看板は電気が消えてて、入口も普通のマンションの1部屋のような感じだが、中はちゃんとやっている。
「和食なない」さんは、昨年2024年11月に私がプロデュースさせていただいている渋谷サクラステージ4階「404Kitchen」のメシクエイベントに出店していただき、お客様大行列の末、最後はおでんのつゆまで全部売り切れる「おでんと茶割」という伝説のイベントをしてもらった。
元々、大将の中川さんは独立前に創作おでん屋さんの立ち上げ店長をしていたこともあったのだが、このイベントまでは「和食なない」では和食としてのお料理やにぎり鮨をメインとして、おでんは封印していた。
昨年のイベントで大反響があり、それ以来、秋冬は「和食なない」でもおでんをやるようになった。
そして、今年も「なないのおでん」の時期がやってきた!
大将の中川さんが作るおでん出汁は、和食の基本である昆布や鰹節をベースに、自家製の干し大根、干し林檎、干しミカン、干し柿、紫蘇の枝など、通常のおでん屋さんでは見られないような食材を使って、作られている。
そして、こんな複雑な食材を使っているのに、驚くほど優しく、上品で、バランス良く、多くのお客様がつゆを完飲するくらい美味しい。
私も、いくら美味しくてもつゆまで完飲することはあまりないのだが、「なないのおでん」のつゆは飲んでしまう。
まずは、おでんの大根から。
綺麗に面取りされてて、真ん中は千鳥の形にくり抜かれている。しっかり美味しい出汁が染み込んでて、美味しい。
具材によって味の染み方も変わるので、全部別々に煮て、最後に合わせているので、「なないのおでん」はものすごく手間が掛かっている。
味変で、自家製の太刀魚味噌。この味噌もまた美味しくて、旨味たっぷりの味噌田楽のような感じになる。
先付は、鴨のローストビーフ、ばい貝の煮付、シャインマスカットの白和え。
トマトととろろ昆布と、小肌のつみれとあおさ。
「なないのおでん」はすごく表情豊かで、トマトの酸味が出汁に合わさった時にまた別の味わいになり、あおさの風味が出汁に合わさった時にまた別の味わいに変化する。不思議なおでん。
「おでん=単調な味」と思っている人にこそ、ぜひ食べて欲しい。
赤身が美味しい上物のナガスクジラの刺身と、美味しかったので先付のばい貝の煮付を大盛でお代わり。
生麩と、はんぺんと、ちくわぶ。
ちなみに、ちくわぶって関東のおでん文化のようで、京都や大阪でおでんを食べると、滅多に出くわさない。大阪出身の「なない」大将中川さんも東京に来てから、ちくわぶを知り、ちくわぶが好きになったと言っていた。
渋谷サクラステージでのメシクエイベントでも大好評で瞬殺売り切れだったロールキャベツと、三陸のわかめ。
鶏とキノコが詰まったロールキャベツと絶品出汁の組み合わせがたまらない。
わかめも、わかめから旨味が染み出るので、さらに出汁に旨味が乗ってて美味しい。
玉子と、こんにゃくと、モッツアレラチーズ。
じゃがバターと、チーズさつま揚げ。
最後は、天然キノコとおでん出汁を使った炊き込みご飯と、湯葉とくずきりのお椀。
おでんって、こんなに面白くて、色々なものに変化するんだなあ!と驚く。秋冬だけの「和食なない」のお楽しみ。
■「和食なない」
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by meshi-quest
| 2025-10-27 08:07
| 西荻窪
京都の住宅街にある、明るく元気な大将による人気町寿司「寿し 大源」さんで夕食。
京都町寿司のアットホームな雰囲気と大将の明るいトークが人気で、この日もカウンターに外人さんと日本人のお客様が団体でいて、すごく楽しそうに話をしているので同じグループかと思ったら、実は外人さん1グループ、日本人は2グループでそれぞれ別のチームw。
大将がスマホの翻訳アプリなどを駆使しながら、お客様をカウンターで繋ぎつつ、みんなで仲良くなって楽しんでいたのだそう。
にぎりはコースでも、お好みでも、もちろんおつまみも、刺身なども何でも対応してくれる。
この日はお腹空いていたので、そのままお好みでにぎりをいただく。
まずはタイとヒラメから。
変な意味ではなく、町寿司として安心できる美味しいにぎり。もちろん高級鮨店のような感じではないけど、ちゃんとお鮨が食べたい時に、肩ひじ張らずに気軽に通えるようなお鮨。シャリもネタもちゃんとされている。
中とろとホタテ。
カンパチとイカ。
海老と、大将の奥様が作ってくれた茶碗蒸し。
赤身と、大将が「うちのは甘いけどいい??」と聞いてくれた玉。確かにかなり甘めではあったw。
美味しかったので、カンパチと海老をお代わり。
鮨って、奥が深いというか、変な意味ではなく、良い悪いではなく、高級鮨と町寿司はまた違った味わいがあって、どちらも好きだ。
最後に、赤だしをいただく。
関東ではあまり見かけないのだが、関西では赤だしに卵を入れてくれる。赤だしにかなりこだわってて、味噌に麦味噌を入れたり、塩味を極力抑えているようで、この赤だしがすごく美味しかった。
■「寿し 大源」
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by meshi-quest
| 2025-10-26 08:06
| 京都
京都生まれ・京都育ちの生粋の京都人のお友達の案内で、夜24時までやっている京都人のソウルフード「蛸安 岡崎本店」でたこ焼きをいただいた。
おじさんとお兄さんで切り盛りされてて、テイクアウトはもちろんのこと、昭和な雰囲気のセルフサービスなイートインもできる。
王道の「蛸焼」(8個800円)を注文。「たこ焼き」ではなく、「蛸焼」とメニューに書かれているのは初めて見たかも。
たこ焼き8個800円はそこそこの値段であり、たこ焼き自体が大きいわけでも、中のたこが大きいわけでもなく、そう考えると、決して安いわけではない。
たこ焼きも綺麗な球形というよりちょっといびつだったり、味も正直言えばごく普通でちょっと油強めくらいのたこ焼き。
ただ、本当に昔からあるたこ焼き屋さんだそうで、京都人は学生時代とかに必ず1度は来たことあるんじゃないかというくらいのソウルフードだそうで、味というよりも思い出込みのたこ焼きなのかもしれない。なかなか東京で知ることのない文化なので、そういう場所に来れるのは嬉しい。
夜中12時までやっているのはちょっと夜食がてら一杯飲みたい人とか、ちょっとお腹空いた人とかにはありがたいかも。
■「蛸安 岡崎本店」
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by meshi-quest
| 2025-10-25 08:05
| 京都






















































































































































































































































































