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10/17号「週刊SPA!」にて、我が母校が紹介されていた。
「学食巡礼」という企画ページだ。
既にSPA!をご覧になった方は、ぜひ合わせて読んでいただきたい。


以前から「週刊SPA!」を愛読をさせていただいており、この企画ページを見るたびに、いつうちの大学が紹介されるのかと、今や遅しと待っていた。

ついに、その時が来た。
「第43回 国際基督教大学の巻」・・・43回目にして、やっとその順番が回ってきたのである。


懐かしい。
思えば、卒業してからほとんど行っていない。
ページにあった懐かしい学食の写真を見ていたら、行きたくなった。近々、時間を見つけて遊びに行こうと思う。


通称「ICU」。
正式名称は「国際基督教大学」という。
「アイ・シー・ユー」とは、「International (国際) Cristian(キリスト教)University(大学)」の頭文字である。ICU付近のご近所さん達は、「ICU」より「キリ大」と呼ぶ傾向が強い。

悲しいことだが、「ICU」と言えば、「国際基督教大学」より「集中治療室」の名の方が有名だ。
ちょっと大きめの病院に行けば、館内案内の看板に「ICU」と書いてある。

が、そこではない。
出身校を「ICU」と答えて、「ああ、あそこね!」と分かってくれる人は少なく、どちらかと言うと知らない人の方が多いのではないかと思うほどのマイナーな大学だ。

英語教育に非常に力を入れている。
これは、他大学に負けず、自信をもって言える。1学年1000人足らずで、少人数制の徹底した言語教育を行っている大学だ。

ICUでは英語が不可欠・・・というか、マジで生きていけない(笑)。
学期毎に配られる取得学科の一覧表も英語で書かれているし、外人の教授や学生がやたら多いし、日本の歴史の学科とかも担当教授が外人であれば英語で学ぶことになる。卒業の条件にも、「卒業までに、英語で実施される課目を必須9単位以上」がある。

入学してから1年、2年は英語の授業ばかりだった。専門科目の授業は、2年の後半くらいからやっと取れる感じで、まずは授業を受ける前段階の英語の徹底したお勉強。

促成栽培気分であった。促成栽培に向いている植物と、向かない植物があると言うのに・・。

今思えば、よく気が狂わなかったな、私。
人生の中で一番必死で勉強してた気がする、受験の時よりも。

純正ジャパニーズの私とっては、過酷な日々であった。
高校時代、多少なりとも英語に自信があってICUに入学したが、入学直後にスゴイ世界を思い知らされた。「自信」なんてもんは粉々に崩れ、一から修行のし直しである。上には上がいるもんだ。

ちなみに、1年時の英語の授業は、入学直後の英語の試験によって、セクション「A」から、たしか「Z」まで、1年生全員を20人弱のクラスに分け、そのクラス単位で「読む」「書く」「聞く」「話す」を徹底的に学ぶシステムになっている。

で、あるので、常に先生とアリーナ席で授業が受けられる状態になっている。普通の大学のように「後ろの席ならバレない」、なーんてことは絶対なく、どの席に座ろうが丸見えである。

ラクガキもできない。宿題忘れや居眠りは非常に目立ち、しようものなら英語で怒られ、英語で自己弁明するオチになる。遅刻もしにくい。・・とは言え、してたが。

セクション「A」から「Z」というクラスは、さらに大きく3つに分かれており、英語の授業内容が異なっていた。
「A」からアルファベットの真ん中くらいまでのクラスは、フルで英語の授業があり、真ん中から「U」くらいまでは一部の英語の授業が免除、「Y」とかを含むクラスは英語を大幅カットで逆に日本語授業を取らされる形になっている。

分かりやすく言うと、「A」からのクラスは、「純ジャパニーズ組」で「もっと英語を勉強しましょう」クラス、次のクラスは、英語力が割とある「中堅」クラス、最後のクラスは、「ほぼ外人並み」でどちらかというと「日本語をやりましょう」クラス。

当然、私は「英語がんばりましょう」組であった。
一番最初のクラス分けテストなんて、あまりの分からなさ加減に、テスト中に薄ら笑いさえ出てしまうほどであった。クラス分け以前で、入れてもらえず、入学取り消しになるのではないかとマジで悩むほど分からないテストだった。

まぁ、そんなこんなで英語の修行が始まり、「日本が一番」なんて言って海外に行ったことのなかった私は一大決意をして、この1年時にオーストラリア短期留学をした。

帰ってきたら、すっかり海外好きになってしまい、フラッと海外逃亡をしてしまうような今の自分がこの時に形成された。

う~ん、懐かしい。
懐かしさに浸らせていただくために、もうちょっとひっぱらしていただきます。この続きは次号で。




●昨日ノ夜ノ夢

プロレスラーがファッションショーをしているという奇妙なシチュエーション。
観客の1人として、最前列の席に自分は座っていた。
赤と黒の覆面の人が優勝していたような気がする。


あとは忘れてしまった、起きた瞬間に。



●今日のカメ

海外旅行好きを記念して(?)、色々な国へ行って買ってきたお土産(自分用)をご紹介。

○エロ箸置き(1)

これは中国・上海に行ったときに見つけた一品。腰の「くびれ」部分に箸を置くのだと思われます。ステキング。中国4千年の歴史を感じます。

○エロ箸置き(2)

別バージョン。こんなポーズ違いが全6種類あって(笑)、立派な箱に入って売られておりました。こんな奇特な商品は迷わず買いましょう。というわけで、確か日本円で360円(6つで)くらい。

○皇帝服

「エンペラー」っぽいでしょ。なぜ買ってしまったのかは、謎。結構、暖かい。
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# by meshi-quest | 2001-09-17 18:35
いきなりお仕事のお話から始めますが、今、大きなプロジェクト1本と異色PS2ゲーム1本の制作を行っております。
詳しいことはまだ発表できないのですが、公表できるタイミングになりましたら、また随時コラムにてご報告をさせていただきます。

成沢自身バタバタしてしまっているために、ご関係者の方々には最近めっきり連絡を取る余裕がなくて、ご心配をおかけしていますが、頑張っておりますので、ヤマが超えたら遊んでやってください。

友達というのはありがたいものでして、こんな音信不通の小娘に対しても、このコラムの文章から察して心配の電話をくれたり、本当に嬉しいことです。

ミキちゃん、いつもありがとう。
きっと、当の本人はこのコラムを読んで、自分が名指しになっていることに驚いているかもしれませんが(笑)、たまにはこうやって公でお礼を言うのもいいものです。



9月某末日。
ついにウクレレを買いました。ウクレレデビューです。
ポンポロンロン・・・ゆる~い音の雰囲気がイイ感じです。
いつか皆さんの前で。

10月某日。
朝、出勤途中のバスの中で、幼稚園の運動会を見ました。
親子で参加のパン食い競争をやっておりまして、私も懐かしい感にひたらせてもらいました。

自分の幼稚園のことなどほとんど覚えていませんが、なぜか運動会のパン食い競争は覚えております。
確かうちの父親が出場して、2位と圧倒的な差を付けダントツの1位で優勝し、なんであんなに早くアンパンに食いつけるのか、子供ながらに不思議に思ったものでした。

その時父が1位でもらった「1位バッチ」を体操着に付けてもらって、大喜びだったのを覚えています。
口をすべらして(爆笑)、「パパ、大好き」とか「大きくなったらパパのお嫁さんになってあげる」とか将来に関わるような重大な発言をした記憶さえ蘇ってきました。

ま、昔のことです。
父親にとってはきっとこの頃が一番娘がカワイイ頃だったんでしょうね、きっと。
素直だし、文句言わないし。

そんな微笑ましいパン食い競争を後にし、ちょっと先の公園では何かの撮影をしてました。
セーラー服を着た女の子が滑り台に乗っていて、その周りに5名ほどの男性スタッフ陣とカメラマン。

最初はバスの窓からなので、なんかのファッション雑誌の撮影かと思いましたが、よく見ると女の子のスカートが思いっきりめくれているのを目撃。

・・・・。
そうか、そういうことか。なんだかなぁ。
まぁ、娘の人生は色々だし。
その日は、何とも言えない微妙な気分で出社致しました。

10月某日。
休日出勤。夕方、バスに乗って会社へ。
渋谷発の行きのバスが割と混んでいて、私の座っていた後部座席までびっしり人が埋まっていました。

会社に着く頃、ふと周りを見渡してみると、疲れているのかたまたま全員熟睡状態。
中には体勢が崩れ、「昏睡か?」と思うほどの若者まで。

ふと、映画「バトルロワイヤル」の1シーンを思い出してしまいました。
「これって、毒ガス?」
一人起きている自分が妙な気分になりつつ、バスを後にしました。

10月某日。
とある新聞を読んでいたら、気になる記事が。
「ゴールデンタイムにやっている時代劇番組の存在意義を問う」というもので、放送局番組担当者がインタビューに答えているものであった。

確かにゴールデンタイムにやっている割には時代劇番組の視聴率は割に合わず、かといって、ご年輩の視聴者層を考えると、ゴールデンタイムに置くしかなく・・・困っているという話であった。

私に問いてもらえれば、「断然、時代劇番組は放送すべき」である。
おばあちゃんっ子で、子供の頃から時代劇番組を見て育った私にとって、黄門様や暴れん坊将軍がいなくなってしまうのは非常にせつないのである。

出るぞ、出るぞと分かっていても、印籠は見たいし、お銀の入浴シーンも欠くことの出来ない老舗のエンターテイメントである。

最近、ドラマがつまらなくなったという声をよく耳にする。
毎週ほとんどのドラマを欠かさず見ていたドラマオタクのとある友達も、最近見ているドラマを聞いてみると1、2本と数が少ない。

今こそ、時代劇である。

長屋に呉服問屋が並ぶ町並み、御駕籠や飛脚、浪人に悪代官・・・すごい世界観で巻起こる、人間ドラマ、時代的エンターテイメント。
個人的に、俳優の石坂コージさん扮するニュー黄門様と若返った格さん、すけさんにはどうも愛着が沸きがたいが、なんとか時代劇ファンを裏切らずに「時代劇番組」には頑張っていただきたいものである。

10月某日。
大好きな「ドラえもん」を鑑賞。
自然と涙が出てくるほど、この世界観に癒される。
と、同時に「こんなに病んでたんだ・・・あたし」ということにも気が付かされる。



こんな感じで日々が過ぎていっています。

「最近、どう?」と聞くと、「特に何も・・・。つまらないよ。」と応える人がいますが、毎日「何もない」わけがないんです。
私だって、毎日「つまる」ことばかりではありませんが、無関心が一番ダメです。
何でもイイから、「何かある」ように自分をし向けてください。
毎日1つ「何かある」生活。
「何か」に対して、意見があって、思いがあって、感想が述べられる生活。

ほら、そうやって考えると、ちょっとだけ毎日が楽しくなりそうでしょ?




●今日のカメ

●鯉と小娘

大漁です。ピッチピチです。

●鯉の正体

さて、この鯉の正体は、バリ島で見つけた木製の置物です。
非常に良くできていて、カラダがいくつかの木のパートに分かれていて、それをつなぎ合わせてあるので、横に揺すってみると、魚類らしいしなやかな腰振りの動きが再現できます。日本円で約500円也。

鯉は現在我が家のオーディオの上に乗っています。
鯉とオーディオ。特にオチはありません。

ちなみにこのオーディオ、去年の弊社エニックスの年末恒例忘年会のビンゴ大会であたった商品。入社して、去年初めてビンゴしました。5等か6等だったかな?

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# by meshi-quest | 2001-08-15 18:33
胃腸が弱い。

すぐにお腹を壊す。

思えば、子供の時からずっとそうだった。
食い合わせが悪くてお腹を壊したり、夜窓を開けて寝ていてお腹をひやしてしまったり、「腹痛」は日常茶飯事であった。

そんなときにはいつも黒い小粒のレスキュー隊「正露丸」に助けてもらっていた。
レスキュー隊でも解決できないことは、真っ赤な特攻隊「赤玉」によって腹痛鎮圧をしていた。

過去数回、レスキュー隊と特攻隊を出動させても鎮圧できない腹痛の乱があったが、その時にはさすがに無駄な抵抗はやめ、おとなしく降伏し、病院に行った。

最近では、だいぶ我が胃腸も大人になり、昔ほど腹痛の頻度は減ったが、逆に一度腹痛が来るとその1回の打撃がかなり大きくなっている。

病気とは上手く付き合っていかなければいけない。

腹痛を通常の人よりも多く経験しているせいか、腹痛が来る余波を事前にキャッチし、今回の腹痛のレベルを察知できる気象予報士のようなスキルと、腹痛(初期)から腹痛(最盛期)になる前に、その腹痛発動の時間をある程度遅らせるスキルが体内に身に付いた。

特にこの「腹痛発動延期スキル」は、「どうしてもこの打ち合わせを全うしなければならない・・・しかし、こんな時によりによって腹痛が!!!」のような状況下において非常にお役立ちである。
コラムをご覧になっている同じように腹痛でお悩みの方にもぜひ伝授してさしあげたいところなのだが、「下腹のこの辺の筋肉にちょっと力を入れつつ、この辺に意識を集中させる・・」と説明しがたく、いわゆる「俺オンリー必殺技」みたいなもので残念ながら教授も伝授もできないのである。

しかしながら、子供の時とは違って、社会人になってからは「腹痛だから安静に寝ています。」という状況が仕事で作れないときがあり、何とかごまかしごまかし腹痛と付き合っていってるのである。


そんな私にとって、トイレは第2のマイルームである。

たぶん、自分の部屋についで、トータルすると滞在時間が長いのがトイレではないかと思われる。
下手をすると1日の大半をそこで過ごす可能性だってある。
トイレは大事な部屋なのである。

旅でホテルや宿を決めるときにも、トイレのことが気になる。
必ず部屋にトイレ付きのところを選ぶ。狭いはNG。できれば、ユニットバスは避けたい。汚いは論外。

トイレ共同の宿も基本的には避けたい。
トイレはココロ静かに便器に向かい合う場所で、うるさくされたり、急かされたりするのはご免である。

例えば、自分の悩みを相談に行って、個室で真剣に聞いてもらっている最中に、ドアをノックされて「まだ?」なんて言われたら、話したかったことも話せないで退室してしまうでしょ?
それと一緒。たぶん。

さて、以前コラムでうちの部屋をデジカメ写真で紹介させていただいた時に、青空のトイレの写真を掲載した。
気持ちよくトイレライフを楽しめるように、天井一面に青空の壁紙を貼っているのだが、色々な方々から割と反響があって楽しかった。

私のトイレのコンセプトは、「Relax&Natural」である。
できれば鳥のさえずりが聞こえ、森林の良い香りがし、夜は満点の星空が望めるくらいのリラックス空間にしたいくらいだが、そんなことができる身分ではないので、今は3部構成でトイレ改装をしている。

まず、視覚。
観葉植物をいくつか目に付くところに置いている。
棚には、前コラムで紹介したゲゲゲの鬼太郎フィギュアのおもちゃが並んでいる。
床にはマガジンラックを置き、雑誌が置いてあるので長時間いても飽きない。

それと、うちのトイレはたまたま不思議な間取りになっていて、三角形の場所にある。なので、普通の長方形の部屋より三角形のとがった部分で若干広く感じる。

次に、嗅覚。
部屋にアロマポットを置いている。色々芳香を試してみて、やっと今の香りに落ちついた。

そして、聴覚。
とある京都の喫茶店のトイレで、川のせせらぎのような音がCDコンポからずっと流れていて、すごく落ち着いたのをマネして、真剣にトイレにBGMを考えたのだが、「そこまでは・・・」と保守派意見が多かったので、今、再検討中である。



今のトイレは最終形ではないので、今後、まだまだ改装していく予定である。
改装したら、また随時ご紹介をさせていただこうと思う。

そして、最後に、自分の名誉のために書いておくが、こんなにトイレ、トイレと連呼して、別にトイレフェチでも、何かヤバい趣味があるわけでもない。
自然にリラックスと書いているからと言って、森のど真ん中で野外排泄をしたいわけでもない。

ただ、純粋に、ココロ静かにトイレライフを送りたいだけなのだ。
腹痛に悩める者として。

あしからず。



●オコトワリ。

皆様もご存じのように、アメリカで悲しいテロ事件がありました。
ちょうどあの日は夜遅くまでテレビを見ていて、アメリカでの惨劇を中継を通して同時期に見ておりました。現地NYでの惨劇の模様、日本でも情報が錯綜し、深夜テレビ局も混乱し、それを見ている私たちも驚き、とまどい、眠れない夜を過ごしました。

事件から数日経ち、成沢がコラムでこの事件に一切触れていないことに対して、「なぜ?」という声が色々な方々から寄せられましたので、ここにオコトワリを。

まず、決して無関心で触れていないわけではありません。
逆に言いたいこと、話したいこと、意見を聞きたいことがありすぎて、書けないのです。
それに、文章にしたとき、特にこのような事件で、私の伝えたかったことが少しでも違う方向に取られてしまったときのことが非常に恐ろしいです。

それと、タイムラグ。
更新のタイミングやコレを読んでくださった方のタイミングで意味合いも微妙に変わります。
それだけ、この事件を私の中では慎重に捉えております。

ですので、話をするならちゃんと話をし、議論をしたい、そういうつもりでいます。ご理解ください。


●昨日ノ夜ノ夢(キノフノヨノユメ)。

昨日見た夢。

大きな大きな人生ゲームのボードの上に立っていた。
つまり、駒が自分自身であった。
サイコロは誰が振っているのか分からない。
私は、告げられたサイコロの数に合わせて進んだ。

自分視点の夢で、ボードの上は普通の道路を歩いているような感覚だった。ただ違うのは、下にマス目があること。何の目に留まったか、どういう結果になったかは忘れてしまったが、奇妙であった。




●今日のトイレカメ。

トイレの様子です。

●空飛ぶカエル

バリ島で買ってきた木製のカエルです。気持ちよさそうに天井を飛んでいます。

●空落ちるゾウ

これもバリみやげ。ちょっと見にくいですが、ゾウがパラシュートで降りようとしている感じです。

●マガジンラック

というか、コンクリートのブロックです。
近所のホームセンターで1つ80円で売っていたのを買ってきて、マガジンラックとして利用しています。トイレに雑誌があると便利です。
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# by meshi-quest | 2001-08-04 18:18
仕事がら、情報チェックをよくする。
テレビもよく見る。
時間がら、ゴールデンタイムとかではなく割と深夜枠の番組が多い。

先日、家に帰ってテレビをつけたとき、ちょうど「イタリア通」という番組をやっていた。
確か、フジテレビの水曜日夜11時からだったと思う。
俳優の堤真一さん、江守徹さん、女優の小雪さんが出ていて、ちょっとコメディーぽいドラマ仕立てで、イタリア各地とそこの歴史を紹介する旅行情報番組、と私は見受けた。

不勉強で、今回初めて見た番組だったが、すごく興味深く見させてもらった。
元々、「世界の車窓から」を初めとする、その土地紹介モノ番組は大好きなのだが、きちんと土地や歴史の紹介をしつつも、それがクドくなく、理屈っぽくなく、楽しくみれたこの番組は良かった。

今回のドラマの舞台、渡航地は「フィレンツェ」であった。
1ヶ月前、ブラウン管を通して見ているその場所に自分もいて、ジェラードを食いまくっていた。

自分がいた場所をこうやって再びテレビで見ている感覚は、実に不思議だ。

行ったのがつい最近であればあるほど、体にまだその土地のカケラが染みついていて、テレビで見るその映像がそこを触っているようで、何だかくすぐったいような不思議な感覚に包まれる。

そんなこんなで見入ってしまった。
懐かしい。
またいつか行ってみたいと思う。

旅に対する懐かしみもあったが、何よりすごく勉強になった。
と、同時に自分の学の無さも露呈した。

前のコラムにも書いたが、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」などを有するウィフィッツィ美術館。
この発音しにくい「ウィフィッツィ」とは何ぞ?とは思っていたが、どうやら「オフィス」の意で、フィレンツェを中心に栄えた財閥メディチ家の仕事場だったらしい。

しかも、美術館内に数キロ離れた自分の豪邸までを結ぶ巨大な廊下・・というか、もう道路と言っても良いくらいのモノを町中に作ったとのこと。
そう言えば、川を渡って何か美術館から向こう岸に橋っぽいモノが延びていたような・・。

で、今度は「メディチ」って何ぞよ?ってことで、英語の「Medicine」、つまり「薬」であって、薬剤から始まった名家だったらしい。
確かにメディチにメディスン・・・似てるかも。

極めつけは、ミケランジェロの最高傑作「ダビィデ像」のあるアカデミア美術館。
「ダビィデ像」の目の前の通路の両端に、ミケランジェロ作として数体の彫刻があった。
人の形をしていた。それは覚えている。
が、人の形にキレイに彫り上げられている「ダビィデ像」とは違って、その作品は半分「人」で、半分「大理石」そのままであった。

てっきり、何らかの事情で「未完成」なのだとずっと思っていた。
それより目の前に立つ大きな本物「ダビィデ像」に目を奪われていた。

が、それは、違った。
大間違いであった。

「イタリア通」によると、ミケランジェロは「私は石に埋もれている人間を助けてあげたのです。」と作品を説明したとのこと。

つまり、超「完成品」なのだ。

天才の言うことはスゴイ。
天才のすることは、果てしない。
芸術は奥が深い。
そして、私は思慮が浅かった。


こうして反省点の多かった「イタリア通」鑑賞は終了した。

何か自分の反省ビデオを見せられているかの気分であった。

いいんだ・・・。
こうやって、恥をかきつつ、ヒトは大きく賢くなっていくのです。


もっと、勉強してから行けば良かったなぁ・・・、イタリア。




●昨日ノ夜ノ夢(キノフノヨノユメ)。

私は、よく夢を見る。
が、その夢のほとんどがよく分からないモノばかりで、何でこんな夢を見たのか、ナゾ。
朝起きた瞬間はかなり鮮明に覚えているのに、いつしか忘れてしまう。
なので、自分の記録の1つとして、ちょっと残してみようと思う。


昨日の夢は、学園生活がテーマだった。
自分の中高通っていた女子校の制服を着ていた。白いセーターに、紺のリボンネクタイ、青のチェックのミニスカートに、紺のハイソックスとローファー。

場所は、実在の学校周辺ではなく、どこか閑静な並木道。登校中らしい。途中で、ガラの悪い同じ制服の子にわざとぶつかられる。

それに頭にきて、逆に私が「ちょっとこっち来な。」とどこかにその子を連れていった(苦笑)。

その辺でちょっと記憶飛んで、次のシーンでは下校中。エスカレーターで降りるすれ違いざまに、現在の同級生にあう。つまり、もうOLになってスーツ姿の子と、なぜかこの年で制服を着た私が出会う。確か、顔はバスケ部だったときの同級生だったように思う。

「ヤバイ」と思ったのか、私は見つからないように逃げるが(笑)(バレたらヤバイなら着なきゃいいのに、夢の私。)、「あれ?」っと気が付かれ、ガンガンに追いかけられる。で、そのチェイス劇がしばらく続いて、私が逃げ込んだ先が、華道室。華道の先生と思われる人物(実際は私は知らない人)が座っていて、事情を話してかくまってもらう。

そんな感じだった。
何の脈略もなく、変な夢。

たまには、こうやって他人の夢を覗いてみるのも悪くないでしょ。




今日のイタリアンなカメ。

海外旅行へ行く楽しみの1つ、現地のお土産。
イタリアで買ってきたお土産たちです。

●キリンとゾウの置物

ローマにある「コロッセオ」と同じ石で作られているキリンとゾウ。
すごくカワイイ。他にも、お魚、ハリネズミ、ウサギなどがあって、友達のお土産にしました。

●宇宙人

ワインの国イタリアならではのオシャレなワインオープナー。宇宙人っぽいところが気に入って、買いました。

日本に日本酒がらみのお猪口だとかはすごく小粋でステキなモノがあるように、餅は餅屋で、ワインがらみはそこのお国がよくご存じです。

●miu miuのヒール

コレ、今回自分に買った土産のベストワン。miu miuのヒールです。
えへ。お気に入り。

告白しますが、足が超デカいもんで・・・。
日本ではけるヒールがほとんどなく、基本はメンズのスニーカー。ましてやmiumiuの靴なんてありません。とんでもありません。

が、さすが、イタリア。ありました!私の靴。みんな、足も、体も大きいですからねぇ、イタリアっ子。

で、ちょっと高かったですが、思い切って買っちゃいました。

バカの大足、マヌケの小足・・・
だったら、バカの方がマシかな。
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# by meshi-quest | 2001-08-01 18:17
バリはイイ。

すごくイイ。

ココロとカラダと、そして、ワタシに優しい、癒しの楽園である。
もし仮に1ヶ月休みがあったりしたら、さっさと身支度して間違いなくバリ島へ発つ。
が、残念ながらそんなに身軽な御身分ではないので、私の魂とキモチだけバリにあずけてある。

バリはいい。
→初めてバリに行ったときの感動は、「衝撃」というか「落雷」に近いモノがあった。
ドリフの爆発コントのようなボンバーヘア状態。

空が広くて、高くて、青くて、緑が深くて、澄んでいて。
空ってこういう色しているんだなぁ・・・・
「緑」ってこういう色だったんだなぁ・・・
そんなことに気づかせてくれた場所であった。

バリは、「神々の島」と呼ばれる。
私が神だったら、間違いなくこの島に定住を決める。成沢神殿を造る。
ずっとずっと居たくなる雰囲気がある場所なのだ。


行くといつも決まった場所に泊まる。
今年の夏もバリに行ってきた。
行くまでは遠く遠く感じて、着くとどこか懐かしい、すごく身近な場所となる。

不思議な感覚。
私にとっては、海外旅行に来た気など全くしない。

バリ島の人々はみんな親切だ。
笑顔がステキで、丁寧で、よその人も同じ仲間のように接してくれる。

すぐバリの友達も出来た。
行きつけの店もできた。
今年、1年ぶりだったのだが、覚えていてくれて「久しぶり!」と集まってきてくれた。

今回も、よく通っていたナシゴレン(=インドネシア風チャーハン)の店の店員の女の子とも友達になった。

彼女、カリアニは、すごく日本語がうまい。
すぐに彼女のダンナに関するグチを聞くまでの仲となった(笑)。
ギャンブルやるわ、やきもち焼きだわ、家事の手伝いはしないわで、ダンナのダメっぷりを散々聞いた。

女の子同士で男のグチを話すなんて、もうかなり高度&重度の親友である。
「マブダチ」である。
「マブダチ」、「だめんず」、「亭主関白」・・・余計な日本語を彼女に教えてしまった。

「そんなダメ旦那、カリアニがもっとガツンと言ってやんないとダメよ。」

「ダメよ、怒るとコワイし。バリの女の子、みんな弱いの。」

「私だったら、そっこう別れるけどなぁ・・そんなダメ男。」

「いいなぁ、日本の女の子は強くて(笑)。」

そんなことを彼女と夜遅くまでずっと話していた。
そうやって過ぎていく毎日が楽しくて、穏やかで、新鮮であった。

バリはワタシに優しい。

バリに行くとココロの雨雲がサッと晴れていく気がする。
胃が痛くなるほどのことも、気づけば「どーでもいいコト」に変わっている。

キレイなモノをいっぱい見て、目もよくなっている気がする。
おいしい空気をいっぱい吸って、肺も若干キレイになっている気がする。
オイシイモノをいっぱい食べて、よく寝て、よく笑って、よく歩いて、よく見て、よく聞いて・・・カラダが喜んでいる気がする。

そんなバリ島が大好きである。

また、きっと来年あの空の下に私は立っているのである。




今日のカメ。

バリはお土産の宝庫だ。
自然の資源が豊富で、手の器用な人たちがすごく多いバリのお土産は、どれをとってもイイ。

そんな中で行くと必ず買って帰るのが、コレ。バリ神様のお面。色々な形や色がある。

これからも行く度に1つづつ必ず買って帰ってきたら、一体うちの壁にいくつお面が飾られるんだろう・・・。

●ガルーダ

聖鳥ガルーダ。空を飛ぶ。バリ三大神の1つヴィシュヌ神ご愛用の乗り物である。インドネシアに行かれた方はご存じかと思う航空会社「ガルーダ航空」のガルーダである。

●バロン

聖獣バロン。カワイイでしょ。

コレでだいたい日本円で350円くらいだったかな。バリの値段は交渉で決まるので、毎度英語でガンガンに値切り交渉を行う。交渉には日本語は使わない。「日本=金余ってる」概念があるので、英語の方が値下げ幅&成功率が高い。
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# by meshi-quest | 2001-07-30 18:15
自分がやけに自己完結している気がする。
悪く言えば、協調性と社会性に欠けているのである。


友人で商社のOL事務をやっている子がいて、この前久しぶりに電話で話をした。
その中で出た話。彼女曰く、ランチや休憩時間など何かにつけて女子で固まり、夕方以降も一緒にクラブ行ったり、飲みに行ったり、半共同生活状態らしい。
彼女としてもそんな生活にイヤ気がさしているらしいが、抜けられないらしい。

毎ランチが「連弁(つれべん)」・・・つまり、毎日数人で連れだってメシを食いに行くことだが、そんな生活は私には考えられない。
狂ってしまいそうだ。

私の会社は新宿ど真ん中のオフィス街にあるので、12時となれば一斉に人が出てくる。
観察していると、制服を着た女の子集団もさることながら、オジ様達の群も見受けられる。

もちろん、友達同士なのだろうか楽しそうに笑ったり、おしゃべりしたりしている人たちもいるが、中には集団の右端か左端に位置し、ただ着いてきただけと思われる人もいる。
明らかにつまらなそうである。

独りで食べるのが「サミシイ」のだろうか?「カッコ悪い」のだろうか?
全く分からん。

1食1食を大切なひとときと思う私にとって、ツマラン飯なら食わない方がマシである。
ご飯は、自分が食べたいと思うモノを楽しく食べるべきである。
それに同調できるような、食の嗜好性も話題の提供もちゃんと合う仲間なら一緒に食べたいが、そうでなければ自分でランチタイムを満喫した方がずっと楽しい。

それは、メシに限ったことではない。
何事も自分が満足できて楽しめる方向性を追求すべきである。他人に迷惑をかけない限りはね。

いいんです、それがたとえ自分一人でも。


核家族、両親共働き、カギっこ、一人っこ・・・なんだか典型的な協調性欠落環境で育ってしまった。
いつしか、独りで遊ぶこと、独りで考えること、独りで生き抜くことが当たり前に染みついてしまった。
否定的ではなく、本人は「これが当たり前」と思っているのだ。

実は最近、病気でひどい腹痛に見舞われた。
ここ数年にないビッグウェーブだった。
波に乗りきれず溺れてしまった私は、1週間ほど固形物が食べれず、注射と薬の日々が続いた。

ホントこの腹痛にはまいった。
会社には事情を話して、病院に行ったりしていたが、それでも仕事があるので、最低限のことをやって、最低限の話をして、家で自分の腹痛世界に閉じこもるという繰り返しだった。

一人の世界で、一人の戦い。
この間、色々な人からお誘い、心配メールなどなどをいただき、すごくありがたいとは思っていたのだが、応答する気に全くなれなかった。

その時、そこには、完全に「私しかいなかった」ように思った。
そして、いないことが当たり前のように自然に感じられた。
私の中で完全に自己完結してしまっているのである。

大勢の人といても、たった2人でいても、自分一人の気分の時がある。
それが、うまく表現できないが、自分が「自己完結」している瞬間である。
いつ起こるのか、誰に起こるのか、どこで起こるのかは全く分からない。

そんなことをぼんやりと数日考えていた。なんだかなぁ・・。

遊びに行くときも基本形は1人、多くて2人。3人以上になると、途端に焦ってしまう。そういう状況に慣れていないんだろうなぁ。


ここまで書くと、何だか自分自身病的なモノすら見えてきそうだが(笑)、もちろん友達数人と遊びに行ったり、ご飯食べに行ったりもよくするし、それはすごく楽しいのだ。
みんなで大騒ぎするのは大好きだ。むしろ、大歓迎。カモン、ベイベー。
それは間違いない。

矛盾しているようだが、自己完結意識がココロのベースにあるのもどうやら間違いないらしい。

私というニンゲンは、ホント面倒くさい。
本人が言うのだから、これも間違いない。

こんなニンゲンに愛想をつかずにいついつまでも相手をしてくださる方々には、ホント感謝であります。

足を向けてなんて、寝られません。
でも、感謝の皆様がいっぱいいすぎて、誰かしらには足を向けて寝ているかもしれません。
ただいま成沢家では南西の方角に足が向いております。

あしからず。




今日のカメ。

腹がだいぶ快調になってきたので、やっと食べれるね・・・マック。

●マックでおままごと

マクドナルド商品のおままごとセット。これは、アメリカ製で子供用に売られていたと思われる。

たまたま数年前にいつも行くがらくた屋に入荷されていて、2000円という明らかにボッタクリの値段を見たときには買うか買わぬか脳ミソフル回転で悩んだが、「おもちゃ」の誘惑に負けた。

●3秒クッキング「マックバーガーの作り方」

チャララッチャッチャッチャ~(3分クッキングの音をイメージしてください。)。

今日のお献立は、ハンバーガーでぇっす。
まず、用意していただくモノは、パン、ピクルス、トマト、バーグ、レタス、チーズでぇっす。

●完成

お好きなように重ねるのでぇっす。メインのハンバーグを忘れると、ただのピクルスバーガーになってしまうので、要注意。完成でぇっす。


ふ~、2000円か・・・。
平日マック(本物)がいくつ食べれるんだろう・・・。
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# by meshi-quest | 2001-07-17 18:11
さて前回の続き。
ケーススタディ、小娘Nの場合でございます。
こんなヒトになっちゃダメですよーの続き。

食品玩具の話。
最近「オトナ買い」した食玩、「ゲゲゲの鬼太郎」。

ラムネ菓子が付いている子供のおまけ・・・そんな時代は終わった。
最近は子供よりオトナの方が盛り上がったりしている。
おまけの質もかなりイイし、内容も素晴らしい。

ちょっと前では食玩メーカー「フルタ」さんの「百鬼夜行」シリーズにまんまとハマってしまった。
「フルタ」さんは、100円のチョコの中にハムスターやら金魚やらのおもちゃが入っている大人気食玩「チョコエッグ」の販売元。

私の場合、OLさんが会社のデスクトップにズラッと並べるほどチョコエッグにはいまいち興味が出なかった。

が、「百鬼夜行」シリーズに関してはヤバかった。
あまり知られていなかったが、同時期に300円で売られており、小さなお菓子と日本の妖怪のフィギュアがセットになっていた。河童とか、かわうそとか、ね。
「百鬼夜行」シリーズ
その出来の凄いこと、凄いこと。ステキング!
細部のモデルといい、塗りといい、300円の価値を十分超えていると思われた。
その筋の人間に聞いたところ、超有名フィギュア会社の「海洋堂」さんというところが手がけているとのこと。

ホント良かったです。
第3弾シリーズも数千円握りしめてココロより楽しみにしております。


話それましたが、今回は「ゲゲゲの鬼太郎」をオトナ買い。
こちらは確かフルタさんではなかったと思いますが、ゲゲゲの原作者水木しげる氏が監修されたとあって、かわいらしくも趣深い作品となっておりました。

特に「目玉のオヤジ」がすごくイイ感じでした。
個人的には「たんたんぼう」のスケールの大きさが気に入り(フィギュアがデカイ)、「いったんもめん」や「ねずみ小僧」もステキングでした。

私に「妖怪ブーム」が来ているようで、妙に妖怪モノが気になる今日この頃。
パッケージの中には水木先生の各妖怪に対する温かいコメントがついており、300円で十分に楽しませていただきました。
こちらもまた第2弾を期待しております。

そんなこんなでおもちゃ病が進行しております。
もうここまで来ると治らないような気がするので、おもちゃの中でホネを埋める覚悟で生きていこうかと思っております。


診断結果

重症。




今日のカメ。

今日のコラムで出ていた「百鬼夜行」と「ゲゲゲの鬼太郎」です。

●輪入道

ワニュウドウです。実物はもっとリアルです。

●鬼太郎ファミリー

「モノ」って集まってくるとすごく楽しくなってきてしまうんですね。
「ニンゲンシンリ」って、1つでも欠けているモノがあると気になってしまって、つい全部揃えたくなってしまうんですよね。
大なり小なり、ヒトにはコレクション心理があって、異常にそれが強いのでしょう、小娘Nは。

●オヤジ

オイ!鬼太郎、砂かけババアを呼ぶのじゃ!(オヤジの甲高い声でどうぞ)
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# by meshi-quest | 2001-07-16 18:09
私はおもちゃに弱い。

しかも、年々クレイジーになっている。

ホント困ったものだ。
家の中でご主人様である私の居住区域が完全に侵されている。

「おもちゃ」と一言にいっても、幅広い。
小さくは、コーラののキャラクターボトルキャップや、数百円でラムネとかと一緒に売っている食玩(食品玩具)から、おままごとセット、レゴブロック、プレイモービル、ボードゲーム、お風呂に浮かべるとガーッと進むアヒルちゃん、ドラえもんグッズ・・・などなど。

ちょっと前に、昔懐かし初代「人生ゲーム」と、アメがガチャガチャで出てくるミニ・ガチャガチャマシーンを買ってしまった。
満足げ。

でも・・・
兄弟いないのに誰とやるんだろう・・・「人生ゲーム」。
アメなんてそんなに食べないのに、このガチャガチャは・・・。

そんなココロの自問自答には、
「人生ゲームはお正月にみんなでやるのー」
「普通にアメ食べるより楽しいじゃーん」
と、もう1人の自分を散々ごまかしてきた。

せめてもの救いは、「おもちゃ」なら何でも集めると言うようなコレクターではなく、一応自分の興味をひいたおもちゃしか手を出さないことぐらいだろうか。
これでゴジラとかガメラとか、よく知らないくせに「おもちゃ」というだけで集め始めたら、もう終わりだ。

このコラムでも部屋の話を書いたときにいくつか私の家にある無意味な物体おもちゃの数々を紹介したが、もちろんごくごく一部。あんなもんじゃない。

たまに家に遊びに来るおじいちゃんも自分の孫のおもちゃ帝国に若干あきれつつも、部屋に新作を見つけると一応触って帰っていく。
最近では、食玩の「ゲゲゲの鬼太郎」セットに興味を示していたおじいちゃん。
この血はおじいちゃんからの隔世遺伝なのかもしれない。

思うと、別に子供の時からおもちゃが好きだったわけではなかった。
いや、おもちゃは好きだったが、そんなに数はなかった・・・というか、少ないおもちゃでじっくり遊び倒す子供だったように思う。

それが大学生くらいからか、異常におもちゃや雑貨が好きになり、年々日増しにイキオイがついてきている気がする。

それに拍車をかけたのが、このスキル。
「オトナ買い」

このオトナ買いというスキルがだんだんと使えるようになってからは、一気におもちゃや雑貨が増え、収拾つかなくなってしまった。

「オトナ買い」とは、30円握りしめてどれを買うか全精力を使って悩んでいた時を過ぎた頃から、「お金」という黄金色の堕天使によって習得可能になるスキルのことである。欲しいモノを1つではなく、1箱で買ってしまう権力による恐ろしい瞬間制圧スキルである。

みなさんは有効に「オトナ買い」を使っていますか?


最近の私の「オトナ買い」スキル使用例は、コカコーラのおまけで付いてくるレゴと、食玩の「ゲゲゲの鬼太郎」。

飲料水のおまけ系は、ペプシのペプシマンボトルキャップの過熱&成功ぶりで、コーラや緑茶などあらゆるモノにおまけが付いてきており、徐々におまけの質もあがり、内容も充実している。

余談だが、大抵ボトルキャップ系のおまけは種類がいっぱいあって、でも中身が見えないように袋に入っている仕組みになっている。
が、最近は袋を手で触ることで形や雰囲気を感じ取り、かなりの確率でお目当てのブツを手に入れる「触手」スキルまで身に付いてしまった。

さて、私の場合、炭酸が全くダメなのでコーラが飲めず、おまけのために百数十円払っていることになる。そして、本体の飲料水は友達にプレゼント。


・・・もういいの、それでも。


一方、食玩に関しては次号ということで。
つづく。




今日のカメ。

おもちゃ帝国の一部を後悔・・・じゃなくて、公開します。
日本語って面白いなぁ(独り言)。

●ミニカー

道路標識も買いました。机の上が渋滞しています。ブーンって走ります(手動)。

●おままごと

昔からおままごとが好きでした。
これはお祭りの縁日と大型デパートのおもちゃ売り場で揃えました。

最近のハイテクなお子様方はこんなものでは遊ばないらしく、「あまり入荷しないんですよ。」(おもちゃ売り場担当者談)。ちなみに最近の人気はパソコンや携帯のおもちゃ版。時代は変わっているんですね。
私なんて、ハンバーグ焼いたりとかにんじんトントンとか楽しくって仕方ないのに。

●粘土細工

おもちゃ好きが高じて、自分でもたまに作ったりします。
これは、カラー粘土を使って作った作品。手前は、自信作のざるそばとモンブラン。

大きさは、1センチ四方以下の小さいモノ。楽しいんですが、意外に作るのたいへんで熱中します。

あと、重要なのは色の組み合わせ。
カラー粘土は、全部で5種類の色しかないので、それをうまく組み合わせて中間色を作るのです。青と黄色で、緑みたいに。

すごく微妙な作業なんです。ちょっとでも青が多いと変な色になったり、試行錯誤の繰り返しです。それが、楽しい。

昔のお子様はこうやってアタマとケイケンを使って、うまく遊んでいたものです。

それに比べて、今のハイテクなお子様方。
携帯なんて、今からおもちゃで遊ばんでも社会人になればイヤでも持たされるのに。
「カブトムシ」とか木に見に行くんじゃなくて、Yahoo!とかで調べちゃうんじゃなかろうか。

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# by meshi-quest | 2001-07-16 18:07
えー、何の知識もございませんが、小娘の立場から今政治について感じていることを書かせていただいてもよろしいですか?

では、失礼いたします。
寝言だと思って、あまりお気になさらぬよう。
あんまり悩むとハゲてしまいます。

さて、きっかけは、昨日の筑紫さんの某ニュース番組。
「国民はよく分からず、政治に迷っているのではないでしょうか。」
その通り!

先日参議院選挙がありました。
が、投票には行きませんでした。日本国民として、すみません。でも、その前の選挙にはちゃんと行きました。

今回、言い訳っぽいんですが、「行こう」とは思ったんですよ。
でも、結局よく分からなくて、分からないモノに自分で記入して何か大事なコトを決めるのがコワイ気がした。

小泉首相は、イメージとして確かにイイと思うし、信頼ゼロだった政治に国民の顔を向けるには非常に良かった。
少なくとも、大事件中にゴルフ優先させちゃったり、クダラン発言ばかり繰り返して、後で大騒ぎになってから側近に言われて詫びを入れるような前総理よりはずっとイイ。あの時は、悪いが日本国民として恥ずかしかった。

もっと言うと、大人としてハズカシイ。私のお父さんくらいの年齢のいいオトナでしょ?
政治のことはよく分からないが、なぜあの人が首相になったのか?、なぜ推薦されたのか?、あのブーイングの最中の選挙でもギリギリとは言え自民勝利になったのか?は、一般市民の私としては非常にナゾ。

海外の他の国だったら、もっとスゴイんだろうな・・と思う。
こんなに荒れていたらもっと大騒ぎだし、その政党滅亡に関わるほどのことになっていたとは思う。
それでも、こうやってなんだかんだ言って自民なのは、やっぱり自民の長い長い政治上の「ブランド」なのでしょうか?
私なんかはもう前回の首相でびっくりしちゃって、不安でいっぱいなのですが。

それと思うのが、自民以外に入れるところがない、ということ。だから、とりあえず自民という動き。

野党さんが何をしているのかがよく分からない。
いっぱい野党があるのに、個性が違うからこそそれぞれの党として存在しているはずなのに、違いがよく分からない。カリスマ性も感じない。安心感も感じない。

実は政党ごとの全く違う画期的な案を打ち出しているのかもしれませんが、ほらこの通り、民の方へ掘り下げていってみると伝わっていない。
でも、こんな私レベルの人間が実は大切な1票を握っているのですよ。

今回の選挙中、ちらほら投票速報を見ていて一番印象的だったのが、「投票用紙に、立候補者ではない小泉首相と田中外相の名が多数」というテロップ。

笑ってしまった。
が、実はみんなのキモチをよく表していると思った。

小泉さんの名前書いたら無効投票になるのは百も承知で書いているんです。
つまり、入れるところがないということ。

個人でちょっと期待できるところはあっても、大きく見たとき政党としては入れるところがないということ。
仮に政党名で入れてしまうと、比例候補であらかじめ名前が列挙されている人の名簿1番から順に当選してしまうでしょ。
散々ニュースでも言われていたが、小泉さんはちょっと期待するけど、自民はどうよ?・・という国民の声。

それと、「痛み」って何ですか?
新聞とかにご丁寧に改革するとこうなるみたいな説明が載っていて何度もよく読んでみたんですが、具体的にどうなるみたいなリアリティー部分がよく分からなかった。
だから、痛そうな気もするけど、今痛くないから、まぁいいのかな・・のイケナイキモチ。

きっと、こういう人って多いと思った。
実際になってみて、すごくすごく思った以上に痛かったら、みんな怒ると思う。

それと、よく聞く「聖域なき改革」。これもよく分からない。
そもそも、なんで聖域なんて作ったんですか?こんなに問題になるなら、聖域なんて作らなければいいのに。誰かが、何かのために、他の誰より得するための隠れ家「聖域」。謎。

ホント、ナゾが多い。

選挙中、しつこいくらい駅前で旗持って「いってらっしゃい。お勤めご苦労様です。~党の~です!」なんて言っていたのに、今や非常に静かな駅前。
あの時、とてもアタマが痛くてイキナリの攻撃に迷惑してたのに、元気になって今なら受けてあげられる「いってらっしゃい」を言ってくれる人がいない。どこへ消えたのか?
これじゃ、みんなに「選挙のためだけ」「軽薄そう」と思われても仕方がない。だって、そうじゃん。

環境問題を楯にしている候補の方もいたけど、その割には足下に落ちているタバコの吸い殻にも気が付いていない。
もし選挙終わっても、日本をキレイにしたいのです!とか言って、毎日ゴミを拾い続けている人とかいたら、ちゃんとその人に1票入れようと思う。

今回、数名の有名人の方が当選されましたね。
桝添さんとか田嶋さんとか。がんばってください。
かき乱してください、朝生やTVタックルの時のように。

今までは教授や評論家の立場だったと思いますが、今度は実際に動かさなければならぬ立場。

「できません」はキキマセン。
それぞれ今までTVなどで掲げていた看板の真価が問われますね。じっくり見させていただきます。



最後に・・・

こんな小娘にも分かる政治になってほしいですね。
小さな1票を持っているんですから(笑)。

世界に恥じない日本、日本の国民の代表として、恥ずかしくない態度を。オトナっぷりを(笑)。

こんな小娘も安心して住める社会を・・・ココロから望みます。

以上、ご静聴ありがとうございました。




今日のグルメなカメ。

夏バテしてませんか?
そんな時はウナギで乗り切りましょう!

ということで、写真を整理していたら出てきました。去年、とある会社の社長さんに連れていっていただきました赤坂の高級鰻屋さんにて。すごく雰囲気の良いお店で、すごく美味しかったのを覚えております。

政治について語ってもよろしいでしょうか?_f0232060_186323.jpg


政治について語ってもよろしいでしょうか?_f0232060_1863967.jpg

# by meshi-quest | 2001-07-14 18:05
最近、空が小さいなぁ、と思います。
空を見る時間が増えました。
ビルに潰されて、窮屈そうな空です。

田舎の空は、逆に大きく感じます。
田舎に行ったときに、どこかほっとしたような、温かいキモチになれるのは、きっと空が大きいからだと思います。

自分の悩み事よりもずっとずっと大きな空が広がって、包んでくれるからだと思います。本当に。


さて、ちょっとお休みをいただきまして、イタリアに行っておりました。

古代ローマ帝国です。初ヨーロッパで、初イタリアです。

実は前々から行くことを決めていました。
ちょっと前、色々なコトに詰まっていた時に、すごいイキオイで計画して、あっと言う間にチケットの手配をしていた感じです。

色々なモノの発散が下手くそなので、こんな強引なやり方しかないんです(笑)。
自分で閉めて、自分でふくらました風船に、自分で穴を開けないと。
ふくらんだままじゃツライでしょ?

今回、荷物の軽量化を図るためにカメラは持っていったんですが、相棒のデジカメを置いていってしまったので、「今日のカメ」で色々とお見せできないのが申し訳ないですが、どうかご勘弁を。


さて、私の旅の基本は、「好奇心」と「発見」です。
見たい、聞きたい、知りたい、食べたい、触りたい、嗅ぎたい、買いたい・・・そんな色んな「たい」に動かされて旅支度をするのです。

それと、「実は、だまされているんじゃないか??」という妙な感覚。コレが強い。
コレ、うまく伝えられないんですけど、例えば歴史の教科書にピサの斜塔の写真が載っていて、でも、コレって実は傾いてないんじゃないの?みたいな感覚。

だって、傾いているかどうかは自分で見てこなきゃわからんし、見ていない以上は実在すらしないかもしれない。

人間不信ってわけじゃありません。
いや、間違いなくあるんだろうし、実際見てきた人もいるだろうから、「ある」のだろうけど、あえて「ないんじゃないのー??」と思って、ワクワクしたい感覚。
子供のように目を輝かせて。

「百聞は一見に如かず」とは似て非なる感覚。
この目で見なきゃ!みたいな強いパッション。


旅はいいなぁとホント思います。
今回もイイモノいっぱい見せてもらいました。
イイ体験をさせていただきました。

例えば、フィレンツェのウィフィッツイ美術館。
ここには、「ルネッサンス」と言えばコレという有名なボッティチェリ作「ビーナスの誕生」と「春」がおさめられています(歴史の教科書とか開くとすぐ出てきます)。

歴史の教科書とかで見ると、紙面構成上、同じ大きさで挿し絵されているので、つい同じ大きさの絵だと思いがちですが、実は実物は「春」の方が「ビーナスの誕生」よりも大きい絵なんです。

大したことないかもしれないけど、コレも旅して実物を見に行った醍醐味。
こっちの方が大きいんだぁ・・・単純に感動。

それと、貝殻の上に乗っているビーナス。実は右に傾いているんですよ、重心が。実物を真正面から見ると、その傾きがハッキリ分かる。

アカデミア美術館には、肉体美のダビデ像がおさめられています。
教科書でよく見るダビデさんは常に正面画像ですが、今回裏に回ってダビデのケツを見てきました。

ケツです。
素晴らしいケツをされておりました。
また「女の子なのにケツなんて・・・」とおしかりを受けそうですが、ケツはケツです。
ステキング!


こんな旅の見方、こんな美術館の見方もあると思っていただければ幸いです。
行ったからこそ見れるモノ、行ったからこそ感じれるモノをいっぱい感じましょう。

この感覚は、普段の生活でも一緒かもしれませんね。
この日、この時、この場所で会ってる、食べてる、聞いてる瞬間を何でも興味深く、楽しげに感じられるならば、毎日の生活は変わってくるかもしれません。

そんな感じです。




今日の赤いカメ。

一時期リンゴにゾッコンで、気が付いたら家がリンゴだらけでした。

●リンゴだらけ

おうちにあったリンゴ系グッズの一部。リンゴは形といい、色といい、かわいくて好きです。

●リンゴの妖精

リンゴをテーマとしたキャラクターはいっぱいあるけれど、コレはリンゴに本当に茶色の手足が生えているという非常に奇妙なモノ。目もないし、キャラクター性もない。大阪のおもちゃ屋にたった1つだけあったので、つい買ってしまった。

●もちろん・・・

PCはMacです。
会社のマイ・アップル。ラブリー。
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# by meshi-quest | 2001-07-01 18:02
プロフィール
ゲームプロデューサー
成沢 理恵
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる㈱スクウェア・エニックスを経て、 現在、ちゅらっぷす株式会社取締役、兼、ゲームプロデューサー。

ヒマさえあれば、国内、海外を食べ歩き、遊び歩く、生粋の遊び人。

その経験は、ゲームづくりにも活かされている、はず……。
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