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きっと、私の寿司好きは、一生続くのだろう。

仮に生魚のアレルギーになったとしても、それでも食べ続けているのではないかと思う。

三つ子の魂百まで・・・・
「子どものころに身につけた習慣は一生ついてまわる」という意味だが、この寿司好きは「習慣」なのか、「嗜好」なのか、「癖」なのか・・・、もういろんなものをひっくるめて、子供のときに私に染み付き、以来、この年になっても変わらないのである。

2年ほど前に丸1ヶ月入院するという病気にかかったが、やっと退院して、一番最初に町で食べた一般食は「寿司」だった。
医者からは「生ものはしばらく・・・」と止められていたのだが、1ヶ月点滴と病院食で過ごしていた私は、まず最初に寿司が食べたくて食べたくて仕方がなかった。



さて、先日とても美味しいお寿司屋さんがあるとのことで、ご招待いただいた。
一見すると、イタリアンレストラン&バーなのだが、実はバーを抜けた奥に、和の空間がひらけており、すごく静かにゆったりと美味しいお寿司をいただける場所がある。とても美味しかったので、「今日のカメ」で写真と共にご紹介させていただこうと思う。



ところで、後日デジカメの写真を整理していたときに分かったのだが、あんなにたくさん写真を撮ったはずなのに、なんと肝心の寿司の写真を撮り忘れていたことに気づいた。

ははは・・・。
自分で自分に笑ってしまうが、分かりやすいくらいに寿司が好きなのだ。
寿司の写真のことをスッカリ忘れて食べていたのだろう(笑)。



<お店のご紹介>

「XEX代官山 (ゼックスダイカンヤマ)」
http://www.ystable.co.jp/restaurant/xexdaikanyama/








■今日のカメ

■店内の様子
寿司好きは一生_f0232060_13523363.jpg入り口はイタリアンレストラン&バーなのですが、受付にて寿司を食べたい旨伝えると、奥に案内していただけます。
店内はカウンターがメインで、その他、テーブル席も少しあるようです。
とても静かで、ゆっくりお寿司を堪能することができます。








■庭園みたいな空間
寿司好きは一生_f0232060_1353336.jpgカウンター席の目の前、つまり職人さんの後ろは、こんな感じの日本庭園のような水が流れていて、食だけでなく、空間でも癒されます。








■今日の板前さん
寿司好きは一生_f0232060_13532378.jpgお客の好みに合わせて、いろんなものを出してくださいました。
私、寿司好きのくせに、魚卵ダメ(いくらとか)などがあって面倒かけてすみませんでした・・・。







■ジャスミン茶と先付け
寿司好きは一生_f0232060_1354299.jpg ジャスミン茶、大好きなんです。中華じゃなくてもよく頼んで飲みます。本当はこれだけ香り強いお茶は日本食では邪道なのかもしれませんが。







■寒ぶりのお刺身
寿司好きは一生_f0232060_13542317.jpg脂がのっていて、とても美味しい寒ぶりでした。








■クジラのユッケ
寿司好きは一生_f0232060_1354544.jpg実は、この時、初めてクジラ食べました。
クジラはなんとなく臭くて硬いイメージがあったのですが、もう絶品!すごい美味しいマグロのような味でした。またユッケだれと卵が絶妙でした。







■生タラバガニ
寿司好きは一生_f0232060_13552831.jpgタラバガニをさばいていただき、足の部分を生で。うーん、甘くて美味しいです。










■お寿司のお供に
寿司好きは一生_f0232060_13555290.jpgお薦めの日本酒「鶴齢」とむぎ焼酎「杜谷」をいただきました。
どちらも美味しかったですが、特に「鶴齢」はすごく飲みやすくてびっくりしました。日本酒苦手な方でも平気です。








■焼酎アドバイザーさん
寿司好きは一生_f0232060_13563337.jpg今まで知らなかったのですが、焼酎のソムリエならぬ「焼酎アドバイザー」という資格が世の中にあるそうです。焼酎アドバイザーさんに今日のお酒を選んでいただきました。すごく親切でよい方でした。









■トロのあぶり
寿司好きは一生_f0232060_13565720.jpg言うことありません。もうトロトロです。










■野菜スティック
寿司好きは一生_f0232060_13571757.jpgバーの方でもこちらで出しているお料理やお寿司を食べれるらしく、この野菜スティックはバー用に出しているメニューとのこと。お魚食べたら、野菜もね。ザ・健康!










■本日のネタ
寿司好きは一生_f0232060_13574521.jpgこうしてネタを見せていただきつつ、握ってもらうものを決めます。
肝心の寿司写真がなくて申し訳ないのですが、もうどれもこれも美味しくて・・・撮る前に食べちゃってました・・・。









■生のりのお味噌汁
寿司好きは一生_f0232060_13582625.jpg生のりの風味がよく、美味しかったです。
最近はスーパーにも生のりを売っているので、家でも作ったりします。










■バーにて
寿司好きは一生_f0232060_13584370.jpg一歩外に出ると、そこはバー空間になっています。生ジャズなどの演奏もあり、外にはテラス席もあって、夜空を見ながらお酒を楽しめます。










■バーテンさん
寿司好きは一生_f0232060_1359318.jpgたくさんバーテンさんがいらっしゃいますが、半数くらいが外人さんです。
アントニオ・バンデラスに似ているって言ったら、よく言われるって笑ってました。
# by meshi-quest | 2005-02-26 13:49
ラーメンはイイ。

これほどに、味、具材、盛り付け、どんぶり、店内の雰囲気すべてが個性に富む食はない。
見て楽しい、食べて楽しい、非常にエンターテイメント色の強い食べ物だ。

何度か中国に遊びに行ったことがあるが、こんなに中国を連想させる食べ物にもかかわらず、現地ではほとんど見かけなかった。
ここまで発展してくると、もうもはや日本の食べ物といっても過言はないだろう。

一時期、かなりラーメンにハマってしまい、ラーメン情報誌を片手に、1ページ目から順番につぶしていくという荒行をしたことがあった。
夜な夜な数名のラーメン信者と共に車で町にくりだして、各店の自慢のラーメンを食べては、ああだこうだ寸評をし、ラーメンについて語り合っていた。

自分の趣味嗜好をモロ出しで自由に寸評ができるのも、ラーメンの魅力のひとつだ。
値段的にも手軽にはしごしやすく、手を出しやすい。
さらに、普通の食だと、やれ食材が、やれこの調理法がだの、あまり料理に詳しくない人が食を語るのを躊躇させてしまいそうだが、ラーメンは自分の好み丸出しでいいのだ。

うまいもんはうまい。まずいもんはまずい。
この味付煮たまごは最高!このメンマはちょっと硬いなぁ。
そんなもんでいいのだ。

個性に富むからこそ、評価もまたそれぞれで、評価がまちまちだからこそ、料理人も客も至高を求めて、次なるラーメン探しの旅に出るのだ。

と、こんな昔話をとある人にしたところ、ぜひラーメン紹介をしてよ!ということになり、気が向いたときにたまにラーメンの紹介でもしていこうと思う。
「気が向いたときに」しないと、このコラムが食コラムになってしまうので(いまもちょっとそうなりつつあるが(苦笑))、気ままにやろうかと。

ラーメン博士でもないし、ラーメンの研究をしているわけでもない。全国すべてのラーメンを食したわけでもない。
これから書くことはあくまでも超私的評価(趣味嗜好モロ出し)であり、ラーメンを食べる際のちょっとした参考程度にしていただければと思う。

ちなみに今まで食べた中での各ラーメンジャンル一位は下記の通り。

■とんこつラーメン

一位 「千石自慢ラーメン」
このコラムでも書かせていただいたが、とにかく美味い、ここは。

■みそラーメン

一位 「むつみ屋」
食べに行くたびにデジカメ忘れているため、まだコラムにレポートなし。すみません。
みそラーメンってこんなに美味いんだ・・・と感動させてくれる店です。特に期間限定「濃厚みそらーめん」コレが絶品。
詳しくはこちらの公式HPにて。 --->> http://www.mutsumiya.co.jp/

■しょうゆラーメン

混戦中のため、まだ一位確定せず。

■しおラーメン

一位不在中。

■つけめん

会社の近くで初めて食べたつけめん「めん屋桔梗」(初台)が美味しくて、その店でつけめんを一押しているときには食べるようになった。
同じく会社近く「つけ麺やすべえ」(新宿南口)もかなり美味しい。
ただ、私のつけめん歴が浅いだけに、一位はまだなし。

■激辛系ラーメン

一位 「中本」
昨年のコラムで書かせていただいたが、辛い物苦手な私でも美味いと思った。

■特殊系ラーメン

番外編 「うましからーめん」(大田区・馬込、第二京浜国道沿い)

これは一位ということではなく、番外編として紹介しておくが、実に説明し難いラーメンなので、ぜひ一度食べていただくことをお薦めする。(これまたデジカメ忘れてて、すみません。)
ちなみに、好き嫌いはハッキリまっぷたつになると思われ、私的には「いまだにうまいかまずいか、よう分からん」が答えである。

店内は薄暗く、ちょっと洞窟のようになっており、まず「当店、ラーメンにはかなりお時間かかります」と言われる。「どれくらい?」と聞くと、「30分くらいは頂戴します」と言われ、またまたぁ・・・と思っていると、本当にきっかり30分くらいはかかる。何をして30分かかるのかは、未だ謎である。

麺、スープ、トッピングすべてに超こだわりがあるようで、麺はかなりモチモチしていて、スープはほんのり甘い。トッピングも牛筋など、通常ラーメンに想定されるようなメンマとかのりとかではない。とりあえず、またいつか機会があるときに行ってみようと思う。



こんな感じで各ジャンルの超私的一位があり、かなり長年不動になっているのだが、この順位が変わるときがくるのか、これまた楽しみである。

私もまたラーメンの旅人である。








■今日のカメ

■「丸長」(目白)
究極のラーメンを探す旅 _f0232060_1346115.jpgジャンル・・・つけめん
味・・・A
ボリューム・・・S
店内・・・B







■【丸長】長蛇の列です
究極のラーメンを探す旅 _f0232060_13462574.jpg目白通りに朝っぱらからひときわ目立つ長蛇の列。しかも、毎日途絶えることなく次々に人が来ます。この日は1時過ぎくらいでしたが、まだこの列。







■【丸長】メニュー
究極のラーメンを探す旅 _f0232060_13464017.jpgお店の一押しは「チャーシューやさいつけそば」です。でも、この日はもう売り切れていて、食べれませんでした。









■【丸長】店内の様子
究極のラーメンを探す旅 _f0232060_1347893.jpg店内はカウンターと数席の小さなお店。相席当たり前の混雑。カウンターの目の前がすぐ厨房。









■【丸長】やさいつけそば
究極のラーメンを探す旅 _f0232060_13474126.jpgかなりのボリュームです。野菜たっぷりで美味しいです。ちょっと酸味が強めのスープですが、つけめんなので、このくらいでも良いかも。









■奥州白河らあめん「南湖」(中野)
究極のラーメンを探す旅 _f0232060_13486100.jpgジャンル・・・鶏がらしょうゆ(味噌、塩もあり)
味・・・C
ボリューム・・・B
店内・・・B









■【南湖】店内の様子
究極のラーメンを探す旅 _f0232060_13483515.jpg静かで落ちつく店内です。店構えに誘われて入ってみたのですが・・・。









■【南湖】白河らあめん
究極のラーメンを探す旅 _f0232060_1349456.jpgメニュー一番上にあった白河らあめんに、もやし、味玉トッピングです。
見た目、すごく美味しそうなのですが・・・うーん、モロに醤油の味しかしなくて、だめでした。
コクがないし、麺にスープがからんでないので、麺食べたときに麺の味しか・・・。








■【南湖】餃子(写真は二人前)
究極のラーメンを探す旅 _f0232060_13493193.jpg2004年のなんとか餃子選に選ばれたとかいう餃子らしいのですが・・・
うーん、普通かな、と。むしろ、ちょっと薬味の香りが強すぎるというか。
# by meshi-quest | 2005-02-19 13:03
去年の末に引越しをしてから、2ヶ月が経った。

結論から言うと、引っ越してすごく良かった。
土地も、家も、家具も全部新しくなって、気持ちも心機一転できたし、家に帰るのが楽しくなった(・・・別に、今まで帰りたくなかったというわけではないが(苦笑))。

が、去年の引越しコラムにも書いたように、いい点も多い反面、かなり難点もあり、今日は2ヶ月経って思うこの「難点」について語らせていただく。



まず、「寒い」。
とにかく、寒い。
【冬】を部屋にいながら体感できる。

大型のエアコンが設置されているが、ほとんど効いていない。
何人か親友や会社の先輩や同僚が遊びに来たが、みんな上着を着たまま、部屋にいる。
さすがに家主はだいぶ慣れっこになってきたが、初めての客にはかなり厳しい寒さを肌に感じるようだ。

大きな窓に囲まれ、かつ、コンクリートの壁面であるから、ある程度は予想していたが、こんなに寒いと思わなかった。
家の4面のうち、2面がガラス、2面がコンクリートになっているので、外の冷気がほぼ貫通している。
窓側にあるパソコンを使うときは、あまりに寒いので、手袋をしながら、キーボードを打っている。マジ話だ。

ガラス面にカーテンでもすればいいのだが、どうもカーテンの似合わぬ窓のつくりになっており、悩んだ末、カーテン設置は保留になっている。
ガスストーブも考えたのだが、キッチンがちょっと特殊な作りになっていて、ガス台すべてがキッチンに埋め込まれてしまっており、しかも、ガス栓も1つしかないため、断念。
ドンキホーテでも行って、ハロゲンヒーターでも買ってこようかな・・・と思う今日この頃。

次に、ガスレンジ。
家でほぼ自炊している私にとって、このキッチンの使いづらさはかなりのマイナスであった。

去年の引越しコラムでも書いたが、火加減調整ができない。というか、火加減調節のつまみがそもそもないのだ。
つまり、一定火力で調理をしろと・・・・無理!

家主としてはそれでもなんとか工夫を凝らし、炒め物、揚げ物、焼き物などは普通にできるだけのスキルアップをしたが、天ぷらだけはどうしてもダメだった。

家主の「工夫」とは、縦に2つ並んでいるコンロ(すでに縦という時点で使いづらい)の奥側の「火力強&一定火力」コンロでまず調理を始め、沸騰したり、ある程度きつね色になってきた頃に、手前の「火力弱&ある程度火加減調整可」コンロへすばやく鍋を移動するというものだ。

この移動タイミングがかなり難しく、2ヶ月経ってやっとコツをつかんだ。
ところが、天ぷらに関しては、どうもこの方法が通用しない。
火力強コンロだと揚げすぎてしまい、火力弱だと衣がベチョっとなってしまう。

で、思った。
「天ぷらはやめよう・・・・」
以降、悪あがきをやめ、天ぷらだけはおとなしく外食することにした。

次に、明かり。
蛍光灯の配置なのか、何が悪いのかは分からないが、薄暗くいまいちパッとしない。

これも家具の配置とか工夫はしてみたが、あまり効果がなかったので、照明器具を新たに買い足した。
蛍光灯がいまいちだったので、電球にしてみたのだが、これが結構明るくていい感じだ。

あと、「暑い」こと。
一番最初の発言と矛盾しているようだが、今の部屋は事実、暑くて、寒いのだ。

「暑い」というのは、朝と昼過ぎくらいまでの時間帯で、かつ、かなり天気の良い日に起きる現象。
今の家は寝ながら空が見える(ベッド付近天井一面ガラス)ようになっており、この部屋にした決め手でもあった。
確かに青空を眺めながらの昼寝、星を見ながらの睡眠はとてもとても最高なのだが、その反面、太陽の光がサンサンと降り注ぎ、冬なのに、寝ている間に汗をかくくらい暑い。温室植物気分である。

朝は暑く、夜は寒い。
なんて自然志向の家なんだろう。

まだまだいろいろとあるが、「住めば都」とはよく言ったもので、なんとかなるもんだし、どんなところでも意外と楽しく住めちゃったりするもんだ。





「なんとか元気にやっております」
日ごろあまり会えない友達へ、引越し報告も兼ねて。








■今日のカメ

■太陽の光がサンサン
引越して、2ヶ月が経ちました。_f0232060_1312627.jpgベッドが置いてある場所です。
写真ではあまりよく分からないかもしれませんが、窓の方を見れないくらい太陽があたってます。汗ダクです。









■エアコン
引越して、2ヶ月が経ちました。_f0232060_1315396.jpg上の階と下の階にそれぞれ一基づつあるのですが、ほとんど効きません、外の冷気が寒すぎて。










■コンロ
引越して、2ヶ月が経ちました。_f0232060_1321799.jpg縦2つのコンロがキッチンに埋め込まれています。下の丸いボタンを押すと着火しますが、ご覧いただくようにつまみらしきものが、左側の丸ボタンの横、つまり火力弱の手前コンロにしかありません。奥コンロは一定火力なんです。








■リビングの照明電球
引越して、2ヶ月が経ちました。_f0232060_1324057.jpg首なが竜みたいで、かわいいです。首の部分は自由自在に曲がります。かなり明るいです。










■パソコンデスクの照明電球
引越して、2ヶ月が経ちました。_f0232060_133095.jpg裸電球の照明器具を買いました。警察の尋問室みたいです。
かなり明るくて、かわいいです。机に挟むタイプなので、場所もとらず、便利です。
# by meshi-quest | 2005-02-02 12:59
私のママが亡くなっていることは何度か書かせていただいた。

父ももういないし、おばあちゃんも10年以上前に亡くなってしまった。
おまけに兄弟もいないので、私一人という超シンプルな家族構成になっている。

今、唯一肉親はおじいちゃんだけになってしまった。



おじいちゃん。
おじいちゃんと孫は、昔からすごく仲が良かった。

うちは共働きだったので、幼稚園から帰るとおじいちゃん家に直行することになっていた。
おじいちゃん、おばあちゃん共に良い人で、何か悲しいこと、困ったことがあるとおばあちゃんに相談し、何か楽しいことをしたり、話したりするときはいつもおじいちゃんだった。

もう御年今年で90歳になるが、すごく頼りになるスーパーおじいちゃんである。

90歳と聞くと、もしかしたらかなり腰が曲がって、あまり動かないお年寄りを想像するかもしれない。誰かに介助されているイメージかもしれない。
が、私のおじいちゃんはよく歩き、よく食べ、よく笑う、90歳とは思えない元気なおじいちゃんである。むしろ、いまだに私がおじいちゃんに相談をしたりすることもある。

まず、私(約168センチ)より背が高い。
背筋もピンとしているし、どこか食事に行くときも私がタクシー・・・とか言っている側で、この距離なら歩こうよと言う。

去年の引越しの際も、私の荷物運びを一緒になって手伝ってくれて、私でも踏ん張って持ち上げるような荷物を簡単に持ち上げる。

とても器用で、好奇心が旺盛であり、家の倉庫に自分で配線をして電球を取り付けてみたり、木で棚を作ってみたり、色々なことをする。今もご飯は自分で自炊をしている。

きちんと私との会話も噛み合うし、冗談も言う。
正直、自分が90歳になった時にここまで動けて、ここまで元気で、ここまでいろんなことに興味と理解があるお年寄りになれている自信がない。

おじいちゃんになぜこんなに元気で丈夫でいられるのか秘訣を聞くと、「戦争行ってたからじゃないかなぁ。若いもんとは違うんだよ。」と決まって笑う。

こうして孫が安心して働けるのも、おじいちゃんが元気でいてくれるからでもある。

子供の頃はしょっちゅうおじいちゃんちに遊びに行って、泊まったりもしていたが、社会人になってからは電話で話すことはあっても、会ったりする機会がなかなか取れなくなってしまった。引越して家もちょっと遠くなってしまった。

で、先日、孫はおじいちゃんを食事に誘った。
「おじいちゃん、ご飯食べに行こうよ。」
「いいよ。」
「何食べたい?食べたいものある?」
「何でもいいよ。何でも食べれるから。」
「じゃぁ、寿司は?」
「いいよ、りえの好きな寿司にしよう。」
こうしておじいちゃんと孫は二人で蒲田の寿司屋に行った。

寿司屋には会社帰りのサラリーマンが酒を飲みながら、寿司をつまんでいた。
おじいちゃんと孫・・・、たぶん客には謎のお年寄りと謎の若い女に見えたのか(笑)、こっちを凝視された。

おじいちゃんと孫で寿司屋のカウンターに座り、一緒に熱燗をくみかわし、寿司をつまみながら、おじいちゃんの戦争体験を聞く・・・。
なんだか、すごく幸せな気がした。








■今日のカメ

■おじいちゃん
おじいちゃんと孫 _f0232060_12542174.jpg「いいよー、俺の写真なんてー」と照れているおじいちゃん。
90歳にはホント見えないです。








■おじいちゃんと孫
おじいちゃんと孫 _f0232060_12552335.jpg考えてみると、大人になってからおじいちゃんとツーショットで写真撮ったのは、私が大学卒業したときに、ママと一緒に三鷹まで来てくれた時以来だったなぁ。







■握り「小粋」
おじいちゃんと孫 _f0232060_1255492.jpg蒲田駅から徒歩1分。
西口駅前の飲み屋街にある「小粋」さんです。

カウンターしかなく、小さなお店ですが、「赤しゃり」という赤酢を使った赤みの帯びたシャリが特徴で、お寿司も美味しいです。






■中とろ
おじいちゃんと孫 _f0232060_12561089.jpg激ウマでした。追加でもう1個食べました。
ほんのりシャリが赤いのがごらんいただけますでしょうか・・・?






■かんぱち
おじいちゃんと孫 _f0232060_12563466.jpg歯ごたえがあり、脂ものっていて、ウマウマでした。







■えんがわ
おじいちゃんと孫 _f0232060_12572235.jpg寿司屋行くと必ずえんがわは食べますね。子供の頃は全く食べれなかったのですが、もう今や好きな寿司ネタのベスト5には入ってます。
ちなみに、上に乗っている黄色いものは、卵でした。脂っぽさがほんのり甘い卵でいい感じに中和されていました。





■サラダ巻き
おじいちゃんと孫 _f0232060_12574460.jpgかにサラダとか、ツナサラダとか、寿司飯とマヨネーズの組み合わせは結構好きです。









■たまご その①
おじいちゃんと孫 _f0232060_1258990.jpgここでは大将のその日の気分でいろんな出来立て玉子焼きが味わえます。

この卵、ちょっと茶色いでしょ。
食べてみると、ほんのり甘くて、カカオの味がします。
そうです、ココア入りです。意外な組み合わせですが、実は意外に美味いんです、これ。





■たまご その②
おじいちゃんと孫 _f0232060_12583254.jpg大将がもう1個できたよと持ってきたのが、これ。
ちょっと緑がかっています。
ほうれん草?最初私もそう思いましたが、パセリ入りだそうです。
# by meshi-quest | 2005-01-26 12:53 | 蒲田
ついに来た。

ついにこの日が来た・・・。

私には、どうしても会いしたくて、でも、いつどうやったら会えるのか分からない【神様】のような存在の人が何人かいる。
その中の一人に、ついに会うチャンスがやってきたのだ。



1月某日、新宿西口の大手ゲームセンターで超ビッグなイベントが行われた。
イベントの名は、「大山のぶ代一日店長」

大山のぶ代さん・・・
女優でもあり、料理研究家でもあり、そして、言わずとしれたドラえもんの声優さんである。

ドラえもん好き関しては、このコラムでも何度か書かせていただいた。
パンを食べるときもドラえもんトースター、寝るときも枕元にドラえもん、携帯着信&着メールはもちろんドラえもんソング、未だに何度見てもドラえもん映画で号泣する始末。

最近は年のせいか、ドラえもんの感動的なワンシーンを思い浮かべただけで泣けるようになった。ある種の特技だ。
この特技は何回か友達の前で披露したのだが、そうとう驚かれた。

そう、ドラえもんは私が生きていく上での重要なパーツの1つなのだ。
ドラえもんの声、しぐさ、笑顔、すべてに癒される。

辛いことがあったら、ドラえもんに会う。
のび太がジャイアンにいじめられてドラえもんに泣きつくとき、心の中ではいつも私も一緒にドラえもんに泣きついている。
時には、「もっとしっかりしないとダメだよ」と励まされ、時には「そりゃ、ひどい。なんとかしてあげる。」と助けてくれる。
とにかくドラえもんが大好きだ。

一度でいいから、生で、この耳でドラえもんの声が聴きたい・・・。
ずっとずっと夢だった。
あわよくば、ドラえもんに「りえちゃん、大好き」なんて言ってもらいたい。
いや、そんなことがあったら、気絶してしまうだろう・・・。

こんな私にとって、このイベントはまさに狂喜乱舞、超BIGイベントだ。
とうとう神様の一人に会える・・・。

気合入れて、イベント前日に会場の下見まで行った。
会場が分からずイベントに遅れるとかはもってのほかだ。

前日からすでに整理券の配布や席取りで並んでいる人がいるのでは・・・と一人で焦っていたのだが、行ってみると特に音沙汰もなく、会場もできていなかった。
お店の人の話でも当日そのままお越しいただければ・・・といった感じだった。

前日勝負がなくなった分、ちょっと安心しつつも、当日は超気合を入れていかねばならぬ。
かなりドキドキして、前の日何度か夜に目が覚める始末だった。

当日。
天気は最悪の大雨。風も吹いて、気温もかなり低い外出にはまったく向いてない天気だった。

中学生が天下のアイドルに会いに行くかのように、私が出来る最大限のおしゃれをして、出かけた。
握手できたときのことを想定して、いつも指にしているごっついメンズの指輪から、女の子らしい指輪に変えた。
自分で言うのもなんだが、もう重症だ(苦笑)。

電車を降りて、イベント会場へは待ちきれずに小走りで向かった。
会場に着くと、ゲーセン入り口のUFOキャッチャーをどかしたスペースにステージが作られていて、その周りを何十にも人垣が出来ていた。
しかも、新宿、ゲーセンという場所柄か、人垣が頑丈で、背丈が高く、隙間を縫って前へ進むこともできない。鉄壁のスクラムを組まれていた。

神様がこんなに近くに来るのに、これっぽちも見えない。
もう泣きそうだった。

こんなところであきらめてはいられないので、必死にわずかな隙間を探して歩き回った。
一箇所、遠くはあるが、斜め45度からステージが見える場所を見つけて、陣取った。
途中、何度か会場の方に「道をあけてください」「立ち止まらないでください」と言われたが、ホントすみません、譲れません、これだけは。どうか勘弁してください。

14:00。
司会の人の呼び込みで、会場にドラえもんのお馴染みのテーマソングが流れた。
「あんなこといいな~できたらいいな~」

そして、その曲に会わせて、大山のぶ代さんがステージにあがられた。
開口一番、「みなさん、こんにちは。」(ドラえもんの声で)
もう泣いてました。幸せ。

そこから、大山のぶ代さんのトークイベントが始まった。
普通にお話されている声も、ほぼドラえもんだった。マイクを通しているせいか、すごくドラえもんだった。
話の中で何度か「のび太くん」「しずかちゃん」という単語が出てきたが、やっぱりドラえもんだった。

トークイベントのこともじっくり書かせていただきたいが、長くなってしまうのでやめておく。
一生の想い出としてココロに閉まっておかせていただく。





約1時間におよぶイベントが終了し、最後にみんなに向かってドラえもんがこういった。
「みんな、またね。ばいばい。」

ドラえもぉぉぉ~ん、またねー(絶叫)!!!!!








■今日のカメ


■私の位置からの神様
大山のぶ代さんと会った日 _f0232060_12511487.jpgご覧の通りかなり遠い位置です。これが精一杯やっと見つけた隙間です。











■ズームして見た神様
大山のぶ代さんと会った日 _f0232060_12513517.jpg大山のぶ代さんです。感激です。
# by meshi-quest | 2005-01-12 12:49
明けましておめでとうございます。

皆様、お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。

今年の正月は12/29~1/3までと非常に短かったので、結局どこに行くこともなく、引越したての新居でひっそり新年を迎えておりました。

12/28は会社の忘年会があり、当然そのまま朝までとなり、12/29は夕方まで寝てしまって一日をつぶし、12/30は家の大掃除をして、12/31にはお正月のおせちの買出し・・・・と、なんだかんだ用事があって、バタバタしながら年を越しました。

以前住んでいた蒲田には駅ビルが3つあって、コラムでも紹介させていただいたことがありますが、その各地下街にかなり優秀な生鮮市場があるので、いつもそこに買い出してたんですが、今年は駅に駅ビルすらない町に越してきたので、隣町まで電車乗って買い出しに出かけました。

しかも、買出しをした31日はまんまと大雪に降られてしまって、もうそりゃ、大変でした。
生鮮市場を探しつつ、買い物をしつつ、お正月のメニューを考えつつ、雪に降られつつ、あー靴はビショビショ・・・。

あ、あと、31日は買い物しておせち作りながら。K-1とPRIDE観てました。
いいですねー、格闘技は。大好きです。
この格闘技タイムだけは譲れませんね。

で、年明けて、1日。
当然初日の出など見ることもなく、昼頃やっと起床。

さて、正月と言えば初詣へGOなのですが、この町に神社仏閣があるのかどうかも分からず。
悩んだ挙句、とりあえず有名どころに行こうと決め、友達みんなで小泉首相ばりに九段下の靖国神社へ参拝に行くことにしました。

さすが昼過ぎに起床しただけのことはあって、重い腰をあげて靖国に着いたときはすでに6時。終了ギリギリ。
そのくせ、お願いしておきたい案件はかなりあり、人一倍長くお祈り。

そして、おみくじ会場へ。
気合入れてひいた神言は、「吉」。
簡単に内容を要約すると、「良くも悪くもありません。まぁ、頑張れよ。」といった感じ。

待ち人、来るかも。
金銭、努力惜しまなければ貯まるかも。
旅行、場所によるかも。
すべてこんな感じです(苦笑)。

まぁ、神様的にも良くも悪くもないということなので、地道に頑張っていこうかと思います。



本年もどうぞよろしくお願いいたします。








■今日のカメ


■靖国神社
靖国参拝から始まる正月 _f0232060_12473920.jpg金色の菊の紋がオーラを放っている本殿前











■今年は酉年
靖国参拝から始まる正月 _f0232060_1248198.jpg酉年ですね。
いつも不思議なのですが、「トリ」とは「にわとり」を指すんですね。孔雀のようなちょっとゴージャス鳥じゃないんですね。











■神酒
靖国参拝から始まる正月 _f0232060_12483194.jpgお正月の参拝客に日本酒を無料でふるまってくれるようです。
樽の木の香りがして美味しいお酒でした。
# by meshi-quest | 2005-01-05 12:45
今年も色々とあった。

この時期に毎年、今年最後の更新となるご挨拶を書くとき、あぁ年末だなぁ、と思う。

振り返ってみると、今年はやはり11月の引越しが一番大きなイベントであった。
子供のときから住んでいた蒲田を離れて、見慣れぬ新しい土地へ行った。
移民気分だ。

近しい人にしかまだ引越しをしたことを言っていないので、きっと年賀状は昔の家に 届くんだろうなぁ。
郵便局の転送願いを出しているので、そこは安心だが、さすがに引越し状をみんな に送んないとなぁ・・・。

去年までは、毎年、近所にあった日蓮宗総本山「池上本門寺」に初詣行ってたけど、今年はどうしよう。
そもそも近所に神社とか寺とかあるんだろうか・・・。

まぁ、なんとかなるかな。



心残りと言えば、毎年必ず1年間の自分へのご褒美に夏休みに海外逃亡していたのだが、海外逃亡どころか、会社からも逃亡できなかった。
というわけで、年明けてどっかのタイミングで休めたらいいなぁ、と今から画策し ている。

2年前のこの時期は、病院で入院をしていた。
コラムにも書かせてもらったが、丸1ヶ月の入院となってしまい、クリスマスもお正 月も病院で過ごすのか・・・と泣きそうだった。
かろうじて、クリスマス直前に退院できて、町を歩いたときには、本当に健康に感 謝した。

そう思うと、私も一年健康で、おじいちゃんも健康で、アメショーのやひちも健康 で、私の大切な友達も健康で、みんなで無事年を越せること、それがなによりなのだ。





今年一年、ご愛読いただきました皆様に、心より感謝致します。

今年も残りわずかとなりましたが、どうぞ健康で、笑って楽しく、新年を迎えられま すよう、お祈りしております。

引き続き、来年もこのページでお会いできることを楽しみにしております。

どうぞ良いお年を。





2004年12月某日

成沢理恵








■今日のカメ



■「ばら組 なるさわりえ」からの贈り物。
新しい土地で。 _f0232060_121796.jpg引越しをしていたときに、押入れのかなり奥から出てきました。
幼稚園の時にクレヨンで書いた絵のようです。
タイトルは「おまつり」です。

最近、絵も描いてないし、こういう盆踊りをゆっくり眺める時間もなかったなぁ。

これを見てたら、無邪気にお祭りを楽しんでいた頃の思い出がスッと蘇ってきた気が して、なんだか嬉しかったです。
# by meshi-quest | 2004-12-26 12:00
引越したての人がよく「うちは今ダンボールの山」と言うが、本当だ。

今、目の前でダンボールがタワーのように山積みになっている。
さっさと開封してしまえばいいのだが、開封しながら、どこに何を入れるか決めて いくという作業は容易でなく、やる気も起きん。

昔から、遠足も現地へ行くのとお弁当を食べるのは楽しいのだが、行く時の準備と帰 ってきて元にかたすのはホント嫌いなのだ。

どうしよう・・・・、コレ。
まったく動く気配を見せない家主に見かねて、友達がてきぱきと開封を始めてくれた。
やはり、持つべきものは、自分に理解ある友達である。

こうして友達のヘルプを元に重い腰をあげたのだが、量が量なだけに、なかなかはか どらない。
食器とか位置も場所も分かっているものは比較的すんなりいった。
が、食玩のおもちゃとか、ドラえもんのぬいぐるみとか、こういう微妙なサイズ の、微妙なものたちをどこに収納するかはかなり考え込んでしまう。
そして困ったことに、こういう微妙なモノたちがすごい量あるのだ。

どうしましょう・・・・、コレ。
引越して、もうかれこれ数週間経つが、まだ目の前に茶色い箱がゴロゴロしている。

困ったことに、ダンボールでもこと足りてしまうのが問題だ。
必要なときに、必要な箱を開ける。
見栄えさえ気にしなければ、ダンボールの山はちょっとした収納棚だ。

いや、いかん、いかん。
堕落の神が手招きしていた。
今週末こそは、片付けるぞ・・・・・・たぶん。

新居は、イイ。
気分が、イイ。

「お引越し①」のコラムでも書かせてもらったが、かなり快適だ。
家にいる時間が楽しい。

最初は他人のうちに居候しているような感じで落ち着かなかったのだが、やっと自分 の家である自覚が出来てきた。

「住めば、都」とは、よく言ったものだ。
周りにほとんどエンターテイメント施設(本屋、カラオケ、ゲーセンなど)がな く、蒲田よりかなり物価が高いのだが、まぁ、なんとかそれなりにやっていけるし、それなりに楽しめる。
慣れてきた、この町に。



今年、この新しい町で、新しい年を迎える。

そんな経験もいい。
今からワクワクしてきた。








■今日のカメ

■引越しの王道。
お引越し。(5) ~ 新居 ~ _f0232060_11535635.jpg引越しといえば、コレ。
ダンボールを机にして、近所の中華屋から出前。

注文していたテーブルが引越しの1週間後まで届かなかったので、こんな生活が続いてました。



■うちの玄関
お引越し。(5) ~ 新居 ~ _f0232060_1158051.jpg一応、「玄関」なのですが、玄関として段差があるわけでもなく、部屋とそのまま陸 続きなので、中華屋の出前のおじちゃんとか、家具配送の運搬屋さんとかが土足でずかずか部屋まで入ってきちゃうので、困りました。

なので、今は、人が来るときには「ここまでが玄関です」と、まず玄関の位置の説明 をします。



■うちのトイレ
お引越し。(5) ~ 新居 ~ _f0232060_11582234.jpgガラス張りで、中にカーテンがあります。
一度カーテン全開でトイレ体験をしてみたんですが(笑)、落ち着かなくて、閉め ました。



■引越し祝い①
お引越し。(5) ~ 新居 ~ _f0232060_11584869.jpg引越しを手伝ってくれたみんなで近所の飲み屋にて簡易引越し祝いをしました。

料理の横にゆりの花が付いていますが、別に撮影用ではなく、ここの料理すべてにな んらかの「花」が付いているみたいです。


■引越し祝い②
お引越し。(5) ~ 新居 ~ _f0232060_11591298.jpg山芋の磯辺あげ。
横には紫色のお花と、磯辺あげを食べているかのようなカニの飾りがついています。
# by meshi-quest | 2004-12-10 11:52
11月下旬。
いよいよ引越し当日となった。

会社から帰って毎日のように、いるモノといらないモノの仕分けをして、持ってくモノをダンボールに詰めて、大量のゴミを捨てて・・・そんな日々を何週も送って、やっとこの日が来た。

とにかく「捨てる」。
今回はこれがテーマの引越しだった。

実家にたまっていた長年の歴史を処分し、押入れというタイムカプセルに入っていた想い出も思い切って捨てた。
家具も家電もかなりガタが来ていたので、心機一転買い替えをするつもりで、ほとんど処分した。

間に合わなくて、土日は毎週のように親友に来てもらい、引越し当日までダンボール詰めを行っていたが、なんとか引越し準備が完了した。

今回の引越しは、色々と探した結果、アリさん引越しセンターにお願いをすることになった。
社内で最近引越しをした同僚がアリさんを誉めていたので、アリさんにした。

安い、安心、丁寧はどの引越し屋さんもうたっているが、アリさんの最大のウリは、引越しを行う人が、全員自社社員というところだ。
アルバイトを使っていないので、人としての安心も保障します、丁寧に作業します、というのだ。

確かに、すごく丁寧に作業をしてくださったし、そしてなんと言っても、すごく安くすんだ。
家の規模や内容にもよるとは思うが、うちなんて、数万円ですんだ。
ダンボールもいっぱいくれたし、色々と手伝ってくれたし、雛人形をトランクルームへ預けることになっていたのだが、それも新居への移動途中で快く立ち寄ってくれた。ありがたいことだ。



さてさて、引越しの話に戻す。
14:00にアリさんが家にやってきた。

最初に引越し作業の内容説明を受け、作業が開始されたのだが、引越しはホントあっと言う間だった。
力ある引越し屋さんが、ダンボール2箱、3箱当たり前で、怒涛のように上から下へ運ぶ。
冷蔵庫もいとも簡単に前へ動き始め、階段を下り、トラックの中へと入っていった。
今回持っていくものと言えば、ダンボール約20箱と、冷蔵庫と、ガスヒーターくらいなので、トラックへの荷詰めは一瞬で終わった。

山のように積みあがっていたダンボールが一瞬にして消えた。
二人とも痩せている若いお兄ちゃんだったのに、なんともすげー力持ちだ。
引越し屋さんが好きという友達が昔いたが、分からんでもない気がした。

残りは、廃棄処分となる大型家電や家具の運び出し。
持って行く冷蔵庫とガスヒーター以外はほぼ捨てるので、アリお兄ちゃん(アリさん引越しセンターのお兄ちゃんの略)二人がかりでベッドやらタンスやらを下におろす作業が始まった。

ほとんどは原型もしくは分解で外に運び出せたのだが、ママの部屋にあった和ダンスだけは、原型も無理、分解もできずで、玄関で立ち往生になってしまった。

結局、引越し屋さんと相談して、和ダンスを部屋の中で解体して、外に運び出すことになった。

どう解体するのだろう・・・と思って見ていたら、床に大きな布をしいて、その上にタンスを乗せ、まずはタンスの扉を開く限界以上に力強く折り曲げ、「バキィィィィ!!!」っと一折。

プロレス風に言うと、腕折りとでもいうのでしょうか。
これ以上、曲がんないよ!という限界を超えて力を加え、へし折る、そんな感じだ。
これが効果抜群で、かなり頑丈そうな和ダンスの扉二枚が、金具もろともいとも簡単にへし折れた。

現在タンスは、扉がなくなり、大きな木箱になっている。
次に、アリお兄ちゃんは木箱の後ろに回って、板を蹴破った。

現在タンスは、空洞の大きな木枠になっている。
すると、木枠に斜めに力をかけて、長方形の木枠がひし形になり、そのまま一気に崩れていった。

これが、和ダンスがいとも簡単に解体されるまで、である。
こういった技術も、色々な引越し作業を通して、現場で学んだそうだ。
長方形は、後ろの板さえなくなれば、斜めの圧力に弱い、私もタンスを壊すことがあったら、この知恵を拝借しようと思う。

こうして、すべての撤退作業が終了した。
廃棄処分の運び出しも含め、2時間弱。

生まれも育ちも蒲田っ子の私が、とうとう本当に蒲田を離れることになった。
もう駅でユザワヤを見ることもない。
美味しい南蛮カレーを食べることもできない。
JRのホームで「蒲田行進曲」を聴くこともない。
いざ離れるとなると、感慨深いものがある。

中学から私立に行ったので、地元の友達とはほとんど疎遠だが、蒲田という町自体には非常に愛着がある。

元・蒲田住民代表として、ホントに蒲田は住み良く、良い町であることを伝えたい。

さようなら、蒲田。
そして、ありがとう。









■今日のカメ


■歩き出す冷蔵庫
お引越し。(4) ~ 蒲田撤退 ~ _f0232060_11493137.jpg冷蔵庫が部屋の真ん中にある異様な光景。
冷蔵庫って、動かす人が動かせば、簡単に動くんですね。



■運び出される幸福の木
お引越し。(4) ~ 蒲田撤退 ~ _f0232060_1150381.jpg成沢家自慢の一品に2メートルを超える高さの幸福の木があります。

買ってきた時は、もっと背が小さかったのに、ママが育てて大きくしました。これは 大事に新居に持って行きます。


■和ダンス
お引越し。(4) ~ 蒲田撤退 ~ _f0232060_11502311.jpg着物が入っていた和ダンス。これが2つありました。



■和ダンス解体作業
お引越し。(4) ~ 蒲田撤退 ~ _f0232060_11504543.jpgちょうど今、腕をへし折られて、木箱と化したタンスの後ろの板をアリさんが蹴破っ ているところです。




■そして、なにもなくなった。
お引越し。(4) ~ 蒲田撤退 ~ _f0232060_11511117.jpg何もなくなった自分の部屋。
モノがなくなると、一気に広く見え、十数年お世話になった家だけに淋しくもあ り・・・・。




■廃棄処分の山
お引越し。(4) ~ 蒲田撤退 ~ _f0232060_11513526.jpg当日手伝いに来てくれたK嬢と、うちの廃棄処分品の山。

通常こんなに捨てることはほとんどないそうで、トラックに乗らないので、別のトラ ックが引き取りにくることに。
# by meshi-quest | 2004-12-10 11:47
さてさて、そんなこんなで中学から住んでいた家の大量のモノの片づけをはじめていたのだが、何よりも困ったものが2つあった。

1つは、着物、もう1つは日本人形だった。

ママは茶道の看板を持っており、学生時代から茶道で着物を着ていたので、家にすごい数の着物が眠っていた。

かなりカワイイ柄の着物がたくさんあった。
私が着ればいいことなのだが、困ったことに私とママでは身長差がありすぎて、合わなかった。
着物の場合、着丈はおはしょり部分で何とでもなるのだが、腕の長さは丈を出すにも限界があり、私ではつんつるてんになってしまう。

かといって、ママの大切にしていた着物だし、かなり高価なものなので、そのまま捨てるわけにもいかない。
どうしたものか・・・。

悩んだ結果、仏壇越しにママと相談し、丈とかの関係ない帯や小物や上着を自分に、一部ママの若い頃の着物は着物が着れる私の親友に、大島や訪問着など大人の着物はママの十年来の親友であるおばさんに、残りを着物専門の業者に引き取ってもらうこととした。

並行して、着物業者を探して、Kというかなりネットでも告知をしているリサイクル専門店の鑑定士の方に来ていただき、着物の鑑定をした。
リサイクル品の鑑定をしてもらうなんて初めてのことだったんで、本当はここでもその話をしたいところだったのだがその着物業者がいい年したおじさんなのに、若いからってなめてんのか、あまりにも対応や口の利き方が悪かったので、頭に来て、叱り飛ばした。

接客業としてなっていない。
人からモノを預かって商売をする人として、その対応はおかしいのではないか。
こちらはママの遺品をきちんと鑑定していただける方を探しているので、きちんと対応できないならば、引き取っていただきたい。

かなりビックリしたようで、以後丁重に、しかもおべっかまで使い始めたが、もう手遅れである。
とりあえず、謝罪を受けて、きちんと商談はしたが、ここでは皆様にお勧めできないため、割愛させていただく。
こうして接客業として、口コミが途絶えるという最悪の結果になっていることを自覚いただきたい。

最後の問題は、日本人形。

ママが学生時代に日本人形制作をならっていて、その時作ったママ手作りの日本人形が家に7体あるのだ。

娘が言うのもなんだが、ホントに手の器用な何でもできるお方だった。
記念に撮影した日本人形を「今日のカメ」で掲載させていただいたが、浅草で買っ てきたと言われても納得しそうな出来である。

ただ、新居に和室はなく、置くスペースもないので、当初、引越し前日にでも近くのお寺さんにでも行って、燃やしてもらえればいいやと簡単に考えていたのだが、それが甘かった。

どうやら東京都の条例で、人形を燃やしたときに出るダイオキシンがうんたらかんたらで、とにかく東京のお寺、神社がこぞって、人形のお焚き上げを拒否しているのだ。

困った。
ネットで調べてみても、やはり人形供養に困っている人がかなりいて、みんなでわずかな情報を提供しあっていた。

人形供養しているところがあっても、場所が静岡だったり、人形供養専門業者もあったのだが、かなり高い。原宿の明治神宮もお焚き上げをしているらしいのだが、それも年に一回。すでに終わっていた。

ほとほと困っていたときに、たまたま見つけた掲示板で、門前仲町の富岡八幡宮という神社でいつでも人形供養をしてもらえるという情報をゲットした。

早速電話してみると、快く応対してくださり、いつでもお越しいただければ受け付けます、とのこと。
その週の週末に門前仲町まで車を飛ばして、日本人形7体とともに、富岡八幡宮へ行った。

富岡八幡宮は門前仲町の駅からすぐの場所にあった。
そんなに大きな神社ではないが、趣があり、参拝客も多かった。

受付で、専用の用紙に住所と人形数を書き込み、神主さんに提出する。
どうやら、人形1体(1m以下)に付き3000円かかるらしい。なので、合計21000円ということになる。

すると、人形の数をみて、神主さんが「人形の数が多いようなので、全部で5000円 で、あとはお気持ちで構いませんよ。」と言ってくださった。
なんと、神社でまけてもらった。妙に嬉しくて、気持ち足して1万円お支払いした。

「お待ちください。」
受付の前で待っていると、別の、陰陽師のような衣装を着て、長いしゃくし(?)を持った若い神主さんが出てきて、「こちらへ」と案内された。

富岡八幡宮では本殿と少し離れた場所に人形供養専門の祭壇があり、そこで、人形にちゃんとお祈りをささげて供養するらしい。

ただ、お金を払って、焚き上げてもらうのかと思っていたので、本格的な出来事にちょっとビックリした。
今回、うちの場合は、ママが作ったものなのでという理由でゴミにはしたくなく、ちゃんと燃やしたかったので神社を訪ねたのだが、どうやら通常は「人形の髪が伸び てます」とか「人形が動くんです」とかそういったヤバイ案件でくる方が多いらしい。

詔(みことのり)をよんでいただき、約10分、きちんと供養をしていただいた。
供養の詔の中で、神主さんが人形を「ひとがたの・・・・・」と言っていたので、やはり人形には魂が宿るらしい。

引越しを通して、人形供養について学び、滅多に受けない人形供養を受けた。

この経験をここに記し、何か人形で困ることがあったら、富岡八幡宮へ行かれること をお勧めする。



○富岡八幡宮

場所:門前仲町駅そば
受付:平日、土日祝日、可。8:00~16:00まで。
http://www.tomiokahachimangu.or.jp/









■今日のカメ

■ママの日本人形
お引越し。(3) ~ 人形を供養する ~ _f0232060_11472271.jpgママの作った日本人形です。
着物の部分も、和裁をやっていたので、自分で作ったと言っていました。
すごく良く出来てます。

ホント器用な人で、ビックリします、娘としては。
# by meshi-quest | 2004-12-10 11:45
プロフィール
ゲームプロデューサー
成沢 理恵
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる㈱スクウェア・エニックスを経て、 現在、ちゅらっぷす株式会社取締役、兼、ゲームプロデューサー。

ヒマさえあれば、国内、海外を食べ歩き、遊び歩く、生粋の遊び人。

その経験は、ゲームづくりにも活かされている、はず……。
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